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2011年01月20日

◎「あっ、わかった」と言われたら即やめる。

◎「あっ、わかった」と言われたら即やめる。

よくしゃべりすぎる先生がいます。

そんなに説明したら、生徒さんが考えるべきところを先生が言っちゃうことになるじゃんって思うんだけど、それじゃやっぱりダメです。

もちろん、もともと何を目標に教えているのかによって、どんな教え方になるのかは必然的に変わるから、一概にどちらがよいとは言えないんだけど…(もちろん目的があれば、それに対しての良さは言えます)


その子の能力を伸ばそうと考えるなら、簡単に教えちゃダメです。言い過ぎは禁物。本来その子が考える部分を言われてしまったら、いつまでたってもその子は自分の力で考えることができなくなってしまうから。

でも、目先の点数がほしいのなら、そんな面倒はことはしません。基本は先生が提示して、子どもはそれを丸暗記するような流れで教えたほうが効率よく点数を取ることができます。
(もちろんこういった教え方だとすぐに限界値がきて、それ以上点数が伸びません、なんてことはよくあります。定期テストレベルならこれでも一部の学校を除いて対応できます)


ご家庭からのご要望によって、どういったアプローチで教えるのがよいのかがかわるので、基本的はご家庭ごとに変わるのですが、私の基本スタンスは、能力を伸ばすことを念頭に置いて指導します(次のテストで赤点だと留年決定…とかそんな切羽詰まった状態であれば能力うんぬんの話はできないです)。

だから…

◎余計な情報は与えない

です。


その子が、
「あっ、わかった」
といった瞬間にひと言もその先をしゃべらないようにします。

本来、足りていなかった情報を私のほうで伝えたことによって、その子が持っているものと融合されたから、「わかった」という感覚を得ることができた以上はもうしゃべっちゃダメです。

せっかく自分の頭で考え始めることができたのに、先生はそれを邪魔してはいけないからね。

それで再度挑戦してみた結果、
「あっ、やっぱりわかりません」
ってなったらそこであらためてしゃべりはじめればいいし、そのまま解決しちゃったのであれば、すばらしいことです。

結局、その子に何が足りなかったのか明確にもなります。

だから・・・
「○○に気がつけばよかったんだね」
「××を知らなかったんだね」
とよりピンポイントでフィードバックできます。
(ずっとしゃべってたら、その子にいったい何が足りなかったのかすらもわかりません。)


先生は考えることをサポートするのが役割のひとつだと思うんだ。

だから、
「わかりません」
って思考停止状態になってしまったら、あらたな情報を与えてそれらをもとに考えはじめられるように促すし、また思考がまわりはじめたら、先生はそっと見守っててあげる必要がある。


もちろんこれは、1対1じゃなきゃできないレベルです。

先生がその子の思考状態にあわせて、情報提示していくのって1対1じゃないと無理だから。2対1でも厳しいです。

2対1で授業を行ったことのある人ならわかると思うけど、基本的にひとりの子が解いてるときに隣の子を教えることになるから、その子の表情変化やペンでノートに書く際の緩急のスピードや図の書く順序とか、小さな小さな様子をよーく観察することができなくなるからね…


何かのヒントになればー^^




LFL
の勉強会のときに、先生たちにそんなお話をしてます。

ではでは^^



追伸:
頭を使って自分で考える訓練を小さい頃から積み重ねてほしいと思ってます。丸暗記してそれを正確に実行できるレベルの人はこれから?すでに?どんどん淘汰されていくだろうし(今後さらにITに置き換わっていくだろうし)、物事を自分自身で考えて、実行して、結果を出せる人材こそが本来目指すべき姿だと思うから。












posted by yuichi_saito at 19:12| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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