1人の先生の思考だけでは解決できないことも、みんなでコミュニケーション・意見交換することで解決できることだってあるはず…
そんなことを私は思ってます。
でもね。
家庭教師の業界は一般的には、先生同士のつながりがほとんど皆無なんですよ。
なぜこういった現状が起きているかというと…
代表的な2つの理由としては…
@地理的問題:先生同士が物理的距離があり、一度も顔すらも合わせたことがないことも…
A研修制度の問題:研修制度がほぼ皆無であること(あると言いつつも…)
もし、業者さん経由で派遣されてる先生がいまこの記事を読んでいたら、考えてほしいのですが、同じ業者の家庭教師仲間と何人くらいにアクセスできますか?
自分よりもより指導力のある方へ相談できますか?
困った時はどうしてますか?
もし、困っていればまだ良いほうですが(なんとかしようとしていることの裏返しなので)、中には放置している先生も…
こんな業界の現状を私はすんごく危惧していて、どうにかしてこの現状を突破したいと思ってます。
結局、この問題を解決できないと子どもたちがもっともっと伸びることができなくなっちゃうもん…
先生同士のコミュニケーションを活性化させるということが子どもたちをこれまで以上に伸ばすことにつながることは、言うまでもありません。
であれば、私の取るべき行動としては、先生に対して、研修会のときに…
「コミュニケーションをとってください!」
というだけではあまりにも無責任なわけです。
また、実際に他の先生の相談に乗ったり、アドバイスをしている先生を評価してあげたい…という思いもあります。
でね…
ここからが難しいのですが、先生同士で相談している場合は、わざわざ私へ直接的に報告などしないわけです。
また報告をくれるとしても、それは一部分の限られた先生だけになる可能性があります(面倒ですし)。だから、私のもとへ報告に来る先生だけを評価するわけにはいかない現状があります。
それでは実態を反映させることができません。
よく色んな企業でも起きているけど、報告がうまいと上司からみるとその部下がとてもよく見えます。それをわかっている部下はある意味でそれを利用することがあります(それはそれで大事なのですが)。
でも、そういう人ばかりではありませんし、仮にもし上司におべっかを使っている部下ばかり(報告=おべっかというわけではないが)を上司が評価してしまうようであれば、他の部下たちのモチベーションを著しく下げてしまうことになります。
そのため、上司としてはそういった現実があることをきちんと踏まえておかなければいません。
一番大事なことは、現場でがんばることです。
そこをきちんと見てあげて評価しなきゃ、意味がないのです…。
だから、私が考えるべき問題はどうやって私が見えない部分でがんばっている先生を評価してあげることができるのか?という部分になります。
これらの問題を解決するために、すでにLFLの家庭教師では、他ではやっていない次のような制度を設けてます。
◎いつもお世話になっている先生へ感謝の気持ちを示すために、先生から先生へ図書券をプレゼントする、というものです。
もちろん、個人的に感謝の気持ちを言葉であらわすことも大事で、それはそれでいいんだけどで、LFLではこの仕組みを制度として取り入れてます。
もっと具体的に言うと、次の2ステップになります。
@私から図書券を各先生に渡す
Aそれぞれの先生はもらった図書券をお世話になっている先生へプレゼントする
私からみんなに図書券を渡しますが、これはその先生本人に渡すものではありません。あくまでも、その先生がお世話になっている先生へ渡すものです。
こうするとどんなことが起きるでしょうか?
私の感情的な評価は一切カットされ、さらには私への報告云々に限らず、他の先生にアドバイスするがんばっている先生へ図書券が流れるような形になります。
たとえば、ここにA、B、C、D、Eの5人がいたとします。
まず私からそれぞれの先生に図書券を渡し、その後いつもお世話になっている先生へ感謝の気持ちを込めてプレゼントします。流れとしては次のような形になります。
このモデルでは…
A→D
B→D
C→B
D→C
E→A
という流れで、図書券が流れました。
結果的に、Dさんは2つで、Aさん、Bさん、Cさんはそれぞれ1つずつで、Eさんは残念ながらもらえませんでした。
これによって私が見えない部分でがんばっている先生に対して、プレゼントをすることが可能になりましたよ(^^)
もちろん、この制度を実施するときには注意も必要で、たとえば、不正が起きないように…
@なぜその先生なのか?をみんなの前で説明してもらう
→これによって、単に友達だから…という理由を排除し、さらにはみんなの共通認識として共有できるし、どう行動するとよいのかがわかります
Aあらかじめ「○○先生へ △△より」と、ペンで図書券の包装紙に全員に書き込みしてもらってから実施する
→あの先生だけには図書券が渡っていないから、私はあの先生に…といった状況に応じた感情的選択ができないようにする
B私へのプレゼントは禁止
→当たり前です。これをOKにしてしまうととんでもないことになって、さらには目的からもずれます。
とか、色々あります。。。
なんでわざわざこんな手間をかけるのか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、すべては子どもたちがもっともっと伸びてほしいからです。
LFLのすべての根本はここにあるので、この目的を達成するためであれば、手間ヒマを惜しみません。
というか、この目的から外れたら私はもうこの業界からは去るつもりです…
LFLでは、こういった制度をどんどん導入したり、改良したりしながら常に子どもたちが伸びるように仕組み作りを行っています(^^)
もう個人では不可能なレベルです…
そんでもって、これらはLFL独自のノウハウとしてどんどん蓄積中ですよ(^^)/
将来的に、LFLがある一定規模になると、他の業者さんからこれまで以上に注目されて、さらには家庭教師業界の見本になるので、そのときに蓄積したノウハウを希望する業者さんにどんどん提供していこうと思ってます。
そうすれば、業界がどんどん良くなっていって、さらにはより多くの子どもたちがもっと伸びていくから…(^^)/
楽しみです☆
あっ…
ところで…
なんで図書券にするかって?
そんな疑問をもった方はなかなか鋭いです。
そりゃーもちろん、みんなに本を読む機会を提供したいからです。
読書はめちゃくちゃ大事でしょ?
みんなにしっかり読書にお金を割いて、自己実現してもらうために学習してほしいんですよ。
そのためにもみんなに図書券を渡して、本代の補助にしてもらいたいと思ってます(^^)/
だからCD券とかはナシだし、自由度の高い現金もナシにしてます。
なので、しっかり本読んでねっ!
最近は、読書活用実践会での活動もちょこちょこはじめていて、ノウハウをちょこちょこ作り始めてまーす☆
より効果の高い方法論を築きあげます☆
今日もあなたの応援クリックをお願いします(> <)/
子どもたちのためにがんばりますっ!
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p.s.
ぐるなびの創業者の滝会長にかつて私がやろうとしてることをお話したときに、話半分で一瞬でダメだしされておわった(鋭いご指摘、ありがとうございました)けど、私はやるぞー!!
ぐるなびが飲食業界を変えたように、LFLも家庭教師業界を変えるぞー(^^)/