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2011年08月26日

◎成績を上げるために勉強するとは、言い換えると、評価方法に沿って勉強する、ということ

昨日、メルマガを書きました。

メルマガは結構ブログでは書きにくいことを書いてます・・・^^;

ブログはオープン世界、メルマガはクローズ世界なので、場をわきまえて書いてます。



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前回の要点をひと言でまとめると・・・


◎"成績"とは何を指すのかをまず明確にしてください

◎成績を上げるために勉強するとは、言い換えると、評価方法に沿って勉強する、ということ

というお話しをしました。


今日はもう少し具体的に事例を交えてお話しをしていきますね。


私も何か事例があったほうが話しやすいですし、

きっとあなたも事例のほうがわかりやすいと思いますので、

実際に私が行っている「カウンセリング」と絡めてお話ししようかなと思います。




「カウンセリング」は基本的には、状況に応じてやることが変わります。

当然ですが、お子さんやご家庭の状況を無視して、何かをすることはありません。


「このやり方ですべて大丈夫です!」

なんてことはないです。というかあったらおかしいです。

(蛇足ですが、やり方(方法論)は"状況"・"意図(目的)"・"内容"が揃った段階でないと有効に利きません。

最初にやり方の話を考えてしまう人は要注意です。)



今、月2回の定期的にカウンセリングを行っている生徒さんがいるのですが、

この生徒さんの場合は、大学受験生で、「受験カウンセリング」をメインに行っています。


要は、志望校合格に向けてスムーズに受験勉強を進めていくためのカウンセリングです。



たとえば、予備校の授業って基本的にはマス向け(全員向け)の授業ですよね。

クラス分けはされてはいるものの、志望校に合わせた授業なわけではありませんし、

クラス分けはされてはいるものの、生徒さんの現状にわせた授業なわけでもありません。


志望校に合わせた授業にすると、学力が足りずによくわからない・・・という現象が起きます。

そしてドロップアウトしたり、ひどいケースだと俺はダメなんだ・・・と思いこんでしまうこともあります。


逆に、生徒さんの現状にあわせた授業だと、志望校レベルまでとどなかい・・・という現象がおきます。

そして行きたくもない大学に通うことになったり、浪人することになったり・・・




本来は、現状の学力レベルがあって、志望校の学力レベルがあって、

そのギャップを埋めるために、予備校(や塾)があるわけです。


でも、実際問題としてそれが機能していないことがよくあります。

簡単にいうと・・・

「今、このくらいの学力で、ここが志望校なのに、なぜにこの塾のこの講座なの?」

というミスマッチ現象がよくおきてます。




「予備校(塾)に通えば、合格する!」

なんて今のご時世で信じている方はいないと思いますが、


予備校に通うことが目的になってしまっていたら、

当然ながら志望校に合格できません。

合格できても時間が相当かかかるでしょう。


またある友人(1浪で国立医学部生卒)が

「予備校は居心地がいいよね」

「でもこんなところ早くでなきゃダメだ」

と言っていましたが、私もそう思います。



で、少し話がそれましたが、

予備校だけにすべて任せておくことは当然できないわけです。


予備校は講座を用意しても、講座を活用した合格戦略立案はしてくれません。

合格戦略を立案したとしてもそれは狭い範囲での戦略立案でしかないケースがよくあります。


特に、生徒さんの家庭環境(親子関係・兄弟有無・勉強部屋含む)、学校環境など

その生徒さんにとっての全体を考慮した戦略立案までは踏み込めないので、

私のほうではその辺りを重点的に考えてカウンセリングを行っています。

(ご家庭に一番近い所にいる身としてははがゆくなることがあります)


下記は、実際に「カウンセリング」を行った際の資料の一部です。

保護者様にお送りさせていただいたものです(改編しています)。

もしよかったらご覧ください。



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2.夏休みの後半の予定について

○○くんからの提案で、物理・化学の

新しい問題集をやろうか・・・というお話がありました。

これについては、ちょっとストップをかけています。


まず基本的に新しい問題を扱うのは年内まで、です。

後述しますが、正直新しい問題集を一から手をつける

時間的な余裕がありませんので、部分的に使うようにお話ししています。


そのため、現時点で第一志望の○○大の過去問で

どの程度得点できるのかやってみるようにお話ししました。


こちらの問題集の使い方については、

3年分の過去問題を解いてもらってから判断したいと思います。

そのなかであからさまに苦手な単元があれば、問題集を使って強化する予定です。

次回までの宿題になっていますので、そちらの結果次第となります。



3.9月から入試までのスケジュールについて

新しい問題を扱うのは基本的には年内まで(冬休み前まで)で考えます。

年明け以降は、今まで扱ってきた問題の定着度を上げる時間に割くためです。

1年以上かけて取り組んできたものを年明けでしっかり解きなおします。

(予備校は新規問題を扱い続けますが、それは予備校の営業上の都合もあるので、

あまり新しい問題をやることはしません。それよりも年明けは定着度アップが優先です)


