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新着記事

2010年02月28日

プロのパーソナルトレーナーに…

カラダと心のバランスを…

と思って、最近、自分のカラダにも気をつけなきゃな…と気になりだしはじめました。


先日、大学院の先生にも、
「カラダは気をつけなきゃだよね」
と言われ、無理し続けた結果の今のカラダをどうにかしないとなって反省してます。。。


運動不足に、栄養バランスの悪い食生活に…

そして体重の増加をどうにかしなきゃと。。。



私の場合は、ストレス負荷が食生活にすぐ反映される傾向にあって、ずっと何年も無茶苦茶な生活だったからそれらも含めてどうにかしないとなんだけどさ(^^;)



で、一人では無理だと思って、さっき生まれてはじめてジムをみてみようと思って、見学に行ってきたんだけど。。。

私がプロ家庭教師として活動しているのと同じように、プロのパーソナルトレーナーについてもらって、定期的にチェックしてもらおうかと思って。。。


そしたら…

「ホルモンバランスが…」
「筋繊維が、加圧が…」

って言われてもさ。


「だから、何?」
「それがどうしたの?」

ってツッコミをいれたくなる説明ばっかり。


せっかく1対1で接しているのに、お客が何を求めているのかニーズすら聞き出さずに、一方向で説明するスタッフに、おいおいって思わずそっちが気になってしまって。。。


完全にお客無視の自分の言葉で、お客に伝わるような言葉でしゃべならいスタッフにいらっときてしまった。。。


本来はそんなことを思うために見学に行ったんじゃないけど、
「うん。うちはそうならないようにしなければ…」
と、またLFLのことを考える自分がいる。


あぁ…

こればっかりはしかたないんけどさ。


異業種をみて、我が身を振り返って、そうならないようにと自分に言い聞かせてます。


専門領域に浸りすぎると、それが専門的であることすら自分でもよくわかならくなっていってしまうからね…


まだまだがんばらないとだ!

posted by yuichi_saito at 14:16| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月27日

深夜の教育談義

昨日、母校の東工大に行ってきました〜(^^)/

卒業しても、OBとして参加できる集まりをご用意して下さる先生には感謝・感激です。


私は夜9時くらいから参加したのですが、研究室を出たのは午前3時。。。

約6時間にもわたって、現役の学生さん・先生・他のOBとお話ができたのは本当に有意義な時間でした。



先生の前ではいつも緊張の連続で、一言一句に気をつけないと、すぐ突っ込まれてしまうのですが、何といってもこの空気感がたまりません(^^)/


「一言単位」だったりそれこそ「一字単位」での厳密な表現を考えることができるようになったのは、先生のおかげです。

それまではいかに感覚的に言葉を使って来たかって…



あっ…

もちろん、このブログではそんな厳密なことは書いていませんよ(^^;)

ここはそういう場でないので、そういうことをしても仕方ないですからね。。。



話の内容はここには書けないこともいっぱいあって残念ですが、とにかく大事な時間をここで過ごすことで、さらなる自己成長につながると確信することだけは確かです。


これからも積極的に参加してきますね。

そして、大学院での研究成果を少しでもこのブログをご覧になっている方であったり、LFLに還元することができるようにがんばっていきます。









posted by yuichi_saito at 12:23| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月26日

「相手のしゃべり基準」と「自分のしゃべり基準」の不一致ってよくあります。

「しゃべり基準」

「相手のしゃべり基準」と「自分のしゃべり基準」の不一致ってよくあります。


◎Aさん;全体的に強めの主張が多い。言い切り系
「私はこう思います。」
「だからこうです。」
「それは違います。」

◎Bさん;全体的に弱めの主張が多い。ぼかす系
「こうかもしれませんね。」
「きっとこうですよー」
「それって違うんじゃないですかね…」



難しいのは、AさんとBさんが会話をしたときに、相手のしゃべっている強調語を自分のしゃべり基準として思ってしまって誤解が生まれてしまう可能性があることです。

上記は単純化してる例だけど、Aさんタイプは、言い切る系が多いから、Bさんがもしその言い切ることを、そのまま間に受けると、それはまるで凄まじいことかのように思えるかもしれない…

でも、Aさんにとってはそれが普通の表現だから、別に凄まじいことでもなんでもないのかも…



逆に、Bさんは、ぼかす系が多いから、Aさんにそうお話したときには、Aさんがぼかされたことを、そのまま真に受けると、それは全然大したことではないかのように思ってしまうかもしれない…

でも、Bさんにとってはそれが普通の表現で、本当はとてもすごいことだと思ってるのにうまく伝わってなくて…




「言い切ること」と「ぼかすこと」を1次元の座標軸上で表現すると、次のようになります。

言い切り系とぼかす系.png

この座標軸上で、どの領域をメインに用いて相手が話をしているのかに注目することも大事なことです。

この相手の領域選定を見誤ってしまうと、うまく意思疎通ができなくなってしまう可能性もあります。。。






う〜ん。。。

先日、全く教育とは無縁の異業種の方とおしゃべりしてて、そんなことを痛烈に実感したんですよね。

なるほど!って。


抽象的にいえば、ある人の領域における最少値とまた別のある人の領域における最大値の関係が、次のようになってることがあるって…


◎ある人のある事柄の領域における最大値<ある人のある事柄の領域における最少値



要は、相対関係がどうなっているのか?をきちんと見てみましょうね(^^)/

ということなのですが。。。

もう少し私も意識的に見てみようと思った今日この頃です(^^)



何かの参考になれば!




posted by yuichi_saito at 10:18| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

◎何のためにそれをするのか?

