来週と再来週と、都内にある女子大で、
学部3年生向けに算数・数学講義をすることになりました!
系列の女子短大1年生も参加されて計100名程度になるとのこと。
女子大で講義するのは生まれてはじめて、です。
ドキドキしますね。笑。
女の子に数学教えるって難しい。
マンツーマンでも相当に気を使います。
それでもマンツーマンなら
その子の(その方の)学力にあわせられるので、
ひとつずつ階段を上るかのように丁寧に導きやすいです。
でも100名規模になると・・・ムリ!
↑キッパリ。
正直マンツーマンのレベルで
こちらが学生さんに合わせきるのは無理です。
だから学生さんにこちらの講義にあわせてもらう必要があります。
もちろん、学生さんがこちらにあわせられるようにするために、
内容を段階を踏んでレベルを上げていくように授業構成を考えます。
でもこのレベル調整がまた難しいわけです。
特にスタートをどの学力レベルにするのか迷うんですよね・・・
今、私も立教大学大学院生の生徒さんを
マンツーマンで指導させていただいてますが、
この女性の方も最初は
"かけ算九九"
のチェックからスタートしました。
小2レベルからのスタートです。
他にも、先日、金融機関にお勤めの30代女性の方で、
転職試験のためにマンツーマンで数学を指導させていただいたのですが、
この方は小学生レベルの内容はある程度はクリアしてる状態。
だから中学生レベルの内容からスタートさせました。
他にも、50歳代女性の方にパート昇進試験対策の一貫で、
数学を指導させていただいた経験もあるのですが、
中1レベル(正負の数)からのスタート。
以前、Fランクと言われる大学で講義させていただいたときも、
当然ながら割合や百分率がよくわからない…というご質問をいただきました。
うーん。
で、結局、知識ゼロからスタートさせるかー。
という話になっていくのですが、
そうすると当然ながら専門用語は使えない。
専門用語といっても・・・
たとえば・・・
「方程式」
は専門用語だからダメ。
何ソレ???になります。聞いたことあるかな、程度。
「%」
もわからない人には専門用語だから説明なしには使えない。
ヘタしたら、
「時速」「分速」
も専門用語にみえてしまう可能性があります。
●何を使ってよくて何を使ってはいけないのか・・・
相手の学力によって調整しなければならないのですが、
このさじ加減が相当に難しいわけです。
マンツーマンなら相手の顔を見ながら、
反応を見ながら逐一調整することができます。
だけど、100名単位だとこれができないですから。
うーん。
こういうときは、
1対100
で先生対生徒と考えずに、
グループワークを用いた授業形態のほうが適してます。
一部でもできる生徒さんっているものですから。
だから生徒さん同士の学力差を用いて教えあいを促す授業展開にします。
そのほうが講義全体を通じて学べることが多くなる。
かつて大学院生時代に偏差値でいうと・・・
40台の高校数学の授業見学したことがあります。
偏差値70台とか、実績のある学校の授業見学にはいっても、
40台とか授業崩壊してる学校の授業見学をする先生って少ないです。
だから私は実際に見に行ってきたんですよ。
結果。。。
40人中20人は寝てました・・・^^;
後ろに学校外部者がいるのに、お構いなし!
そして残りの15人は勝手にオシャベリ。
教室の対角線上でお話ししてる子をみて愕然。。。
ハジとハジの子同士でお話ししてるわけです。大声で。
そして残りの5人が授業に参加。
先生は注意するのもあきらめて淡々と授業を進める状態。
いわゆる授業崩壊ってやつですね。
仮に高校時代にそうだったとしても大学生にはなれます。
Fランクと言われる倍率1倍未満の大学もありますから。
でも、学部3年生になってから苦労するのは目に見えてる。
就職活動でバッサバッサ筆記試験で落ちます。
落ちまくります。全企業で落ちることになるでしょう。
そこではじめてヤバイと思う人も多いのかもしれません。
●本人がヤバイと思いはじめたときにはすでに遅すぎる
ということもよくある話です。
本人が危機感を感じるのを待っていたら、、、
全企業に落ちて就職できずに大学卒業するなんてザラにあります。
もちろん大学中退率も10%程度ですからその前に退学もあるでしょう。
さらには、高校退学だってよくある話。
中高一貫校に入学したものの、高校進学できないこもよくある話。
そういう現実を目の当たりにしていると、
本人が危機感を感じるまで待ってちゃいけなんだろうなと思うことも。
本人が危機感を感じるように、気がつけるように、
周りの大人らが導いてあげることも大事なことなのかもしれません。
と・・・今日のメルマガはダラダラ気味です。笑。
↑すみません!
これから大学講義用のレジュメを作成します。
さぁ、がんばります!
ではでは!
今日はこの辺で。
またお会いしましょう!
齋籐裕一
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■今日のまとめ!
本人がヤバイと思いはじめたときにはすでに遅すぎることも。
お子さんが気づけるように周りの大人が十分サポートしよう!
それが、あなたの Learning For Life になります。
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