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2010年11月23日

LFLの最近の指導報告(一部抜粋)をご紹介しますね。

更新が止まっていました…

ある先生の1回分の指導報告です。
ご家庭と密に連絡を取り合ってます。


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■指導内容

今回の指導内容は以下の通りです。

<1>宿題の出来具合
<2>目標と計画
<3>学習計画


以下それぞれについて記述致します。

<1>宿題の出来具合

体験授業の際に課していた宿題と、その達成率は以下の通りです。
・週間学習計画表の印刷(100%)
・週間学習計画を具体的な行動レベルで細分化して立てる(15%)
・計画を実行する(10%)
・実際に取った行動を振り返って記入(0%)

これまで計画を立てて行動してきたことが無かった人からすると、当然といえる出来でした。
その理由についての私の考えは以下の<2>で記述致します。


<2>目標と計画

○○くんは並み外れた瞬発力があるので、説明を聞いたときの理解のスピードがとても速いです。
しかし、その瞬発があるが故に、デッドラインが目前に迫ってからでも集中力を発揮して一気に課題をこなすことができてしまうので、
逆にそれが仇となり、じっくりと取り組む必要のあること(暗記項目の多い歴史や、正確な計算力や難問など)についてはなかなか得点できるレベルまで消化できていないという現状なのだと考えます。

またこのテスト前に一気に勉強するという癖は、テスト後には忘れてしまうという原因にもなっており、模試や実力テストのような、範囲が広いテストについては太刀打ちできないという状況が予測されます。

このような癖ができあがった原因は、その優れた瞬発力でこれまで様々な難関を乗り越えることができ、いわば「悪い成功体験」を積み上げてしまったからではないかと思います。
目前のことではなく、もう少し先の未来を見据え余裕を持って早め早めに行動することが、アウトプットの質の向上に繋がることは言うまでもありませんが、○○くんは能力があるためにそういう積み上げ型の行動をしなくても成功してきてしまったが為に、習慣になっていないのです。
また、ご存じの通り中学から高校にかけては、一度のテストで学習しなければならない範囲が広くなり、また高得点を狙うためには深い理解と演習量が必要となってきます。
さらに、一般的に中学受験生時代と比べて、「単純暗記」が苦手になると共に「論理的思考」が得意になってくるような、能力の転換期でもあります。
つまり、より「復習」「実践」を重視した学習をしなければならなくなってくるのです。

そこで、○○くんに今最も必要なことは、
【目標達成のための、復習と演習を中心とした学習計画を立てて、実践し、成功体験を積むこと】
であるといえるでしょう。

この行動をするに従い、自分自身の行動を振り返る機会が増え、自己分析、ひいてはメタ認知力(自分自身をモニタリングする力)向上に繋がると考えられます。
よって中長期目標として、【学習計画の習慣化とメタ認知力向上】を掲げたいと思います。


<3>学習計画とPDCAサイクル
今回のメインの指導内容は、学習計画表について、○○くん自身に改善すべきところを考えてもらい、それを元に計画を一緒に立てるということでした。

事前に立ててもらっていた計画についてよかったところは「(どのページをやるか等)具体的に書けていた」ということです。
計画を具体的に行動レベルで立ててしまうことで、その後「何をしなければならないか」を考える時間を省くことができ、効率の向上が見込めます。

しかし、○○くんはほぼ全ての部分について計画表が空欄のままで、その理由を問うたところ「この日はやることが決まっていて、書かなくてもわかるから」と言っていました。
確かに、自分が確実にやるべきことが習慣的に分かっているのであれば、それを計画表に正確に記述する必要はありませんが、
私と一緒に計画について「振り返る」ために、次からはキーワード単位でも良いので書いておくよう約束しました。

また、実際に実行したことについても白紙のままだったので、この欄についても振り返りながら記入するように伝えました。
その理由は、「PDCAサイクル」を何度も繰り返すことで、自分自身に適した計画を作り実行することができ、目標達成率も上がると考えられるからです。

PDCAサイクルとは、既にご存じかもしれませんが、

Plan:計画をたてる
Do:実行する
Check:実際にどんな行動をしたか振り返る
Arrange:振り返りを元に改善する

という、一連の流れを指します。
繰り返しになりますが、これを何度も繰り返すことでより計画が自分自身が目標を達成する上で適したものに洗練され、
さらに自分の強みや弱みについて真正面から取り組むことになるため自己分析ができ、ひいてはメタ認知力の向上に繋がると考えています。




子どもたちを伸ばすには、まず分析力が必要です。
そのあとに対策案を考えること、そしてそれを実行する力も必要です。

なんとなく教えてできるようになるケースは、生徒さんが優秀なだけだからね。。。

すべては先生の力にかかってます。




LFLは先生の力を伸ばすことにも力をいれてます。

そういった仕組みをどんどん作り上げていきます。

↑本来は当り前のことなんだけどね。他の業者さんがやってなさすぎなだけで。。。





posted by yuichi_saito at 09:51| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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