◎何のためにそれをするのか?

目的意識を持ってそれに取り組むのと、ただなんとなくそれに取り組むのとでは、全然異なった成果が出てくるよね。


目的を明確に…

とはよく言ったものだけど、実は目的を明確にしているかどうかって、目的を明確にしていないときの状態がわかっていないと明確になっているのかすらもわからなくなるんだ。

一つのことに没頭することで、その分野について突き抜けることになるんだけど、それだけだと知らず知らずのうちによくわからない方向に突き進んでしまっていることになることもある。


他が見えてないから、他との比較すらできずにとっくにバランスが崩れていることすら見えてないことになるんだよね…


最近、そんなことをしみじみと実感してます。


◎あなたは何のためにそれをするのですか?

◎そして、あなたは誰のためにそれをするのですか?

◎なぜあなたはそれをするのですか?




あらためて自分自身に問いかけてみてくださいね。

私自身も日々自分に問いかけ続けていきます(^^)


がんばりましょー(^^)/


p.s.
上記の内容は、こっちのコラムにも掲載中です。

ぜひご覧になってみてくださいねー♪







posted by yuichi_saito at 11:42| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月24日

"だいたい"の範囲 / "みんな"を数量化すると何割くらい?

先日、ちょっとびっくりしたことがあって。。。

「だいたい、こんなんですよ」
という会話があったんだけど、その"だいたい"のあらわす範囲があまりにも広すぎないか?ってツッコミを入れたくなって。。。


言葉ってほんと曖昧。。。

言葉って、人によって解釈が違いすぎるから、昔は言葉がほんと嫌いで…(^^;)

「しょせん言葉なんて…数学に比べれば…」
なんて思ってた時代もあって、今となっては懐かしい思い出だけど。。。



あっ。


"だいたい"の話で思い出しましたが、大学院でこんな研究がありましたよ。


よくこんな話がありますよね。

「みんな携帯持ってるんだよ。」
「みんなマンガ持ってきてるし」
「みんなもやってるし」

子どもからこんなこと言われませんか??

ここで言う"みんな"とは、どのくらいの人を指すのか?という研究成果です。


確か結論は、クラスの1/3だったかな?

クラスの1/3くらいの子がやってると、"みんな"という表現を使うそうです。


みんなって言っても、100%すべてではないんですよね。。。


やっぱり言葉を数量化してとらえたほうが明確になります。

"だいたい" も "みんな" も、数量化してみるだけでも、随分と捉え方が違ってきて面白いですよね(^^)/










posted by yuichi_saito at 16:38| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

知識先行と現場先行

知識先行と現場先行。

今、未知の業界について個人的な趣味で勉強しているのですが、未知の業界って知識が乏しいです。その業界のことを全然知りません。


そうすると、自分の目利きが重要なんですよね。

これまで見てきたものとの比較の中で、現場先行でありのままの実態を見ていくことになります。

で、その後、もっとその業界のことを知ろうと思って、その業界について色んな立場から書かれた書籍を読み漁り始めました。


そうすると、面白いことが起きました。


今度は知識がどんどん入ってくるので、その知識をもとにして現場が見えるようになっていきました。


これは実は教育も同じで、無知のときの子どもの様子の捉え方と、教育的知識を持った場合の、子どもの様子の捉え方とは異なってみえるんだけど、私の場合は、長期的なスパンでずっと実践し続けてきたものだから、その変化に自分自身に気がついていなかったのかもしれません。



全く知らないある特定の業界の現場を見て、現場先行で見ていたものが、一気に知識量が膨大に増えて、その知識をもとにその現場を見るようになって、一気に見え方が変わって…

短期間のうちに変わったので、自分でもその変化に気がついてビックリ(^^;)






で…

この急激な変化が起きる過程で、ちょっと思ったのです。

「あれ?妙な知識のせいで、現実をありのままに見えなくなってる??」

「ん?ありのまま?」

「そもそも人間には現実をありのままにみることなんで出来るのか?」


実は、ありのままに見るってよくわからないことです。
そこで私は思いました。

そうか。

「ありのままっていうのは、その現実の実態としてのありのままなのではなく、自分の思考のありのままに見ることである…」

と。

だから、知識が導入されることによって、これまでの自分の思考のありのままに見えていたものが、別の見え方に変わったのだ…と。

そこで何か違和感のようなものを覚えたんだなって、自己理解しましたよ(^^;)


