○X理論
・人間は生まれつき仕事が嫌いで、できることなら仕事をしたくないと思っている。
・人間は命令され、統制されないと、その能力を発揮しない。
・人間は命令されることを好み、責任を回避したがる。
○Y理論
・人間は生まれつき仕事が嫌いというわけではない。
・人間は自分が選んで身を委ねた目標のためには、それを達成して獲得する報酬次第で、献身的に働く。
・人間は条件次第で自ら責任をとろうとする。
単純に人間を2種類に分類してるわけだけど、これを子供たち向けにちょっと置き換えてみます。
○X理論
・人間は生まれつき勉強が嫌いで、できることなら勉強をしたくないと思っている。
・人間は命令され、統制されないと、その能力を発揮しない。
・人間は命令されることを好み、責任を回避したがる。
○Y理論
・人間は生まれつき勉強が嫌いというわけではない。
・人間は自分が選んで身を委ねた目標のためには、それを達成して獲得する報酬次第で、献身的に働く。
・人間は条件次第で自ら責任をとろうとする。
家庭教師という仕事は、基本的にX理論に基づいた人間観の子供たちをどうやって指導していくのか?という前提に立って考えます。
そもそもY理論の人間観であれば、塾やら予備校で十分に結果を残せるはずです…
自分でどんどんできる生徒だもん。
当然、X理論からY理論へ子供たちを成長させていくことが本物のプロ家庭教師なんだけど、これがどれほど難しいかはたぶんプロの方であれば同感していただけますよね(^^;)
私は、家庭教師は、既存の塾や予備校では合わない場合に登場するのが基本的なスタンスだと思っているのですが、この業界はそのことをいいことに…
(あぁ…。すみません。また業界の文句になりそうなのでやめます。もっとタメになることを書きましょ…)
X理論に基づいた人間観での指導となると、どうなるのかな??
たとえば、私はこれまでたくさんのX理論よりの子の指導をしてきていて、実績もバンバンだしてますが…
実は私の指導法の多くは、こういった指導が難しく他の先生方があきらめてしまうようなX理論よりの子供たちへの指導から生まれたものが多いんですよ。
ある意味では、私は子どもたちに育ててもらってるわけですが、ホントに子供たちに感謝してます。もちろん、私は信頼してくれた保護者さまにも感謝の気持ちも忘れていません。
今週末のLFLの勉強会でも、そんな前提に生まれた指導の実例をご紹介しようと思ってます。
だから、ご参加される方が仮にY理論に基づいた方法論を期待しているとなると、それはちょっとまずいかも…(^^;)
今回は、以前の参加者からのご要望にお応えする形で"家庭学習"に特化して紹介することになりました。
ほとんど同じような内容をお二人の方からご依頼をいただいていたので、実現させましたよ。
ちなみに、お二人ともプロの塾講師(大手塾の専任と個人塾の専任)の方です。
そのうちのお一人の先生いわく、家庭教師という短い指導時間の中で結果を出すためには、"家庭学習"を生徒にどうしてもらうのかが大事で、その部分で私が秀でているように見えるらしいのです(^^;)
まぁ、たしかに塾であれば生徒を強制的に残したりもできるしね。。。
私は昔ほど家庭学習そのものを意識していて、自覚していないのですが…確かに、かつては家庭教師は生徒にどれだけ家庭学習してもらうことができるかが実力だと思っていた時期もありました(^^;)
たとえば、生徒の毎日の家庭学習の時間の総計算とかは普通にしてたな。要は、1週間で何時間学習したのかを毎週数字で管理するわけです(^^;)
↑管理というと自由が好きな先生はすんごい嫌がる傾向にあるけど、生徒の実力をホントに伸ばそうと思ったら、オリンピック選手のようにきちんとウラ側でプロが総合管理してあげないと、伸びないんですよ。
逆に、自由を前面に押し出す先生には、こう聞いてます。「オリンピック選手ですべて自分で自由にやって、あれだけの結果を残している方がいれば、ぜひ教えください。」
勉強会ではもっと具体的な例を紹介しますので…
特に、かつて退学寸前で、1日中ずっとゲーム漬け(父親にDSを破壊されました)で、クラス最下位から指導開始4ヶ月でクラス1位になった子の事例を多く扱う予定です。
この子にはホントに悩まされました。
でも、この子のお陰でブレークスルーして、保護者さまとのある連携パターンの構築、ノート指定、提示順序などいろいろ作り出すことができました…(^^)/
もちろん、いまもそれを使って結果を出し続けていたりもします(これだけではありませんが)。
まだ席がありますので、興味ある方は
contact@lfl.jp
までご連絡くださいね。
お待ちしてます。
それと…
X理論よりの子供たちであっても、いくらでも実績を残せることを保護者の方にはわかってほしいと思ってます。
絶対あきらめないでください。
ただ、人間は、勝手に変わるわけではないので、何かのきっかけを与えない限りはそのままになってしまいます。
小学生・中学生(せめて高校生…ちょっと遅いけど)であれば、いくらでも柔軟に変化してくれます。その事例を私は何度も何度もみてます(^^)
困っていらっしゃる方がいれはご連絡くださいね。
私はむしろこういう方々のために、スーパー強い家庭教師集団を創ってます。普通の単なる遊び感覚の家庭教師がいいのであれば、他へどうぞ…という感じです。
ではでは。