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2011年09月22日

"答え"だけで丸つけするな!

メルマガで企画をはじめました。

名付けて?「紙上カウンセリング講座。」ですかね。

数回にわけて継続的にアドバイスをしてきます。


あなたの「悩み」は、みんなの「悩み」です。

普遍的な内容も含まれてますので、他の読者さんにも使えるように回答してます。


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今日は、私が提唱する「花火チェック法」を実践している

ご家庭からご質問をいただきましたので、こちらで返答したいと思います。

きっと同じように悩まれている方がいらっしゃると思います。


かな〜りいい"ツッコミ"をいただきましたので、

ぜひみんなで"知"を共有しましょう!



今日の内容は「花火チェック法」をご存じないと

内容が伝わらないところもあります。


・まだ読まれていない方

・もう忘れちゃったよという方

がいらっしゃいましたら、

まだ無料で全国に配布していますので、

よかったらダウンロードして読んでくださいね。

今まで3,000名以上の方にダウンロードいただいています。

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これはクラス内偏差値17の生徒さんでも1位になった方法です。
⇒⇒ http://goo.gl/TDqhv
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◎ご家庭からのメッセージ(全文掲載です)

効率よく点数に結びつく問題集活用法をなるほど〜と思いながら読ませていただきました。
とても納得できる内容でしたし、実際私の学生時代は同じような問題集の使い方をしていました。
しかし、息子の場合どうも思ったようには行かず、壁にぶち当たっています。
できていない・あやふやな問題にチェックをすることがまず第1歩なのでしょうが、
なんとなくできてしまった問題にチェックをつけるなんて技は使えません。
本人は答えが合っていたらそれは『できた!』以外の何ものでもありません。

 以下に息子の状況を書いてみました。どのあたりが良くないのでしょうか?
ご指導をぜひお願いいたします。

現在、中学1年生の息子は塾には行っていません。

家での勉強は、
@学校の授業&ノートの復習
A学校で配布された問題集の習ったところをする
B問題集がない教科は、市販の問題集をする
という感じで進めています。

どの教科も学校で習ったその日に問題集で問題をとくのですが、
習ったばかりということもあり、ほとんど間違えもなくできてしまいます。

しかししばらくたった(2週間ほど)ある日、
学校の宿題で問題集は2回以上やることになっているので
、テスト範囲の最初から全て問題をときなおします。
数学が特にですが、1回目には軽々クリヤーしたにもかかわらず、忘れてしまったり、
後に習ったこととごちゃごちゃになってしまったのかカンペキに間違えてしまっていたり、
1回目はできたが、2回目はつまらない計算ミスをしたり単位をわすれていたりと無視できないほど間違っています。
○付けも怪しく、よくみると1回目のときに間違っているのにまるが付いていたりとか・・・
不思議なことに2回目も×なのに○になってたり・・・母チェックは欠かせない感じです。

また、テスト前2週間までにはテスト範囲をおさえておきたいので、
自学自習で勉強する単元もどうしてもでてきます。
その結果勘違いして覚えてしまうということも起きています。

以上のことから、最初に間違えたところだけを間違いがなくなるまで繰り返すというのはとても不安です。
問題集に取り組むタイミングが間違っているのでしょうか?

スムーズに家で勉強をすすめるには、どのタイミングで問題集に取り組むべきか?
また、習っていない単元はどのように勉強したらよいのか?


ぜひアドバイスをお願いいたします。
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大事な要素が入っていますので、

ポイントをいくつかに分けて回答しますね。


【ポイント1】
>できていない・あやふやな問題にチェックをすることがまず第1歩なのでしょうが、
>なんとなくできてしまった問題にチェックをつけるなんて技は使えません。
>本人は答えが合っていたらそれは『できた!』以外の何ものでもありません。