はじめ、
「知識が入ることで、現実をありのままに見えなくしてるじゃん!」

「私は現実を直視したいんだから、そしたらダメじゃん」

「えっ?勉強したらダメってこと?」


なんて、そもそも勉強の否定?なんてことを不覚にも思ってしまった。

でも違いましたね。。。


「知識が入ることで、現実をありのままに見えなくしてるじゃん!」

「いやいや、現実は変わらないよ。変わったのは自分の見え方のほうだよ」

「勉強すればそれだけ多様な見方が出来るようになるということでしょ」

「だから勉強することは大事なことで、人生を豊かなものにすんだよ」

という最終結論に至りました。。。


あぁ…ビックリ。。。




そんなこんなで、まだまだ知識を入れ続けまーす☆

今度はどんな見え方ができるようになるかな??







posted by yuichi_saito at 09:48| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

ファンレターありがとうございました!

ファンレター、ありがとうございました(^^)/

会社にいきなりファンレターが届いてビックリしましたよ。。。



なんだか芸能人みたいな気分ですね(^^;)


応援メールを頂くことはよくあるのですが、お手紙や書面で頂くことはなかなかなくて気持ちがすっごくうれしかったです☆



これからもよろしくお願いします(^^)



posted by yuichi_saito at 11:40| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

素人発想と玄人発想

素人と玄人の違いは、経験値。
経験ないのが素人で、経験あるのが玄人です。


で、玄人発想は、経験による発想をしがちなのがメリットでもあり、デメリットでもあります。

経験という実体験に基づいた発想は、信憑性があって頼りにはなるんだけど、広がりが狭まるデメリットがあるのも事実。

であれば経験がないほうが、経験に縛られた発想ではない発想が生まれやすいので、素人のほうが広がりのある発想ができます。


だから、
「素人が何を言ってるんだ!」
なんて発想をする玄人の人はざんねんな人になってしまう。

「なるほど、知らないからこそ出てくる発想だな」
「そんな発想もありえるのか」
なんて広い目で素人発想を受け入れることって大事ですよね。



玄人になったがゆえに、見えなくなることもたくさんあります。
もちろん、玄人であっても、頭を切り替えて素人発想で…なんていうことができるのが一番いいんだろうけど、なかなかそれも難しい。

であれば、その部分を素人の方からの意見で補えるように耳を傾けたいですよね。



経験を積めば積むほどに、この考え方を忘れたくないなと痛感しています。

凝り固まった発想に陥らないようにすることって、人生を生きていく上で大事なことだと思うんだよね。



素人発想だからいいとか、悪いとか。

玄人発想だからいいとか、悪いとか。


そんな短絡的な見方にならずに、場面に応じた使い分けがもっとうまくなるようにしたい。

そう思う今日この頃です。




p.s.
子どもたちに教えていても、たまに
「そんなことするのか?」
と思うほどに鋭い解き方したり、ビックリするような発想をする子がいます。

何もしらないからこそできる発想って恐ろしいな、とホント思いますよ。。。






posted by yuichi_saito at 14:36| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月19日

過去に発売された古い過去問題集も使え!

こういうノウハウ系もちょこちょこ掲載していきますねー♪
受験指導をする際に、過去問を使うことってよくあります。

志望校の過去問を用いて、傾向を掴んで、対策を練って、その志望校にあわせた学力を身につけることで合格しやすくなっていきます。




で…

その際に、過去の入試問題集を使うんだけど、だいたい過去問題集って過去数年分掲載だったりします。


大学受験で言うと、センター試験とかはすべての過去の入試問題をまとめているところもあるけど、普通はそんなことをしません。

過去5年分掲載とか過去7年分掲載とか。



でも、第一志望の学校だったらこれだけじゃ足りないと思うんですよね。


だから、私は過去に発売された古い過去問題集を手に入れて指導することをよくやります。


たとえば…
「平成22年度入試用 過去5年分掲載」
なんて過去問題集だったら、
「平成17年度入試用 過去5年分掲載」
を見つけてきます。


そうすると、平成21年度入試から平成11年度の実際の入試問題が手に入るわけです。

合計10年分!


他の受験生が5年分なのに対して、この子は10年分を用いて、その学校の受験問題を解くことができます。



第一志望だったら、これくらいのことをするのは当然かな?と思っていて、毎年担当する受験生には購入を勧めていますよ☆



えっと。。。

今ここで、
「どこで購入するんだ?」
そんな疑問を持った方います??

