WHY思考とHOW思考と名付けていますが、理学部と工学部はよく??対立したりしますが、その原因は私は考える方向性(根本となる考え方)が違っていることからくるものだと思ってます。
で…
結局、私の中ではどちらが優れているのかということで納得したわけではなくて、場面に応じた使い分けができるかどうかが最終的な学習目標になるんだろうな…となりました。
使い分けができる…ということは、当然ながら
・WHY思考
・HOW思考
という2つを行えることが前提としてあって、さらに、
・その場の状況把握を適切に行う力
が必要で、さらには、
・自分の思考のクセを知りつつも、どちらの思考で考えるか
を自己分析して、その場で適用できないと…です。
結構、むずい…(^^;)
う〜ん…
ちなみに、みなさんはWHY好きですか?それともHOW好きですか?
たぶん、社会的な要請としては、そもそもの理学部と工学部の設置されている学部数か学生数か忘れましたが、理学部:工学部=1:9で、とにかく工学部が圧倒的に多く、社会はHOW思考の人間を多く育てることを望んでいるんだろうなぁ…と推測できますが、それだけではやっぱりよろしくないわけで…(^^;)
理学部は、「なぜ?」を重視する一方で、工学部は、「どうする?」を重視する。
どちらの思考も大事ではあるんだけど、どちらかだけで納得してしまうのはダメで、両方の側面からの思考が大事ですよね…
あるときは、WHY思考で。
あるときは、HOW思考で。
「そうなりたい!」と思って、どのくらいが経ったでしょうか。
少しずつではありますが、理想に近づけているような気がしてうれしいです(^^)
えっと…
最近、前回ブログで書いたものよりも少し進化して、私の中でHOW思考とWHY思考の関係性が出来上がってきました。
まだ、うまく表現できるだけの理解の深さがないのですが、できる限り書いてみますが、これはもともと生徒指導するときに実感したことです。
たとえば…ある先生は、「10÷1/4」という問題に対して、
@「割り算は掛け算になおして、1/4を逆数にして計算するんだよ」
と教えます。
次に、どのように教えるのかで子どもたちの思考形態が変わっていくのですが、
A「では、3÷2/3÷4/3を解いてみよう!」
となる先生と、
B「では、割り算はどうして掛け算にして逆数にするのかな」
となる先生といますね。
もちろんこの先生のようにいきなり@からスタートする教え方しかないわけではありませんが、この先生は@を基準として、まずルールを教えています。
@→Aという流れの場合は、@のルールに疑問を持たせずに、じゃあそれを利用して問題を解いてみよう!という思考の流れで、HOW思考を育成する指導の流れになってます。
@→Bという流れの場合は、@のルールとして教えたものに対して、どうしてそういうルールとなるのかを掘り下げてみよう!という思考の流れで、WHY思考を育成する指導の流れになってます。
これを一般化すると…
○HOW思考の2ステップ指導フロー
基準を教える→どう利用するのか?
○WHY思考の2ステップ指導フロー
基準を教える→なぜそうなるのか?
こう書けるかな???
何を基準として教えるのかは、人によってそれぞれなわけだけど、私は教科書を基準にすればいいと思ってます。
少なくとも、それが日本国民共通の基準となるので(というか、そのために国がわざわざ審査までしてるので)、そこからスタートさせて、あとはその子にどっちの思考を体得させるのかによって、選択して指導すればいいかなと…
思考には方向性があります。
まず考え始めるための切り込むための基準があって、そこから問題解決していくならHOWを、問題発見していくならWHYを、意識できればきっと今後の人生ずーっと役に立つんじゃないだろうか…
そんなことを子どもたちに教えたいと思う今日この頃です(^^)/
もちろん、結果として試験の点数が跳ね上がるわけだけど、同じ表面上の点数でも、その意味が違っていて、ニセモノの点数とホンモノの点数があるから、ホンモノの点数を取ってきてもらえるようにがんばりまーす!!
そうそう…
以下、上記で書いたことを図にしてみました。
単なる書きなぐりですが…
興味ある方はどうぞ。
どなたかのお役に立てられればー(^^)/
090404問題解決力と問題発見力の関係.pdf
参考になった、という方!!
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