「なんとなくできてしまった問題」かどうかをチェックする方法のひとつとして、

言葉に出して説明できるかどうか、を判断基準としてください。

これが最低ラインです。まずはここを目指してください。

そうすれば、「なんとなくできた」を簡単にカットすることができます。


また理想は、説明する際に教科書にある通りの説明ではなく、

"自分なりの解釈"も含めた説明ができるかどうかが大事です。

ここまでできるようにならないと、"使える知識"とはなりませんし、

記号問題に対応できても、論述形式の問題や組み合わせ使う応用問題には対応できません。

また"学習内容のおもしろさ"を感じることができるようになるのも

ここまでのレベルが必要です。


(ちなみにおもしろさには2種類あって、"点数を取るおもしろさ"と、"学習内容のおもしろさ"があります。

塾にもこの2タイプがあります。どちらをウリにしている塾なのかによっても取り組み方が変わってきます。

また、教育工学という学問的には"わかる"は6段階あります。「丸暗記」は一番低いレベルの"わかる"です。

「解釈」が入ると、下から2番目のレベルの"わかる"にレベルアップします。より深く「わかる」状態です。

 話題が違うので、ここでは詳細は述べませんが、結論だけお伝えします)


ちなみに説明できていたとしてもオウム返しのような"丸暗記"で対応しようとすると

いずれ限界が来てそれ以降は伸びなくなっていきますので、ここは注意が必要です。


数学の場合で言えば、高校生になってから急にできなくなる生徒さんがたまにいますが、

このタイプの生徒さんはこのような勉強をしてきていてブラッシュアップされていないケースが多いです。

本来は学年や年齢に応じて、勉強方法も改善されつづけるはずなのに、ずっと同じようにやっていたから、

できるようにならず「昔はできたのに・・・」という状態に陥っているケースです。



>本人は答えが合っていたらそれは『できた!』以外の何ものでもありません。

この現象もよく子どもたちに見られています。

こういった生徒さんの場合は、最終的な答えがあっていれば正解である、と考えているタイプです。

これは実はそもそもそういった教育を受けてきたらこそ(本人は受けたと思っていないと思いますが)、

こう考えてしっているのですが、これはよい状態とはいえません。

このタイプで伸びるのは中学生までです。高校以上は厳しくなります。


最終的な答えそのものよりもそれに至ったプロセスのほうがもっと大事です。

最終的な答えは適切なプロセスあってはじめて価値を生みます。

プロセスそのものが正しいのかどうかを必ずチェックをしてあげてください。


そのためにも、お子さんに言葉に出してもらうことが必要です。

声に出してもらわないとと、私たちは子どもの「思考プロセス」がわからないからです。

(この話をすると子どもは"自分の思考を言語化できない"という議論を持ちだされる方もいますが、
 
 その話をしだすとここでは複雑になりますので、それに対する回答をするのはやめておきます。)

思考プロセスをチェックし、それが正しいかどうかを基準に丸かどうかを判断していきます。

ですので、理想は教科のプロにきちんとみてもらうのが一番よいです。


今は仮に結果が正しいから点数が取れているとしても、そのプロセスが正しくなければ、

いずれ点数が伸び悩む時期が来ます。点数が取れなくなる予備軍の生徒さんです。

そうならないようにするためにも、教科のプロにみていただくのが一番よいです。



【ポイント2】
>○付けも怪しく、よくみると1回目のときに間違っているのにまるが付いていたりとか・・・
>不思議なことに2回目も×なのに○になってたり・・・母チェックは欠かせない感じです。

こちらは次回以降でお答えますね。


【ポイント3】
>また、テスト前2週間までにはテスト範囲をおさえておきたいので、
>自学自習で勉強する単元もどうしてもでてきます。
>その結果勘違いして覚えてしまうということも起きています。

こちらも次回以降でお答えますね。


【ポイント4】
>問題集に取り組むタイミングが間違っているのでしょうか?
>スムーズに家で勉強をすすめるには、どのタイミングで問題集に取り組むべきか?
>また、習っていない単元はどのように勉強したらよいのか?

こちらも次回以降でお答えますね。



今回は数回にわけてお答えしていきたいと思います。








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posted by yuichi_saito at 13:28| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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