そんな方は、鋭い勘の持ち主ですね。


手に入れる方法はありますよ。



でもここで書いちゃうと、ちょっとよろしくないので、内緒にしときますが。。。


そのあたりはご自身で考えてみてくださいね。


今日は誰でもできるノウハウ?でした。

こんなのが山ほどあって、それが数々のLFLの実績につながってます。

ではでは〜(^^)/





posted by yuichi_saito at 10:28| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月18日

親スタンス 点型と線型

親スタンスを2つに分類してみました。

名付けて、点型と線型。

↑数学っぽくて好きです(笑)


点型スタンスは、親が明確に目指すべきところをピンポイントで指定します。とにかくピンポイントの場所に子どもを行かせたい親です。

下記はイメージ図です。
親スタンス点型.png
*赤が親で、水色が子です。

ピンポイント指定して、そこに子どもを誘導し、さらに次のピンポイント指定をして、子どもを誘導し…というタイプの方です。




線型スタンスは、親が方向のみを示します。その方向性に沿っていればよしとするスタンスです。

下記はイメージ図です。
親スタンス線型.png
*赤が親で、水色が子です。

線と線の幅は、その親が子どもにそうなっていてほしい範囲をあらわしています。この幅が狭いとより厳しく、幅が広いとより寛容と言えるかもしれません。





点型スタンスで育てられた場合は、ピンポイントで明確に示されるので、示されないとそこへ行き着くことができない人に育つ可能性があります。また常にピンポイント指定され続けているので、どこに行ったらいいのか考える機会が少なすぎたために、指定されなくなった瞬間に、いきなりおかしな方向(いきなり逆方向?)に行ってしまうことも考えられます。

そのかわり、その求められれているポイントへ行くことについては長けた能力を身につけるかもしれません。



線型スタンスで育てられた場合は、そこから外れそうになった場合にのみ親が出てきて方向修正するので、見守ってくれている人がいなくなったときには、そのままズレ続ける可能性があります。

そのかわり、毎回自らどの方向へ行くのかを考え鍛えられているので、おかしすぎる方向(いきなり逆方向とか?)へは行かず、積極的に自ら行動できる能力を身につけるかもしれません。





点型スタンスと線型スタンスの2分類なんてどうでしょ???



これは高校生の頃にちょっと意識していたことで、
「うん。やっぱうちの親は線型だよな」
と自分の母親を冷静に分析していました。。。

*正確には、さっき名付けたので、"矢印"と"直線"でどんな親なのかを理解していました。



あなたはどちらでしたか?

もしくはどちらで子どもと接していますか?


自己分析してみてださーい(^^)/


何かの参考になれば!





p.s.
私はこんなことばっかり考えてます(^^;)

これで本当にいいんですかね。。。


少なくとも、LFLで保護者様とお話させていただく際には、喜んで頂いてます。

「先生のお話はおもしろくて…」

と言って頂けるだけでも、こんなことを考えている価値がありますよね(^^)/

うれしいです☆


posted by yuichi_saito at 13:45| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月17日

「褒め方」と「褒め基準」

褒めて伸ばしなさい…ということがよく言われます。

褒めて伸ばす、ということに異論はないんだけど、褒める際に大事なのは次の2つの視点です。

「褒め方」と「褒め基準」


「褒め方」については、よくいろんな本にも掲載されていて、どちらかというと世間一般でも大事にされているような印象を持つのですが、「褒め基準」については、おざなりにされている傾向があるように見受けられます。


「褒め方」の例として、たとえば「今日は、大きな声で本を読むことができたね。上手だね。」などがあります。ここでは、具体的なしゃべる内容を指しています。

「褒め基準」とは、どのレベルに達した時点でその言葉を発するのか?ということを指しています。



ある事柄が、たとえばレベル別に分解したとして1から10段階まであったとして、親としては8であれば、「褒め基準」に達して言葉が発動されるのですが、それではよくありません。

なぜなら、これでは子どものレベルが、8に達するまでには時間がかかり、それまでは褒めない…ということになりかねないからです。


だから、子どもが1から2に上がったときに褒める。2から4に上がったときに褒める。という形をとって、「褒め基準」を子どもにあわせていくことが求められます。


親の基準で「褒め基準」を設定するのではなく、子どもの成長過程にあわせて「褒め基準」を設定していくことで、褒める回数が劇的に増えるのは言うまでもありません。

そうすると、
「こんなにがんばってるのに!」
といった子どもの不満もなくなっていきます。

もちろん、その子の性格に応じて、あえて大人基準で「褒め基準」を設定することもありますが、一般的には子ども基準で「褒め基準」をスライドさせていく多段階制を用いるとよいです。


褒め方ばかりに注目されていて、褒め方が発動される条件についてはあまり考慮されていないように思うのですが、みなさんはいかがですか?



