大学院を卒業してから3年目。
やっと少し社会と接し始めた?のかなと思える今日この頃です。
他人から言われて気がつくことってよくありますが、、、
私にはいつも言われるキーワードがあるんですよ。
「情熱」とか「熱意」とか「想い」とか。
だいたいそんな言葉で表現されるみたいです。
先日のセミナーの参加者の方にもこんなメールをいただきました。
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懇親会の席で、日本の底辺層の学力を引き上げたいと
熱くお話されている姿に感動いたしました。
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お話していて、齋藤さんの仕事への想いがガンガン伝わってきました。パワーをたくさん頂いて、感謝しています。
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ブログ拝見しました。情熱溢れる内容で、圧倒されました。齋藤さんの想いをみて、野田智義さんという方を思い出しました。私の直接の知り合いではなく、以前に新聞のコラムで知った方です(日経産業新聞だと思います)。学者の道を捨てて、リーダシップの教育NPOを立ち上げた方で、企画段階で何度も練り直して、ようやく小林陽太郎(富士ゼロックス)の賛同を得て、NPOを設立した方です。欧州の一流MBAコースの教鞭をとられた方でも、設立までは苦労されたようです(新聞には設立経緯が書いてありました)。ジャンルは異なりますが、教育や育成のキーワードでは結びついていると思います。
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そして、以下は昨日のバレンタインである方からいただいた手紙の一部です。
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齋藤さんと出会えたからこそ、変わりたいって自分で思う事が出来たんよね。もし齋藤さんじゃなかったら私はがんばるとか、変わりたいなんて思えんかったと思う。がんばり屋さんすぎる位の齋藤さんと出会えたからこそ、きっと私の心は強く動かされたんだと思うの。
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「応援しています」
「応援したいです」
って、声をかけていただけることが本当にうれしいです。
ありがとうございます^^
なんというかね、、、
でも私の場合は、基本的に好きなことしかしてないんだよ(笑)
自分の好きなことがご家庭が望んでいることだから素晴らしくマッチングしてるにすぎないから。
「子どもたちの能力を伸ばし続けること」
特に学力の底辺層の子どもたちの能力を伸ばすことを生きがいしてます。
ほんと大好きなんだよね(^^;)
今の教育業界の構造は、優秀な生徒に優秀な先生が教えて、合格実績を出すことが基本になってるんだ。
でもそれじゃ学力格差の問題は広がる一方です。格差が広がれば広がるほどに、日本全体の平均値が下がることがデータで実証されてるわけで、世界ランクでトップに返り咲くためには学力底辺層の子たちに対するアプーチが大事だから。
本当は、学力底辺層の子たちに優秀な先生らが力を割かなきゃならないのに、教育業界はそうなんてないからね。。。
だからこそ、評価指標を合格実績にするのではなくて、"変化の差"とすることが大事で、教育研究の世界なら当り前なのに、そうなっていない世の中が問題になってて。。。
"変化の差"が実績となるなら、優秀な先生らはより自分らが評価されるためにも、学力の底辺層の子たちを教えたくなって、そういうところに注目始めるんだよ。
だからこそ、実績の定義をうちはこんな形で再定義してるんだ。
なかには今年LFLから国立医学部に現役合格する生徒さんもいるんだけど、そういうのは出さないのね。そういうので打ち出したら他と一緒になるし、社会に訴えようとしてることと離れちゃうから。他にもすでに編入試験で、東大に3年次から合格した生徒さんとかもいるけど、そういうのは実績として出すつもりない(というかそういうのはLFLの実績の定義ではないから)。。。
◎教育研究では当り前だけど、"変化の差"を指導実績と思える先生がどれほど増えるか
親の見方が変わって、先生の見方が変わって、この業界が変わって、さらには日本が変わるかどうは、子どもたちに対してこの当り前の見方をする大人がどれほど増えるかどうかにかかってる。
私はそう考えていて、ずっとこの業界にいます。
下記は上記とは違ってもっと大きな見方だけど・・・
「Learning For Life」
というLFLの理念は、大人になればみんな納得してくれる考え方だと思ってます。
でも子どもたちはそう思えない実情があってね。
でもみんな遅かれ早かれどこかでそれに気がつく。
10歳かもしれない、15歳かもしれない、20歳かもしれない、25歳かもしれない、30歳かもしれない、40歳かもしれない、50歳かもしれない、60歳かもしれない、70歳かもしれない、80歳かもしれない。
人生のなかで、どこかでそう変わるときがあるんだから、だったら早くそう気付ける人生であってほしいと思って。
だから子どもたちに根本となるこの考え方を身につけてほしいんだ。
まだまだLFLに残された使命は山ほどあるけど、私自身がもっともっと学ばなければ・・・だね(^^)
まだまだだけど、これからもよろしくおねがいします!
追伸:
先日、久しぶりに実のお婆ちゃんとお話してたらこんなこと言われました。
「ちゃんと勉強したかった」
「ちゃんと学校に通いたかった」
私のお婆ちゃんの時代はまだ学校制度が確立される前で、家が貧乏だったから学校に通うことすらできなかったって。
学歴上は、小卒。
小学校を出てからずーっと働きつづけてきた。
そんな話を聞いてるだけで、私たちは今の時代に生まれたことに感謝しなきゃだよなってつくづく思えてくる。。。
お婆ちゃんはあと1〜2年の寿命でね。
そんなお婆ちゃんの想いを引き継ぐわけじゃないけど・・・
「Learning For Life」
という価値観をより早い段階で子どもたちに伝わるようにがんばります。