みんな一様に、以下のように言うことが多いんですよ。
「80点でした。悔しいです」
「90点でした。先生に申し訳ないです」
彼らはもともと…
・私立中高一貫校で中学の成績がやばくて高校進学の際に、高校の先生から他校へ行くように勧められていた子
・1学期が赤点で、このままだと留年か退学になってしまう子
・偏差値30台から学習をスタートした子
といった、ある意味で、一度はある集団の中の下の下を経験した子たちです。
いつのまにか
「80点でした。悔しいです」
「90点でした。先生に申し訳ないです」
といったことをよく言われるようになっていました。
これって自分で言うのもなんですが、すごいです。
たとえば、これまでは80点という高得点を取ったことなんてないのにもかかわらず、
「80点取れました!うれしいです」
ではないんですよ…(^^;)
「80点でした。悔しいです」
です。
数か月前には想像もつかなかったような点数を短期間のうちに取っているにも関わらず、その点数で満足しない…という。
もちろん私自身がそう思ってるからなんだけど、やっぱり大事なことは点数そのものじゃないんだよ。
点数は水ものだから、出題者の問題の選定方法によって、生徒の点数としての評価はいくらでも変化するでしょ?
しかも、テストの点数は、生徒の学習した内容と出題者の問題選定の内容との共通した部分における評価です…
一致してれば高得点になりやすいし、一致していなければ高得点にはならないし…
↑こんなのは本質的じゃないです(もちろん生徒に自信を付けさせるために一致させることを狙ってやるときはあります。逆に、先生側で調整をかけずにわざと狙わずにやらせて点数が取れるかどうかをテストするケースもあります)。
もともとテストの存在意義は、学習した内容がどれだけ定着していますか?ということを問うわけだから、大事なことは、学習した内容の一部分における評価ではなくて、全範囲における評価にしなくちゃ。
でも、学校のテストではそういった細かいレベルまでは制約条件もたくさんあるからそこまでできません。
学校の試験はあくまでも学習した内容の一部分における評価なわけだから、それだけで子どもたちの学習状況を評価するのはやっぱりダメで、やっぱり普段の生徒指導の中で学習状況を評価していってあげる必要があります。
もちろん、そのレベルまでを生徒指導に求めることになれば、集団授業では到底無理だから、1対1の個別指導が中心になるのは言うまでもありません。
個人的な経験としては、1対2の個別指導でも、上記レベルまでの細かさで一つずつ評価していってあげるとなると難しいです(単に質問に答えるだけではないので)。
いくつかのこれまでの経験から思うに、子どもたちの事例から言えることは、学習した内容のうち、テストに出題された内容がどれだけの割合でできているのか?という視点を持つことが大事だと思ってます。
学習内容とテスト内容との共通部分を満点基準とした正答率のことです。
たとえば、学習内容とテスト内容との共通部分が、80点(100点満点)あって、その80点のうちの70点が取れているから、87%の出来具合と評価してあげてます。
そのあとで、子どもたちには「この問題とこの問題はここでやってるわけだから、あと10点取れたよね?」とお話してあげて、まだまだ点数として向上することを見せてあげます。
↑この見せてあげることが大事で、これが高得点を取るにも関わらず悔しい…という気持ちに繋がっていきます(つまり、悔しいという気持ちは高得点に対してではなくて、まだ出来た部分があったのに出来なかったことが悔しいと思うきっかけになっています。高得点そのものはもちろんうれしいですよ!)。
逆に、学習していない20点についてはとやかくいいません。というか、言ってはいけません!やってないんだから出来なくて当たり前です。
また、現段階で学習内容の87%を得点へと変換する実力があるわけだから、学習内容をもっと網羅して、テスト内容として出題される100点満点分までカバーできれば、87点を取ることができます。
ちょっと複雑に見えるかもしれないので、そのうちここに図も入れて整理して書く予定ですが…
とりあえず、書きなぐっておきます。
一人でも多くの子どもたちが自信を持って取り組めるように、成功体験・失敗体験などぜひみんなでシェアしていきましょー(^^)/
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