特に、教育熱心な保護者の方ほど、その傾向が強いように感じてます。










posted by yuichi_saito at 09:44| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月16日

帰納と演繹 〜速さと強さ〜

帰納的に物事を見ていくことも大事なことです。


数学だったら「数学的帰納法」なんていう証明法を高校生で習うけど、通常の生活や仕事においても、過去の事例から予測して、今後も成り立つであろうことを見極めていきます。

でも、帰納の難しいところは、たとえ99個の例で成り立つことがわかったとしても、100個目もそうであるかどうかはわからない…ということです。

「過去の99個の例からこういうことが言えるよね」

「確かに、99個はそうだけど100個目がそうであると言えるのはなぜ?」

なんてことが世の中、沢山あります。


だから、演繹的に導いていくことも求められるんだけど、演繹的に導いていくのは、時間がかかります。



帰納的にみて、素早い意思決定を重視して、弱いロジックで進めていくのか、それとも演繹的にみて、遅い意思決定だけど、強いロジックで進めていくのか。


どちらが良いのか、その場・その場に応じた判断が大事。



って、文章にするとあっけないけど、現場はこんな簡単じゃないから。。。



複雑に絡みあう条件下で進めていくのってホント大変!



そんなことをひしひしと感じる日々です。





p.s.
あっ、全然話が違いますが、今日からLFLもネット広告をがっつり出し始めました。


あるキーワードでなのですが…

yahoo検索で年間2,000万インプレッションって相当の検索数だよな(^^;)
↑2,000万回検索されるようなキーワードです。

たくさんの人に、LFLの存在を知ってもらえたらいいな。


そして、私たちがやろうとしていることに共感して頂ける方に、精一杯の応援をしていきたいと思ってますよ(^^)/

ではでは、これからもよろしくお願いします☆


posted by yuichi_saito at 10:50| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

【映像初公開】代表インタビュー パートU

このインタビュー映像ね…

あからさまにインタビュー慣れしてないよな(^^;)

↓再生までに若干時間がかかる場合があります↓

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テレビとかメディアに頻繁に登場される方々は、全然普通なんだろうけど、私は全く慣れてません!(笑)


まぁ、友達には
「変にしゃべり慣れてる人よりいいんじゃない?」
なーんて言ってもらえたけど…(^^;)


これが素の私ですね。。。


このインタビュー映像は、こっちにも掲載しました。

せっかくのお気遣いでこれを制作する際におまけで頂いたので、使っちゃいました(^^)/


ではでは、私の不慣れな感じを堪能してください(笑)






posted by yuichi_saito at 14:18| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月14日

成績の向上と飛行機の離陸 〜「成績」が離陸するとき〜

最近、私が面談やカウンセリングの際にお話するネタをちょこちょこ掲載し始めてます。

山ほどあるので、そのうち、こっちにもまとめようと思っていますよ(^^)/

今は、50本程度ですが、最終的には1日1本読めるように、365本以上にしようと思ってるので(^^)



えっと。

この話題もよくするのですが、こういう子が多すぎて多すぎてしかたないのです。。。



費やした"時間"と"成績"との2軸で考えた場合に、みんなはどのように成績が上昇していくと思いますか?



もし仮に、比例関係にあると思っている方がいたら、それは完全に間違いです。

時間と成績1.png

上記のようには向上していきません。



通常は、次のようなカーブを描きます。

時間と成績2.png


たとえるなら、飛行機と一緒です。

飛行機はいきなりは飛びません。



まず助走があって、ある程度のスピードに乗った時点で、そのあとに飛び始めていきます。

そのため、よくある子どもたちの例としては、この助走期間で勉強をやめてしまうことです。

そのあとに誰もが驚く伸びが待っているのに、そこで諦めてしまうから、ずっとその伸びを体験できないです。

飛行機だって、100mだけ助走したって飛べません。そこでエンジンを止めて、またあるときに100mだけ助走してみて、そこでエンジン止めて…


なんて繰り返していたら、いつまで経っても大空へ飛べないです。。。




で、受験生の場合は、ある程度の強制力が働くので、比較的助走を長く取ることができます。



でもね。

みんなスタートのタイミングが遅すぎるんですよ。。。


さきほどの図の時間軸に「スタート」と「本番」を入れてみます。

そうすると、理想形は次の図です。

時間と成績3.png


でも、多くの子は、こんなカーブを描きません。

次のようになります。
グラフを右側に平行移動させる形になります…

時間と成績4.png


上の2つの図を比較すると何がわかるでしょうか?

スタートの遅い子は、せっかく時間を費やしているのに、最後の最後の一番結果の出やすいバンバン成績の残る期間がなくなってしまっているのです。

入試本番のあとに、そのタイミングがやってきます。。。



「ほんの少しのスタートの差が、大きな結果の差となって表れる」


成績と時間4.png



この業界では、そんなことがしょっちゅう起きます。





だから、私は少しでも早いスタートをさせてあげたいのです。

せっかくやるなら、しっかり成果を出してあげて、自信も身につけさせたいじゃないですか!