また、9月〜12月の間には、

・模擬試験            →1回受けることに1日潰れます

・学校イベント(文化祭、体育祭)  →1日潰れます

・定期テスト期間         →○○大レベルの問題は扱えないので

                 「学習」ではなく「確認」になり時間の無駄が発生します。

などがあります。


そうすると、自分の勉強ができる期間としては、

4か月ではなくて、実質は3カ月程度になります。


また9月以降は、1日5〜6時間程度が自分の持てる勉強時間の限界です。

そう考えると9〜12月の実質3カ月という期間にできる勉強時間は、

実は1日まるまる時間の使える45日程度の夏休みと同じ時間数になります。



このお話をしたところ、

・考えたこともなかった

・全然時間がないことに気付いた

とのことで、新しい問題集をまるまる扱うことができないとわかってくれました。


おそらく過去問に取り組むだけで精いっぱいかと思います。



○○くんには次回までにより具体的なスケジュールを考えてもらえるように

この期間にやるべきことを列挙して、スケジューリングするように

お話ししています。


次回はそれを「たたき台」として入試までの中期スケジュールを考える予定です。


大きな枠組みとしては、

・学校授業

・○○予備校授業

・模擬試験

・各種問題集

・過去問題

・○○先生授業

等々を考慮してどこにどれだけの力を割いていくことで、

第一志望の○○大の学力に近づいていくのかということを考えていきます。


特に、過去問題をどこまで扱うのかは非常に慎重に考えなければなりません。

・○○大20年分

・▼▼大7年分

・■■7年分

は必須で考えていますが、これだけでも膨大な量です。


⇒34年分に相当します。教科単位で考えても136回分の試験です。

 3か月で考えれば90日のみですので、1日1回分でも終わらない計算です。


ですので、××大はもしかすると、対策らしきことはしない可能性があります。

また、国立大後期の▲▲大は、○○大2次試験が終ったあとに取り組む可能性が大です。

センターの過去問についても個人で扱うことはしない可能性もあります。

(特にこのあたりは、○○くんのスケジュールを考えて決めることが必要です)

次回、このあたりの細かいことを○○くんと話し合いながら決めていく予定です。


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上記は一連の流れがあってのお話なのでわかりにくかったかもしれません。


しかしながら、

◎志望校に合格するために何をしていくのか

という目的がまずあって、そのために何をいつするのかを

考えていこうとしているのかが雰囲気だけでもつかめるかと思います。



カウンセリングをする上で私が一番心がけていることは・・・

◎生徒さん自身になりきること、です。


もちろん私の知識や経験はや思考力は兼ね備えたままで、その生徒さん自身になりきります。


だからより細かいところまで、

可能な限り"全体像"を把握することに力を割きます。



誰一人として同じ状況の生徒さんはいません。

親も違えば、学校の先生も違えば、友人関係も違えば、本人の性格も違います。

予備校も違えば、学校までの距離も違えば、今ある知識も違えば、までの経験も違えば、意欲も能力も違います。

得意なのも違えば、苦手なのも違えば・・・


挙げだすと、キリがないですが、すべてがマルマルみんな違うのです。


だからひとつの方法論ですべてがうまくいく・・・なんてありえないです。



だからといって、私がその子自身になりきって考える、といっても限界があるのは分っています。


私も生徒さんと全然違う人生を歩んでますから。


でも、少しでも本人の状況になりきって(でも知識と経験と思考力はそのままで)、

より適切な確実な判断ができるように全身全霊でカウンセリングを行ってます。


ただ勉強すればいいだけではありません。

それだったら単純に勉強時間が多ければよい・・・というお話で終りです。


でもそんなことはありません。


上記は大学受験の例ですが、

受験は学校によって出題傾向が顕著ですので、

それにあわせた勉強をすることが求められます。


もちろん傾向にあわせるといっても、

本人の状況によっても変えていくことが求められます。



誰かの成功体験はあなたの成功体験になりうるとは限りません。

誰かの成功体験はあなたの失敗体験にだってなりえます。


逆に、誰かの失敗体験はあなたの成功体験になりえますし、

誰かの失敗体験はそのままあなたの失敗体験にもなりえます。


だからわからないのです。。。


でも、試行錯誤する時間がないのが受験の世界です。



だから、より経験豊富な私と一緒に

そういったところをフォローできるように、

一緒に生徒さんと次の手を考え続けています。


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posted by yuichi_saito at 12:50| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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