いつも彼とランチミーティングを重ねていて、その場で様々な決定がなされます(^^)
仕事って、ほんとに必要なタイミングで必要な人とするものなんですね。いつもとても助かってます☆
えっと…
ここ数カ月実感していることをツラツラと書きましょー!
トヨタをはじめとした企業って、徹底的に"カイゼン"を繰り返す…とはよく言うんだけど、カイゼンというのは一つの単語なわけで、現実問題において適用しようとおもったときに、カイゼンという一単語でほんとに十分なのかな?という問題意識を私は持っています。
その根拠となるものが「わかる」には学問的には6段階ある…という事実なわけだけど、カイゼンという単語レベルであれば、「わかる」の6段階のなかのもっともわかっていない最初の段階になるわけです。
単なる知識として…
「カイゼンが大事だ!」
といってるだけで誰かがいったことをそのまま丸暗記して同じことを言っているだけでは全然前に進まないわけだから、もっと「わかる」の段階を深めていくことが必要です。
で…
カイゼンという単語を知っているという知識レベルの次のステップとして、解釈レベルの段階に入ります。
「カイゼンをどう解釈しているのか?」
は細かいレベルでは人それぞれ認識に違いがあります。
目の前にある辞書で"改善"を調べると…
◎悪いところを改めて良くすること
とあるんだけど、そもそも悪い・良いといったって、
・主観による悪さ・良さなの?
・客観による悪さ・良さなの?
・他人と比較した際の悪さ・良さなの?
・過去の自分と比較した際の悪さ・良さなの?
・現状の自分のなかにおける悪さ・良さなの?
など、多種多様です。
まずそういう前提があります。
で、この人それぞれの解釈が違っていることを前提として、さらに次の「わかる」の段階である適用レベルに進んでいきます。
実際にその解釈にしたがって、適用していくわけだけど、やっぱり
「カイゼンしよう!」
では、そもそもこの表現そのものが適用レベルでの表現になっていないわけだから、適用しづらいのなんのって…(^^;)
*知識レベルの表現になってるんだもん。
だから、解釈に基づいた適用レベルでの表現へと変換しておくことが現実世界で活用することを目的とする場合には大事だと思ってます。
そしてすぐに適用できるレベルとなるとやっぱり発問形式で、さらには思考の流れがわかり、さらには文章そのものが短く余計な情報をカットした本質的な発問にする必要があります。でないと現場では使えません。
結果的に、私が最終的に現段階で落ち着いているカイゼンの適用レベルの発問として採用しているのが、下記になります。
「何をどう変えるのか?」
WhatとHowの融合の形式になるけど、これが私の"カイゼン"を適用するための発問です。
(もちろん他にもいろいろあっていいとは思います。あなたはどういう発問を用いてカイゼンに取り組んでいますか?)
この発問は、"何を"という表現で、対象を明確にし、"どう変える"でその対象の変化後を考えなさい…ということを表現しています。
本当は、
「何をどういう状態からどういう状態へ変えるのか?」
と発問を作ったほうが、変化前と変化後を比較させて明示的に表現されるんだけど、実際の会話場面では少し発問が長すぎるのかな?というのが個人的感想です。
もしこの発問のなかの一部分を削るとすれば、3要素である
・何を(対象)
・どういう状態から(変化前の現状)
・どういう状態へ(変化後)
のうちの変化前の現状を削るのが妥当だろうと私は思ってますよ…(^^;)
だって、対象を明確にしないと何について言ってるのかさっぱりわからんし、変化後についてもそれを表現しないと方向性が見えないし…
変化前については、そもそもの対象を明確にした時点であまりよろしくないと思ってるわけで、その情報が他の2点に比べて劣るから、カットしてしまいます。
その情報をカットするリスクよりも、発問をシンプル形式にできずに活用しづらく使わなくなるリスクのほうが高いわけだから、このような形を採用して、多頻度で繰り返し活用したほうが現実世界では有効に働きます(^^)
というわけで、
「何をどう変えるのか?」
はカイゼンのための適用レベルにおける発問なわけです(^^)/
この発問はもちろん子どもたちへの指導でも活用してます。
LFLで実施している子どもたち向けのアンケートにも挿入されていて、3ヶ月に1度自身の学習の見直しをしてもらい、何をどう変えることでこれまで自分が行ってきた学習がよりよくなるのか?考えるためのきっかけを与えています。
LFLはこれからも、日々カイゼンを繰り返して、どんどん良くなっていきますよー(^^)/
さぁ、今日は何をどう変えて取り組んでいこうかな?
みんなも一緒によくなっちゃいましょー(^^)