今、受験シーズン真っ最中ですが、来年度の受験の方はぜひ早めのスタートを切ってくださいね。




そうすれば、来年の今頃、きっと楽しく大空を羽ばたいているはずですよ(^^)/



p.s.
昨日は、ご面談ありがとうございました!
LFLの先生の新規採用面談がありましたよ。

いつも思うのですが、学歴だけを見るといつも"超"高学歴だよな…と実感してます(^^;)

昨日も、東京大学・京都大学・広島大学の学生さんと卒業生の方々とお話させて頂きましたー☆

筑波大付属駒場中卒の方もいらっしゃいましたね!



まぁ、でも、もともと学歴は子どもたちにとっては関係ないですからね。。。

学歴があるのは最低限で、それよりは私はLFLを常に結果を残せるプロフェッショナル集団にしたいと思ってますよ。


「うちは東京大学の学生だけを紹介します」
なんて絶対にやりたくありません。。。



「うちは結果の残せる先生をご紹介します」
のほうが、あきらかにご家庭目線で考えてると思うんだけどな…


がんばりましょーね(^^)/


これからもよろしくお願いします☆




posted by yuichi_saito at 18:00| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

無料!セミナー音声 ⇒ 4/4(日)コミュニケーションスキルUPセミナー第三弾!

大好評だった第二弾に続いて、第三弾です!

4/4(日)にコミュニケーションスキルUPセミナー第三弾!やりますよ〜(^^)/

詳細はこちらから。



前回もキャンセル待ちが出てしまいましたが、今回もキャンセル待ちが出ます。たぶん…

なので、興味ある方は早めのお申込みをお待ちしてますね。すでに優先予約者がいらっしゃるので、あとちょっとだけですが。。。


今回は、HP上に前回のセミナー音声の一部を公開しました!

ブログにも貼り付けておきますね(^^)




あっ、この声はSHINですよ。

SHIN声の初公開ですね!


私自身はここでしゃべってますので。。。



ではではお待ちしていますね(^^)/




p.s.
●3/7(日)のLFLの個別教室も募集中です⇒こちら

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posted by yuichi_saito at 11:38| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

「実力テストは、実力で受けるから勉強しません」

この話題もよく現場で出てきます。

「実力テストは、実力で受けます」
「だから勉強しないです」

そんな考えをする子どもたちがどれほどいるかって…


しかも、これまた保護者の方も妙に納得してしまって、うまくフィードバックできないもんだから、子どもが変に納得してしまってる現実がある。



あのね。


そもそも先生側の立場に立って考えてほしいのです。

もし仮に自分が先生だったとして、その子の実力を測りたいから…ということであれば、どうすると思いますか?


抜き打ちテストにするでしょーに。




わざわざ前もって、
「実力テストがあります」
なんて言うわけがないのです。

年間行事予定表にいれておくわけがないのですよ。


そんなことをせずに、
「じゃあ、今日は普段からきちんと勉強してるかどうかをチェックするために、実力テストを行います」
って、やるから。。。



では、なぜそうしない現実があるのさ?


実力テストを、実力を測るために、行ってると思っていることそのものが間違いです。


そんな間違った認識をしているものだから、
「実力テストを勉強するキッカケにしないで、どうするの?」
と先日も生徒に若干怒りました。。。



「範囲が広くて…」
と言い訳をする子も多いけど、誰もすべての範囲を勉強してから取り組みなさい…なんて言ってないです。


だったら自分の苦手とする分野だけをおさらいして、実力テストに臨めばいいです。

そういった機会を利用して、今現在学習している範囲ではない昔の単元を学習する機会を作っていくことで、今後さらなる伸びが期待できるようになるんだからさ。。。





なんというか…

言い訳の材料ばっかりを用意しようとするクセのある子ってたくさんいるんだけど、私は一つずつ丁寧に否定してあげることが大事だと思っています。

それらが違うということをきちんと否定して、言い訳材料を取り除いてあげることもひとつの教育ですからね(^^)/



スゴ〜ク細かいことではあるんだけど、そういったものが大事です。



よく家庭教師や塾講師をラクで稼げるアルバイトとして思ってる学生さんも多いけど、はっきり言って、生徒指導やら教育はラクじゃないから。。。

そう思ってる人はこの世界から去ってほしいです。




あっ、ちなみに、≪実力テスト≫については、名称の変更をしたほうが手っ取り早く問題解決できると思ってます。

名称をそのままにして、子どもたちの誤解が生まれ続け、それを先生が一つずつ取り除いていく手間を考えれば、≪実力テスト≫という名称そのものを変更してしまったほうが、そもそもの勘違いが起きないわけだから一気に解決します。。。


≪実力テスト≫をたとえば…
・総合テスト
・総復習テスト
・学力テスト
とか、そんな名称にするだけで一気に解決するのにといつも思うのです。。。



≪実力テスト≫という名称を用いている学校関係者の方々。

せっかくこのブログをご覧になっていて頂いているんだし、この問題をどうにかしませんか??

















posted by yuichi_saito at 10:11| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月10日

