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中3と中1の息子がいます。
受験は内申が悪く希望校をあきらめないといけない状態です。
それでも本人の危機感が薄く、塾の先生から「何とかなる」と思ってるから伸びない。
と言われてしまいました。意識を変えることができず、
このままずるずるしてしまいそうで怖いです。
何か打破できるきっかけを探しています。
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詳細については、実際にこちらの文面だけでは到底把握できないのですが、
私ならまず最初に何をするのか・・・
という点で、その理論的な背景も交えてご紹介しますね。
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>意識を変えることができず・・・
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中学3年生のこの時期でも"受験生でない受験生"はたくさんいます。
"受験生でない受験生"とは・・・
年齢的・学年的には受験生であっても、
気持ち面で受験生ではない生徒さんのことです。
省略された言葉を入れて再度表現しなおすと、
・"(気持ち的には)受験生でないけど、(学年的には)受験生"はたくさんいます。
という表現になります。
私はこの2つをきっぱりと切り分けて考えています。
↓詳細はコラムにまとめたことがあるので、下記からどうぞ。
⇒ http://www.lfl.jp/know/colum37.html
一般的に、
「受験生なんだから」
という表現をする場合、たいていは
「受験学年なんだから」
という意味で使っています。
しかし、実際のリアルの現実世界では、
・受験生=受験学年
という切り口では説明しきれないことがたくさんあります。
学年的に受験生であるかどうかよりも自分を受験生であると、
気持ち面からしっかり自覚していることのほうがよっぽど大事です。
だから、私は学年はそれほど関係ないと思っています。
たまたま大勢の人が
・受験学年になれば、受験生になる
と考えているだけにすぎません。
生徒さんによっては、
前年度から気持ち的に受験生の生徒さんもいます。
またその反対に極端なことを言えば、
入試1週間前から(気持ち的に)受験生になる生徒さんもいます。
だから本当は本人が自分は受験生である、
ということを自覚させることからスタートせねばなりません。
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>このままずるずるしてしまいそうで怖いです。
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ずるずるいくことはよくあります。
生徒さんによって受験生と感じる瞬間がどこなのかが違うのですが、
本番直前のギリギリまで受験生にならないケースは非常に多いです。
これは今までの経験などによって変ります。
たとえば・・・
「今まで宿題を出さなくてもなんとかなったし・・・」
という経験をたくさんしている生徒さんは
ギリギリまで受験生にならないことが多いようです。
それは、そういった過去の経験から蓄積されて
そのように考える思考の習慣が身についてしまっているからです。
これは考え方から変えていかなければなりません。
この思考のクセを修正するには、
この思考を形作った経験と逆のことを経験してもらいます。
要は、なんとかならない、ということをどんどん経験させる他ありません。
また、周りの大人が本人がそのように思うように、
フィードバックを繰り返して学習させることが何よりも大事です。
↑同じ経験であっても、人によって解釈が違いすぎるからです。
たとえば、失敗経験をしても
「今回だけだよ〜」
と軽く流してしまう生徒さんもいます。
そうならないように細心の注意を払って
「だからちゃんとやらないとダメだって言ったでしょ」
というフィードバックを繰り返していきます。
理想は直接周りの大人がそういう指摘をするのではなくて、
本人の頭でそのように考え言葉に発してもらうように導きます。
ちなみに、これはかなり難しくハイレベルな指導力が要します。
ただ、これは時間が非常にかかります。
(教育は時間がかかるので当たり前ですが・・・)
とにかく入試本番まで時間がないので・・・今からやれること・・・
ということであれば、手っ取り早く入試問題を解いてもらったらいかがでしょうか。
これは、上記でご説明した、
何とかならない、という一つの経験にすぎませんが、
◎言葉で言ってダメなものは、実際に見せて・体験させることが早いです。
もちろん、そのあとのフィードバックは欠かせません。
お子さんによっては、
「たまたま10点だったから。」
「きっと本番は大丈夫だよー」
と努力がともなっていないのにも関わらず軽く流す場合もあります。
「このままだと本番もこの点数になるね」
とお話していくのがよいと思います。
↑努力がともなっているケースにはまた別のフィードバックをします。
また、本人の性格を考慮したアドバイスにしなければ、
効果が半減しますので、その辺りも考慮しなければなりません。
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