"時間 対 効果"
のお話をしました。
受験本番まで残りわずか、です。
志望校の過去問演習&分析をすることで
お子さんの現状の力での得点源を把握してくださいね。
そして、
得点が伸びやすいところに、
残りの学習時間を投入しましょう。
というお話でした。
せっかく
"時間 対 効果"
のお話が出てきたので、
今日もそれ関連でのお話しにしますね。
"試験時間の使い方"
でもこの概念は大切です。
当たり前ですが、
試験時間は限られています。
その限られた時間の中で得点を競うわけです。
↑競う、というのは個人的には好きではないです。
ただ入試は実質他人との戦いなのでこの表現のほうが適切かなと。
試験時間そのものについては、
50分の試験で100点満点・・・
という試験もあれば、
180分の試験で300点満点・・・
という試験もあります。
試験によって形式は様々です。
なので、ここでは、
皆さんに考え方を習得してほしいと思います。
考え方をマスターすればどの試験にも応用できますから^^
たとえば・・・
50分で100点満点のテストを例に挙げますね。
入試でも定期テストでも、同じ考え方を用います。
ここでは50分という時間を5分割してみます。
そしてそれぞれの区切りをA〜Eと名付けてみます。
A:10分
B:10分
C:10分
D:10分
E:10分
で、ここで意識してほしいのは・・・
この10分あたりの得点です。
50分で100満点です。
通常は50分単位で考えます。
ですが、ここではあえて
10分単位になおして考えてみてほしいのです。
そうすると、このようなことが起きます。
ある子は、
50分の試験時間で60点取れました。
10分ごとに時間軸で区切ってみます。
そしてどの区分で得点しているのかをみてみると・・・
A:10分 → 20点
B:10分 → 20点
C:10分 → 20点
D:10分 → 0点
E:10分 → 0点
60点という点数が、
A〜Cまでの最初の30分で取れてます。
残りのDとEの20分では1点も獲得していません。
つまり、この子の場合は、
試験時間30分だけで60点取っています。
本来50分のテストですがフル活用できてない状態です。
このDとEの20分を、
もっと別のことに費やしていれば、
ここでの得点が伸びている可能性があるのです。
よくある典型的な失敗例が・・・
・わからない問題に20分を費やした
というケースです。
この20分の時間を、
わからない問題に費やしても、
おそらく点数UPは期待できないでしょう。
そう簡単に天から解答が降ってくるようなことはないですから。
だから通常は、学習不足だと思って、
あきらめたほうが適切だと判断してしまいます。
テストのときにあがいてもなかなか難しいでしょう。
このケースの場合は、それに比べれば、
計算ミスや勘違いといった、"もったいない間違え方"を
発見し訂正する時間に費やしたほうが点数UPが望めることが多いです。
50分のテストを
10分単位で区切りなおした上で、
◎各10分間での得点は何点になるのか?
を考えてみまましょう、といったお話をしました。
こういう視点がなかった方は、
ぜひ一度考えてみてくださいね。
ちなみに・・・
これはあくまでも例です。
10分という単位に根拠はありません。
だから1分でも当然いいです。
もっと本質的なことを言えば、
◎今の瞬間やっていることは得点に結びつくのか?
ということを意識する必要があります。
試験時間は短いです。
この短い制限時間内にいかにして、
自分の力を最大限に点数に反映させられるのか、
を考えることは、テストを攻略する上で非常に大事です。
答案作成はプレゼンテーションと一緒です。
相手(試験実施者)に、
相手のルールに則って
自分の魅力を十分に伝える必要があります。
そしてより多くを伝えられた人に多くの得点が与えられます。
だから、ただ時間を使って解くだけではないです。
実際のプレゼンテーションを行うときだって、
与えられた時間をただダラダラしゃべるだけじゃダメですよね。
答案作成だって、ただ解いてるだけじゃダメなんです。
限られた時間を使って、どれだけ自分の力を
相手にうまく伝えられるのか、という視点が大事です。
●10分区切りでの得点を意識する
ということもテクニックのひとつかと思います。
これも"時間 対 効果"ですね。
何か参考になればー^^
今日はこの辺で。
ではではー!
また次回お会いしましょう^^
齋藤裕一
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