子どもたちの間違え方の代表例として次のようなものがあります。

子どもたちの間違え方の代表例として次のようなものがあります。

・問題文の読み間違い
・自分の書いた文字の読み間違い


ある子は、間違っているときに、
「これでいいのね?」
と念押ししてもそれに気がつくことができません。


そこで、
「じゃあ、読んでみてくれる?」
と促すと
「あっ!?」
と気がつくことがあります。


こういったケースは往々にあるのですが、おそらく、視覚情報での認識力が弱いのかもしれません。


目から入る情報では、それが自分の頭の中にあるものとの比較をうまくできないんだろうな…と個人的には思ってます。


だから、読ませるのです。

読ませると、視覚を使って、情報を得て、それを頭で理解してから口でしゃべり、さらにはその発したものが正しいかどうかを自分の耳で確認できます。

さらには、しゃべる相手がいるので、その相手の反応を見て、フィードバックが行われ自己チェックすることも可能です。


視覚情報よりも、多くの情報処理が必要で、その過程によって、
「あっ!?」
と気づきが生まれる可能性がより高まるのでしょう。




視覚情報からの認識力が弱い子の場合で、本人自らに気付かせたい場合には、ぜひそれを読ませてあげてください。


きっと自分からそれが違っていることを発見してくれることと思います。
















posted by yuichi_saito at 09:47| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

「間違いの起きやすい順序」と「間違いの起きにくい順序」

最近、次のことについて考えることが多いです。

・間違いの起きやすい順序
・間違いの起きにくい順序


このことを考えさせてくれるキッカケになったのが私が担当しているある子の現状でした。


私が直接指導している子で、とにかく計算間違いが多発するのですが、ずーっとその原因の特定に苦しんでいました。


この子の現状がある3大要因…
・字が乱雑するぎる
・字が小さすぎる
・途中式を書かずに暗算しようとする
でした。


イヤ。


と私自身が思い込んでいた、といったほうがいいかもしれません。。。




この子は、学校の定期テストレベルだと、計算間違いをせずに済むのですが、模擬試験とか入試レベルになると多発します。


きっと、学校の定期テストレベルであれば、
・字が乱雑するぎる
・字が小さすぎる
・途中式を書かずに暗算しようとする
でも大丈夫なのですが、もっと複雑な形になるとこれが原因で対応できないのではないか?と思っていたのです。。。



でもね。

まだまだこれだけでは足りませんでした。

この3つを改善できても、計算問題の正答率が不安定なのです。


普通にできるときもあれば、大問1の(1)、(2)、(3)と連続で間違えることもあります。



私は悩みました。


「いったい何が原因なんだ?」
「なぜこんなに不安定なんだ?」

そこで、ある指導法を試みることにしました。


「自分の考えていることを、全部しゃべりながら計算してみてくれる?」


そしたらやっと根本の原因がわかったのです。


「××だから、△△です。○○して、□□になって…」


私は思わずビックリしていしました。


「えっ?順序がバラバラじゃん…」
「まず、○○して、□□だよ。××だから、△△で…」



本来は、
・A→B→C
という思考順序で解くものをこの子は、
・C→B→A
だったり、
・C→A→B
という思考順序で解いていました。


思わずビックリすると同時に、
「もっと早く気がついてあげればよかった…」
と猛烈に後悔をしました。



物事には順序性があります。

この子は、勝手に独自の順序で解くことが習慣になっており、それに誰も気づけず、指摘できていない状態だったのです。




思考は目に見えにくい要素が多分にあります。

外から見だだけでは、頭の中で何を考えているのは見えないことがたくさんあります。


だから、
・頭の外に出してもらうこと=しゃべってもらうこと
がとても大事なのです。

それによって、その子の頭の中を投影してもらい、どんなフィードバックを与えていくのかが決まります。




もしこのブログを読まれている方で同じようなお悩みを持ってる方がいれば、ぜひ一度同じことを試みてみてください。

「自分の考えていることを、全部しゃべりながら計算してみてくれる?」

もしかしたら、その原因が特定できるかもしれません。





私もまだまだ、ですね。

この子は、受験前ギリギリに発見できて本当に良かったです。

一気に正答率が上がり、安定しましたから(^^)/




話を戻しますが…

物事には、
・間違いの起きやすい順序

・間違いの起きにくい順序
とがあります。


同じ仕事をするにしても、間違いの起きにくい順序で進めていくことが大事です。間違いが起きにくい順序となるように順序性を考えてから取り組むことが大事でし、そうなるように改善することが必要です。

気合いや根性だけではどうにもなりません。
(必要なことも多々あるけど)



仕事が間違いなく進むように仕事を設計することも私の大事な仕事で、私はこの子からあたらめてその重要性を教えてもらいました。


がんばらなきゃですね!


まだまだこれからですが、これからもどうぞよろしくお願いします☆



p.s.
この子は、小学校受験も失敗。中学校受験も失敗。
…とずっと失敗続きで受験を終え続けてきました。

また、最高品質をうたう最大手の個別進学塾の中の、最高クラスの先生でも、根を上げて、先生が切れてしまった子です。

だから私が担当しようと思ったのですが、ここまで来るのに大変でしたよ。。。


なんとか合格してほしいです。
そして生まれてはじめての合格を手にいれてほしい!

