20代までは名古屋に住んでいたため名古屋では家庭教師や塾講師の仕事をよくしてましたが、もっと労働条件が良かったです。これは地域性なのか時代のせいなのか・・・。
何か良い情報をお持ちでしたら、教えていただけると幸いです。
ご相談ありがとうございます(^^)/
この業界って、名古屋よりも首都圏のほうが、労働条件が良くないんですかね。
やっぱり名古屋よりもこっちのほうが競争が激化してるのかな…
私は大学時代にあなたと同じ大手で時間講師していましたよ。
4年間も…
一般的な業界では、4年なんてまだまだ新米そのものなのかもしれないけど、ここの塾だと4年間もいれば、もう室長と同じくらいの経歴になるんですよね…
当時のあの塾でよく言われていたことに…(今は知りませんが)
「3回講習を経験すれば、1人前」
というのがあります。
なんでたった3回の講習だけで1人前といわれるかというと、その背景にあるのは、講師の入れ替わりの早さにあります。
あの塾は、1年間で半分くらい講師が入れ替わるそうですよ。
講師のIDナンバーからある方が推定していました…(^^;)
大手塾の実態なんて、そんなもんですよね。。。
原因のひとつは、あなたの思っていることとしても挙がっていることもあります。
授業時間数しか給与が発生しないのに、それ以外の業務もほぼ強制になってますしね…
たとえば…
40分授業×2コマで、間に休憩が5分あった場合は、この休憩はあくまでも生徒のための休憩であって、先生の休憩ではない…と言い張っているにも関わらず、先生への給与は発生していないとか。
そんなことを指摘しだしたら、いくらでも矛盾点がありまくるのがこの業界なわけです…
ちなみに、私の当時の実質時給は…
200円でした。
これ、ほんとです。
コンビニでアルバイトしたほうがよっぽどお金を稼ぐことができる状態でしたよ。
でも、私の場合は、お金を稼ぐという目的での仕事としてとらえていなかったので、それでも十分でした。
集団授業の練習をすることできる…というそんな場を提供してもらえることが私にとって何よりの最高のものだったので、採算なんぞ考えなく突っ張り知りましたよ…(^^;)
今の自分がいるのは、やっぱり当時時給200円であっても、そこらへんの時給800円のアルバイトとか、高級な時給1200円の深夜のコンビニとか。
そういうのをやらなかったからだと思ってます。
一生懸命に子どもたちがどうしたらもっと伸びていくのかを考えに考え抜いて、それで60名の生徒の一人当たりの偏差値が1年で9UPして、伸び率で講師No1になって、それでも満足できなくて…
家庭教師で成積3の子が半年で首都圏1位になって、それでも満足できなくて、大手予備校の高卒医学部コースでやってみたり、教育実習で色々新しいことにチェレンジしてみたり…
教育と洗脳が混同されているような現実を感じたり…
もちろん友達との教育議論やら、保護者様とのお話やこのブログで色々書き出してみたり…
さらには、もっと自己研鑽したくて、東工大院で現在日本の高校生が必須になっている教科「情報」を創り出した教授のもとで研究生活をしたり…
私の場合は、そんなことを経て、今のLFLの家庭教師ができました。
結局、この仕事は、どれだけの準備に時間をかけるかで実質的な時給が変わっていきます。
さぼろうと思えば、きっと額面通りの時給で仕事ができるとは思いますよ。
大事なのは、それで本当に良いのかどうかです。
前置きが長くなりあしたが、今の塾を続けるのであれば、選択肢は2つ。
1.あなたがもし子どもたちがもっと伸びてほしいと考えて授業をするのであれば、当然準備やフォローに時間をかける必要があるので、時給は下がります。
2.あなたが額面通りの時給がほしいということであれば、極限まで手を抜きましょう。(子どもたちがどうこうは、授業時間の間だけ考え、それ以外は業務時間外なので無視する)
要は、子ども中心か?自分中心か?のどっちでいくのか…ということです。
個人的に思うこととしては、もし選択肢1の自分中心で、時給面(お金面)を最重視するのであれば、この業界は向きません。
他の業界へ行ったほうがよいかもしれません…
もちろん、ビジネスはビジネスで大事な仕事ですし、ビジネスをしたい方ももちろんいるので、それについてとやかくは言いませんが…
個人的な感想としては、今の塾を辞めるのであっても、おそらくはそんなに変わらない実態があるとは思いますよ…
昨年度、私が取材を受けたプレジデントファミリー5月号の第二特集「信じていいの?塾講師の言葉」の内容は信頼性が高いと思われます。
有名学習塾が実名で出てきますが、実態を反映していると思いますので参考にされてください。
あとは、もしこれらに巻き込まれたくないのであれば…
あなた自身が他の方では成し遂げられないような圧倒的な何かのスキルがあれば、別です。
そういう方は、そもそも一般向けに作られた給与体系とは別で、あなただけの個別待遇を用意してくれるはずですので。
どんな仕事をしたって大変ですよね。
もともとそんなラクな仕事はないです。
だからこそ大事なのは、自分が何をしたいのか?ではないかとつくづく思ってます。
そこを小さい頃から意識して、明確にできる人はやっぱりどんどん伸びていくのではないかと…。
私は、子どもたちに明確な目標を持って行動してもらいたい…と思って、いつも接してます。