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2011年10月12日

【相談】順位はビリに近いです。高校一年生の息子がおります。


まず、保護者の方からいただいたメッセージをご紹介しますね。

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高校一年生の息子がおります。
私立の偏差値55-63くらいの高校ですが、順位はビリに近いです。
勉強しろ、と親が言うのは逆効果、
尻に火がつくまで、子どもを信頼して放っておきなさい、という教育者と、
放っておいたらそのままだよ、という方といらっしゃいます。
高校生に対する保護者として、点数をあげてもらいたいなら、
どのように対応すればいいのか、悩める日々です。
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かなりストレートに言いますので、

気分を害されない、、、という方のみ(自信がある方のみ)

そのまま読み進めてくださいね。


*感情主義の方は、やめておいたほうがいいです。。。



上記の前提を理解していただいた上で進めますね。


まず、結論から申しあげると・・・


私の考えは、完全に後者です。

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>放っておいたらそのままだよ、という方といらっしゃいます。
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何もなければ、何も変化しません。ずっと変わらないままです。


以前にもメルマガでご案内させていただいたことがありますが、

人間は基本的に周囲からの刺激を受けて反応を起こします。


この観点から考えれば、

今そのようになっている現状があるのは、

今までそうなるような何かしらの刺激を受けてきたからです。


その結果、そのようになっているとも考えらます。


そうなるべくして、なっていると考えたほうがよいかと思います。


であるならば、現在の状況の何かしらを変えなければ、

今のままズルズルいく可能性が高いのではないでしょうか。



また、

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>勉強しろ、と親が言うのは逆効果、
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という点については、同じように私も思います。


高校生のお子さんとコミュニケーションが非常によくとれている

お母様もいらっしゃいますが、

そうでないのであれば、逆効果になりかねません。

*中には、話の内容次第でコミュニケーションが取れるケースもあります。

 成績の話しになると逃げるけど、テレビ番組の話しはできる、等。


私の場合は、プロ家庭教師としてご依頼をいただいた際に、

そういった状況を目にすることも多いのですが、

このような場合のひとつの解決策として、

"ボイスチェンジ"

という手法を使う場合があります。


要は、保護者の方が言いたいことを、別の大人が代わりに言うのです。


"ボイスチェンジ"

とは、要は、声が変わる、ということですが、保護者の方に代わって

お子さんに対して私が(家庭教師の先生が)伝え続けていきます。


親から言われると、感情的に反抗してしまうことでも、

他人から言われれば、すんなりと受け入れるケースもよくあります。


もちろん言っている内容は同じです。

ですが、その効果が全く違います。


また、親子関係の修復を目指して、

仲介役になることもしばしばあります。


「なんでお母さんはああいうことを言うと思う?」

「こんなに心配してくれるお母さんはいないよ」

「何にも言われなくなるってことは諦められてるってことでもあるよね」

等々、お母様からのお話しがより伝わりやすくなるように

私の方から本人に話をし続けていくのです。


どうしてもお母様自身が自分をコントロールできずに、

お子さんに言い続けてしまうケースもあるので、そういった場合には、

別の大人である私が(家庭教師の先生が)フォローする役目を担当していきます。

そうすることによって、改善されていくことも何度もありました。


ちなみに・・・

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>尻に火がつくまで、子どもを信頼して放っておきなさい、という教育者と、
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という考えには、私は反対です。

それは教育放棄とも言えるのではないでしょうか。


「教育しないことが教育だ」

「見守ることも教育だ」

という考えをもっている方もいらっしゃいます。


もちろん時として見守ることも大事ではありますが、

見守ること=何もしないこと

ではありません。

放っておく=何もしないこと

ではありません。



直接、保護者の方がお子さんに何かをしなくてもよいのです。

"ボイスチェンジ"のような手法を使ったりもできますし、

間接的なアプローチを取ることだっていくらでもできますから。



また、仮に本当に、

"尻に火がつく"

状態になったとしても、

それは保護者の方にとっては、たまたま運がよかった・・・

というふうには考えられないでしょうか。


意識的にしろ、無意識的にしろ、

保護者の方以外の周りの人や何かが刺激を与えているはずです。

そしてそれによって、尻に火がついたのです。



そして、こんなその後にこんな話にもなります。

「だから、放っておいたほうがよかったでしょう」


それは、たまたま・・・であって、狙ったわけではありません。


教育は、もともと意図があってするのものであって、

本来、運で左右されるようなものであってはならないです。


学校や国の場合であれば、"教育目標"という

全体として目指すべきところがあって、教育制度を創ります。


保護者の方であれば、

「子どもに、こうあってほしい」

という思いがあってそれに向かって進んでいくものではないでしょうか。


それがたまたま・・・という運に左右されるのはおかしな話ではないでしょうか。。。


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>高校生に対する保護者として、点数をあげてもらいたいなら、
>どのように対応すればいいのか、悩める日々です。
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そのような先生にご依頼をされるのが一番よいと思います。

中には、ヤル気のない生徒さんはお断りします・・・

と断言されている先生もいらっしゃいますので、

その先生がどのような考えをもっていらっしゃるのかはよく見極める必要があります。



私は今まで同じようなケースをイヤというほど目にしてきました。

その経験の中で思うことは・・・

きちんとサポートしてあげれば成績アップはそれほど難しくないですよ。

クラス最下位から実際に1位になった生徒さんもいますし、一番最新の実績であれば、

高校1年から高校2年生に上がるときに赤点スレスレ(退学寸前で学年で下から3番くらい)で、

ギリギリで進学した生徒さんが、高校2年生の夏休みの河合塾の模擬試験で、偏差値66を取りました。

大問別の偏差値では"92"というものすごい数字を取っていて、見違えるような成果を出しています。


↑偏差値自体は狙ったわけではないですが、本人の"尻に火がつくような話"は意図的にたくさんしました。

 今は目標の進路もだいぶ定まりつつあり、以前よりもコツコツやれるようになってきています。




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posted by yuichi_saito at 16:10| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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