私はこの子にとっての初の成功体験を創出したいと思ってます。
だから何が何でも点数を取ってもらわないと…です。







posted by yuichi_saito at 10:48| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

プロとアマの境目

このテーマでめっちゃくちゃ書きたい。

◎プロとアマの境目はどこにあるのか?



ごめんなさい。
でも、時間不足です。。。


最近、この業界ばっかり見てるから、少し忘れかけていたものを思いださせてもらえたように思います。


業界が違えど、あの方はプロでした。

社会的には、学生なんだけど、あきらかにプロ意識を持って仕事に取り組んでる。ずば抜けたサービス精神は、ありえないと久しぶりに衝撃を受けました。。。



私も、LFLをプロ集団にしますよ。

プロとは、社会人だからプロ…なんてそんな甘い考えじゃないのはお分かり頂けると思います。

そしたら誰だってプロになれるじゃん!



そもそも本物のプロは限られた一部の人しかなれないんだから。。。


本物のプロ集団となって、ご家庭から見たときには、
「LFLの家庭教師にお願いすれば安心だわ」
と言われ続けることを目指します。




というか、すでにそう言われ始めてます(^^)/


がんばります!




p.s.
昨日は、LFLの勉強会へご参加頂きましてありがとうございました!

今回は…
・栃木のプロ家庭教師の先生
・栃木にある大手進学塾の元副校長先生
・通信制サポート校の先生
・学習意欲の高い学生さん
などなど、充実したメンバーで行うことができました!


それにしても。。。

今回もキャンセル待ちが出ましたね…

本をご出版される予定の先生にお会いできず残念でした。


また今後お会いしましょうね!!!







posted by yuichi_saito at 17:50| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

禁止と無 ⇒ 「明文化するほうがいいのか?」 VS「何も触れないほうがいいのか?」

社会・学校・家庭など、ある団体内で行動する際には、必ずルールがあります。

そこに関わる人たちがお互いに気持ちよく行動するのにルールを設けて、そのルールに沿った行動が求められます。

たとえば、
「○○は禁止」
「○○はいけません」
という形でやってはいけないことを明文化しておき、それらを守ることでお互いに気分良く行動できます。


しかし、ここで問題が起きます。

たとえば、学校生活の中では、
「茶髪禁止」
「ゲーム持参禁止」
「マンガは持ってきてはいけません」
といったルールを設けたとしても、わざとそれらを守らない子どもたちが必ず出てきます。


「ルールにあるから、守ろう!」
という子がいる一方で、
「先生にばれなきゃ関係ないし。持っていっちゃえ!」
と思う子もいる。

もしくは、ばれないように持っていくことにスリルを感じて、わざと隠れてそれらをしようとする子もいる。


そうすると、実はルールを設けないほうがいいのではないか?ということも出てきます。


要は、無の状態です。
特に何も触れず、わざと明文化しないのです。


もともとの目的は、そういったことが起きないようにすることなので、そうすると、たとえば、1000人の生徒がいたとして、ルールを設けた場合のそれを行う人数が5人だとします。

そういったルールをわざと設けなかった場合のそれを行う人が3人だったとすれば、ルールを設けないことのほうが目的をより達成していることになります。


人間は気付かなければ、当然ながら、それを行うことはできません。

とすると、
「○○は禁止」
「○○はいけません」
という明文化は、わざわざ気付かせることをしている可能性があるのです。




だから、あることを達成しようとする際には、次の比較を行うことが大事です。

「明文化するほうがいいのか?」

「何も触れないほうがいいのか?」



会社や学校でもそうだけど、通常はそれぞれに独特の文化があります。

特に明文化されていなくとも、そうなっている現実があって…という場合には、それはある意味で明文化されてないからこそのものになっている可能性もあります。

↑何も触れないほうが、狙い通りになる現実からあるから、わざと明文化しない、ということです。




「明文化するほうがいいのか?」

「何も触れないほうがいいのか?」

という選択はとても難しくて、組織を作り上げていくような立場にある人にとってはとても大事な命題です。

↑組織を作り上げる…というと難しそうですが、ほとんどの人が当てはまります。たとえば、家庭を持っている方も当てはまります。

幸せな家庭を築く上で、もしくは、子どもを教育する上で…

果たしてこれは明文化するほうが目的達成しやすいのか?もしくは何も触れないほうが目的達成しやすいのか?など、考えてみてくださいね。




私もこのあたりのことをもっと考えなくちゃな…と試行錯誤中です。



LFLで生徒指導する際やカウンセリングを行う際にも、そんなお話をすることがあるので、ちょっとご紹介してみました(^^)/


何かの参考になれば!


ではでは〜(^^)/






posted by yuichi_saito at 15:20| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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