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2013年05月03日

月14700円 VS 1時間7350円 ⇒ 安い?高い?

今、LFL( http://www.lfl.jp/ )を、

猛烈にお勧めして下さるお母様がいます!

うれしいですよね^^


で今日はちょっと踏み込んだお話をします。

料金について、です。


ある個別指導塾の料金をネットから調べて持ってきました。


週1回90分×4回で12600円。

教室維持費2100円。

⇒月14700円。

これ安いと思いますか。高いと思いますか。




こんな問い方をしていて申し訳ないのですが、

今、この問いに対して、

安い!とか高い!と思ってしまった人は

それだけでアウトです。


金額だけで判断する人です。

中身をちゃんと考えない方だと思います。


この塾は個別指導塾といっても1対3の形式です。

そうすると、先生1人につき3人のお子さんが付きます。

1回あたりの個別指導の時間は30分です。

よく考えてください。

30分だけ、です。


月4回なので、月2時間だけ個別指導になります。

ここで時間換算してみます。


月14700円÷2時間=7350円/時

時間単価で7350円の料金は支払うことになります。


これは高いでしょうか?安いでしょうか?



「月14700円です。」

「1時間7350円です。」

ちなみにこれは同じ単価です。

同じことを言っています。


表現方法が違うだけなのです。


どうにも数字に弱いお母様は、

この違いに気づいないことが多いようです。




ちなみに、1対3のこの塾は、

先生が毎回のようにコロコロ変わります。

しかも指導歴の浅い学生講師です。


失礼ですが、学歴も低い学生が中心です。

基本的には誰でも採用されます(私の知る限り)。

⇒今の時代はAO入試や推薦入試の影響で

 学歴だけではその人の学力を把握できないのが現状です。

 学歴が高い大学で学力がない(もしくは偏った)学生がいるのは確かです。

 だけど学歴が低い大学で学力があるケースはまずないと思ったほうがいいです。


当然ながら先生の入れ替わりも激しく、

個々の生徒さんの特徴を抑えた上での指導なんてできません。


子どもたちへの指導はそれほど甘いものじゃないです。

"青少年版の託児所"と言われてしまうのも無理はないと思います。


ちなみに、1時間7350円だったら、

普通レベルのプロ家庭教師にお願いできます。

トッププロだと相場的にこれだと結構難しいと思います。



1時間7350円を支払うとします。

素人学生で違う学生さんにしますか?

それとも普通のプロ家庭教師にしますか?

と言われたら答えはおそらくみんな一緒だと思います。


ちなみに私は学生時代に1対3形式の指導もしたことがあります。

2日でやめました。

システムの限界をすぐに感じました。

講師として研鑽することすらムダを感じたからです。



1対3で1回90分の場合、

普通に考えれば1人の子に1回30分相当の時間を割きます。

だけど、実際は、先生を意欲的に呼ぶ子と内気で先生を呼べない子がいます。

さらには担当の先生が違うのがザラですので、

人見知りしてしまう子は特に先生を呼べないです。


そうすると、結局は、こんな現象が起きます。

90分の内訳が・・・

Aくん:10分

Bくん:30分

Cくん:50分

です。


仮にこのAくんがずーっと毎回こんな感じだったとします。

そうすると、1回10分。月に40分の個別指導を受けられます。


料金は月14700円です。

40分で14700円ですので、

時間換算すると・・・9800円です。


毎回違う素人大学生に1時間9800円支払うことになります。

あとはこの現実をみて保護者の方がどう思うか、です。


「塾に行かせているのですが、成績が伸びなくて」

とおっしゃる保護者の方はとても多いです。


塾をどこも一緒だと考えているのもしれませんが、

伸びないのが当然の結果であることを自覚されてないのです。


早い段階で切り替えられる保護者の方は優秀だと思います。

だけど、ズルズルとずーっとそのままの保護者の方も多いです。

気が付いたときにはどうにもならない状態になっています。


そして、

「子どものやる気がないから」

と子どもへ責任転嫁する方もいます。


子どものやる気を引き出すのが周りの大人の役目のひとつです。

仕事なら上司のマネジメント能力不足にあたると思います。

だから私はこれは責任転嫁のひとつだと考えています。



この塾は上場企業です。

だから規模の経済を追いかける必要があります。

先生の人数も大量に必要です。生徒の数も大量に必要です。


だから、見かけ上は安価。

中身は低品質な路線に走らざるを得ない…

というのが現実だと思います。


教育業界は大手からよいという発想は通用しません。

それは教育は、先生の質に依存する、という大前提があるからです。

質の高い先生の数が限られる以上は避けられない道だと思います。


もちろん私はこういったスタイルの塾があって当然いいと思います。

それをよしと思って通わせる保護者の方がいらっしゃるのも事実です。


ただ、もし仮に中身を知らないままに、

もしくは現実を知らないままに通わせてるなら・・・

と思うと正直ショッキングなわけです。



ちなみに、こちらの塾さんからは、

LFL( http://www.lfl.jp/ )でも

何名も引き継ぎをさせていただいてます。



「月14700円です。」

「1時間7350円です。」

を同じだと思えない方は、

もう一度よく考えてみてください。


何のために個別指導に通わせているのでしょうか。

そもそも1回30分の個別指導で伸びるのでしょうか。

お子さんの塾は青少年版の託児所になっていないでしょうか。




子どもたちの学力を伸ばすことは私たちの使命です。

私たちとは、私やあなたや社会のすべての人たちの使命です。

ますます少子高齢化の時代になります。大変な時代になります。

今まで以上にひとり一人の人間の能力を伸ばさなければ、と思うわけです。


もしうまくいっていないのであれば、よーく考えてみてくださいね。

何かのヒントになれば!



ではでは!

今日はこの辺で。

またお会いしましょう。

齋籐裕一


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■今日のまとめ!

「月14700円です。」と「1時間7350円です。」は一緒。

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posted by yuichi_saito at 13:47| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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