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2010年02月01日

「二分割思考」と「多分割思考」

「二分割思考」と「多分割思考」

最近、気になっていることです。



「二分割思考」
→多い・少ない、上がる・下がる、大きい・小さい、など、物事を2方向で理解すること。

二分割で理解することのメリットは、とにかく速さです。2分割レベルであれば、とにかく迅速に判断できちゃいます。

デメリットは、精度でしょうか。。2分割しているだけなので、"どのくらい"というより詳細な比較要素が抜け落ちています。たとえば、同じ上がるでも、どのくらい上がってるの?という比較ができません。



「多分割思考」
→1・2・3…など、物事を数量化して理解すること。ただし自然数レベルの分割でOK(整数・分数・少数レベルまでの分割を考えると大変すぎるし使いにくい)。

多分割で理解することのメリットは、その精度の高さです。数字を用いるので、1次元であらわすことができて、容易にそれらの比較が可能になります。

デメリットは、数量化するまでに時間がかかる点です。数量化する過程を定式化してあれば、自動的に表現可能ですが、定式化まで持っていく過程でかなり頭を使います。それを誤ると、その式を使った数量化がすべて意味をなさなくなるので、エライことになったりも…
(公式を間違って覚えている子どもたちと同じで、その間違った公式を覚えたがために、それを使ったすべての答えを間違えてしまいます…)






「二分割思考」と「多分割思考」はそれぞれの良さを兼ね備えてはいるんだけど、多くの方の傾向としてあるのは、「二分割思考」でとまっている点です。

「二分割思考」で、方向付けをするのはいいんだけど、それだけではどうにもならないことが多い。。。


「だから、何?」
「だから、どうするの?」
という突っ込みを入れたくなるのは私だけでしょうか。。。




だから、もっと細かく分析していくことが必要で、「二分割思考」で素早く方向を決めたあとに、「多分割思考」でさらなる精密さを加えていきます。



ちなみに、「多分割思考」⇒要は数量化は、数学的な考え方のひとつです。




学校の通知表に記載されている数学の観点別評価の項目を見てみて下さい。

4つの観点のなかに、数学的な見方・考え方に関する項目がありますね。

小・中・高と学習していく上で、国が子どもたちに身につけてほしいと考えている大事な思考です(^^)





「二分割思考」と「多分割思考」

それぞれを場合に応じて使い分けて、どの場面で、どれを使うことで良いことなのか、これからも模索していきまーす(^^)/







posted by yuichi_saito at 10:46| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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