ただお金の話は個人的にあまりしたいと思っていないです。
お金の話をすると、
そういうのに興味のある方ばかりが
私のもとにどんどん集まってしまうのです。。。
通常の塾さんの料金についてはご面談の席での話題として、
ご興味のある保護者の方にざっくり簡単にお伝えするくらいです。
(料金の話は原則お子さんがいない席でしています。
これも保護者の方の教育観によるのですが、
ファイナンシャルリテラリー教育をどう考えるのか次第です。)
ただ実態をあまりご存じない方も多く、
あえてここで触れさせていただきました。
今日はもう少しプラスαの情報提供したいと思います。
これはざっくりとした概算です。
あくまでも参考程度でお願いします。
公立学校の授業のコマ単価ってご存知ですか?
先生の人件費から設備維持までそれなりのコストがかかってます。
義務教育では一人に年間100万円くらいかかってます。
だいたい年間1000コマの授業数があります。
割り算すると・・・
1コマ1000円です。
学校の授業が1日6コマがあるとします。
1日の授業料で6000円かかってます。
仮にお子さんがずーっと寝てても毎日かかってます。
お子さんが勉強しなくても毎日税金が投入されてます。
学校の先生の立場から考えてみます。
40人クラスだと1コマ単価が4万円です。
50分授業で4万円です。
時間単価にすると48000円です。
学校の先生からすると、
「いやいや。授業だけが仕事じゃない!」
「それ以外の仕事が多いんだよ」
と思われると思います。
このように比較するのは、通常の塾での比較とそろえるためです。
一般に、料金比較をする場合は、
塾は授業料と時間数のみで判断されてしまいがちです。
それ以外の付帯サービスを入れずに考えてしまう方が多いのです。
もし学校も同じような比較のしかたをすれば・・・という前提での比較です。
ちなみに私が大手塾で集団講師をしていた学生時代。
1クラス15人前後。
コマ単価を計算すると生徒1人1コマ1300円程度でした。
だいたい1コマ2万円くらいになります。
1コマ50分2万円。時間単価24000円。
時給2500円で時間単価に占める人件費は約1割です。
もう少し先の話をしますね。
大学・大学院に目を向けてみます。
私は大学の学部は東京都立大学です。
今はなき・・・大学です^^;
当時、学生1人あたりにかけてる金額を計算したことがあります。
ざっくりと学生1人あたり年間200万円でした。
そのうち、50万円を授業料として支払います。
残り150万円は税金です。
ただ当時の石原都知事にばっさりと切られちゃいました。
内部では猛反発があって大変だったのですが、
要は、都の税金を使いすぎだ、ということですね。
都立4大学(うち1つは閉鎖)が合併して、
今は首都大学として新しく生まれ変わっています。
私の時代はちょうど境目の時代です。
当時は少人数教育がウリでしたが今はどうでしょうか・・・。
大学院は東工大院です。
こちらもざっくり計算してます。
学生1人あたり年間250万円でした。
50万円は自己負担。残り200万円は税金です。
国の大学への研究費予算分配は、
国公立大のほうが私立大よりもはるかに大きいです。
結果、教員ひとりあたりの学生数も私立より少なくなります。
順当に考えれば、その分手厚い指導が受けられることになります。
ちなみに、東工大院の私の専攻では、
1研究室あたりの同学年の定員枠が3名まででした。
大学院入試は大学入試とはちょっと違います。
専攻単位ではなくて最終的には研究室単位の戦いです。
研究室の定員が決まっているのでしかたのないことだと思います。
きっとそれ以上増えると学生への手厚い指導が難しいのだと思います。
ちなみに、先日、生徒さんの進路指導の一貫で、
一緒に早稲田大学の大学院の研究室を調べたのですが
同じ研究室に同学年が10人以上もいる・・・んですよね^^;
3人だったことを考えると、教授は学生たちを
どうやって個別に指導するんだ?と疑問に思います。
実質的には手厚い指導ができないと思います。。。
これは勝手な推測で申しわないですが、
博士課程の方が修士課程の方の指導をしているのではないかと思います。
「理系の子はとにかく国公立大に行け!」
というのはこういった側面からも言えることです。
私は大学・大学院だけで1000万円近い税金を
社会から投資いただいて勉強・研究をさせていただきました。
小中高も公立です。私学は一度も通わずに、
オール国公立なので金額で言うともっと大きいと思います。
だからこそ、今の自分がいます。
だからこそ、社会に恩返しをしなければならないと思ってます。
むしろそう思わなければならないし当然のことだと思っています。
そう自覚しているつもりです。
このメルマガも少しでもあなたのお役に立てたら・・・
と思って情報発信をしてるんですよ。
今までの育ててくれた社会への感謝の気持ちの表れになると思うからです。
最後になりますが、
「理系の子はとにかく国公立大に行け!」
これは鉄則です。
もしお子さんが理系を目指してるなら国公立を目指してください。
大学・大学院まで含めて計6年間は通います。
仮に、小中高生時代にお子さんに数百万円を投資したとしても、
大学・大学院の学費だけでも1000万円近いリターンがあります。
もちろんそれ以外にもいろいろと恩恵があるでしょう。
「リターンを求めて子どもにお金をかける」
というのは私的にはちょっと違和感を感じますが、
もし教育を投資として考えた場合には当たり前のことだと思います。
実際にそう考えて投資(教育)されてる方もいらっしゃるのも事実です。
何か参考になれば。
私はこれからも社会に恩返ししていきますね^^
LFL( http://www.lfl.jp/ )にできることは、
お子さんの力をガンガン飛躍的に伸ばしていくことです。
点数アップ、成績アップなどはお手のもの。
お気軽にご相談いただけたらと思います^^
ではでは!
今日はこの辺で。
またお会いしましょう。
齋籐裕一
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■今日のまとめ!
理系の子はとにかく国公立大に行こう。
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