齋藤裕一です。
今日はとても暑いですね。
今年は例年よりも遅い梅雨明けでしたが、いよいよ夏到来。
私は、やっぱり雨ばかりのじめじめした天気よりも
今日のような真っ青の晴天が大好きでとてもうれしいです。
↑暑くて生徒さん宅にお伺いするときに汗だくになりますが。笑。
さて、今日は高校1年生のお子さんがいらっしゃる
お母様からのご相談内容をご紹介させていただきたいと思います。
同じお悩みを持つ方もいらっしゃるかと思いますのでご参考いただけたら幸いです。
↓ここから。
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メルマガを大変興味深く読ませていただいております。
思い切って、ご相談させていただきます。
高1の息子は、○○高校に通っておりますが、日々の課題(宿題)が多く、
特に夏休みの宿題は膨大で、こなすだけで精一杯、
本当の意味で自分自身の学習をする時間がない状態です。
宿題は、大学受験の受験科目でないものもしっかり出ますし、
行事の準備で拘束される時間もかなりあります。
またSSHの活動も頑張っています。
私からは、しょうもない宿題は適当に手を抜いて要領よくやればいいよ〜
と、言っているのですが、齋藤先生ならどのように指導されますか。
よろしければアドバイスをお願いいたします。
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以下、簡単にアドバイスさせていただきます。
夏休みに膨大な課題が出ていて自分自身の学習する時間がないとのこと。
だからお母様は、
「適当に手を抜いて要領よくやればいいよ〜」
とお子さんにアドバイスしているのですね。
なるほど。
私はお子さんの状況によってアドバイス内容を逐一変えているのが実情ですが、
基本的には手を抜かずにそれぞれの課題をきちんとやる方向でアドバイスします。
以下、抜粋して一言ずつコメントしますね。
・宿題は、大学受験の受験科目でないものもしっかり出ますし、
⇒もちろんです。
高校は大学受験予備校ではありません。
受験のために学校があるわけではないです。
受験科目でない教科もしっかりやりましょう。
・行事の準備で拘束される時間もかなりあります。
⇒学校によって文化祭準備で長時間の時間拘束もあると思います。
ただそれでも約40日間の夏休みすべて・・・ではないと思います。
・またSSHの活動も頑張っています。
⇒すばらしいですね。
大学での研究にも繋がるよい経験かと思います。
こちらもしっかり取り組んでほしいところです。
今は学校関連のやるべきことが多すぎて
それ以外に手が回らないようですが、特に"大きな問題"を
抱えていないようならまずは学校の課題をしっかり取り組んで下さい。
余裕があれば、自分で考えた自学課題に取り組めばよいと思います。
というのが基本方針です。
そうは言っても例外はもちろんあります。
特に、"大きな問題"を抱えたケースです。
ここでいう、"大きな問題"・・・とは、
課題の難易度がお子さんに全くあわないケースが該当します。
学校は基本的に平等に全員に同じ課題を出します。
クラス成績が上位者も下位者も同じ課題を出します。
だから・・・
成績上位者のお子さんにとってはカンタンすぎ。
ほとんど"作業"に近くなってしまい新しい内容の学習にならない。
成績下位者のお子さんにとってはムズカシすぎ。
ほとんど"解答丸写し"になってしまいきちんと学習できない。時間の無駄。
どちらのケースも学習するための課題になっていないのです。
特に、後者の成績下位者(赤点レベル)のお子さんには非常につらいです。
せっかく頑張って課題をやろうとしても
本人にとって課題の難易度が高すぎて取り組めないです。
本人の努力次第でどうにかできるのであればよいのですが、
努力ではどうにもできないほどの状態のお子さんもよくいます。
そんな場合は、ちょっと奥の手ですが、、、
学校の先生に直談判して課題変更をお願いしてしまいます。
↑私はよく生徒さんに指示してます。もちろん学校の先生には内緒です。
「僕は先生の課題ではなく○○をやってきたいのですがいいですか?」
ときちんと学校の先生に確認をします。
大半の学校の先生はOKをくれます。
学校の先生も、内心・・・
"そうだよな。お前には難しすぎるよな"
と思っていますので変更は私の経験上ほぼ通ります。
「この課題はあわないのでやりません。」
はもちろん通用しませんよ。
自分だけナシにしてくれ、というはダメです。
だけど、
「自分にはこれは合わないからこっちの課題をやりたんです」
は意欲的な姿勢を先生に見せてますし、ほぼ大丈夫なんですよ。
これで無意味な夏休みの課題ともおさらば・・・です。
お子さんにとって適切な難易度の課題になりましたから、
お子さんは有意義な時間の使い方をできるようになります。
私はこういった指導もよくやります。
大事なことは子どもたちが新しい内容を学習することです。
そのための課題があるわけですから。
◎今、何をやることがこの子にとってよいことなのか?
という視点はとても大切です。
そのためなら場合によっては学校の課題も変えます。笑。
以下のコラムでもこの話題にふれていますので、
よかったらご参考までにどうぞ↓
http://www.lfl.jp/know/colum313.html
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