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2006年09月16日

鍛えるべき力

最近、思うことをツラツラと書きます。
誰かに見てほしいわけではなく、とにかく私の成長記録のひとつとして残ればよいかなと思って書きます。

あんまり気にしないでください。特に誰かのことを言っているわけではありません。





最近感じるもっとも大切な能力。


「分析力」



分析する力こそ、もっとも鍛えるべき能力ではないのかと感じています。
複雑な状態から如何にして自分の目的に応じた事柄を抜き出せるか…


これこそがもっとも大切な力ではないかと思ってます。




世の中は複雑に絡みあっています。多種多様なモノや人が絡みあい、同じ空間内で生きています。そんな中で、自分の目的に沿ったことをいかに抜き出すことができるか…。その力こそがもっとも大切なことのように感じています。


もちろん…
分析するには、感性が必要です。
分析するには、思考力が必要です。
分析するには、言語能力が必要です。
分析するには、知識が必要です。
分析するには、発想力が必要です。
分析するには、…




数学教育にかかわらず分析する力を養うことを意識した指導をしていくべきではないでしょうか。



私の指導は、基本的に内容面を教えません(ときと場合によりますが…)。できる限り生徒本人に分析させます。分析するための方法を教えます。一生涯応用が利くように、方法論を伝授します。


指導するときの分析対象は
・自分の書いた答案であり、
・教科書に書かれている内容であり、
・生徒本人であり、
・世の中一般であり…

とにかく機会があるたびに分析する能力を鍛えるきっかけを与えます。




たとえば、計算ミスひとつに関してもそうです。
いいですか??

これは数学を教える全指導者に伝えたい。
指導者がミスを指摘してしまうと、その子が学ぶ瞬間を奪ってしまうことになるのですよ。その子の伸びる機会を奪ってしまうんですよ。
お願いです。せっかくの機会を奪わないでください。せっかくのチャンスをつぶさないでください。

計算ミスがあるのとき、私が教えるのは、ミスがあることを伝えるだけ。たった、それだけです。

生徒は自分の答案を眺めます。自分の答案を分析し始めます。分析の方法がわからずただ眺めてしまう子には、分析の方法を教えます。はじめはひとつひとつ発問しながら、ここはこれでいい?こっちはこれでいい?とひとつずつ丁寧に尋ね続けます(どこが間違っているのかばれないようにね)。

はじめは生徒にとっては苦痛かもしれません。なんでこの人は教えてくれないんだって反発するかもしれません。ですが、自分の書いたものを読ませ、そこから分析力を鍛えることができるのです。

ただ指摘してしまうと、
「あっホントだ」
それだけでおしまいです。
それでいったい何を学んでいるのでしょうか…

直接、指摘してあげることが本当の優しさなのでしょうか。。。
考えてほしいです。



その他には…
教科書の読み方もそうです。
いきなり指導者が解説してどうするんですか。そんなことしてたら、その子は一生涯教科書読めなくなりますよ。気づいたら、文章を読んで理解する力が乏しくなってしまって、手も足も出ない状態になってしまうじゃないですか。。。それでいいんですか?そいういう子を育てたいんですか??

わからなくたっていいんですよ。自分のもてる力で教科書を読んでみることが大切なんですよ。そうやって自分に負荷をかけて、鍛えていくんじゃないですか。100あって、最初は1しか分からなくたっていいんですよ。そこから少しずつ増えていくんですから。それのお手伝いをしてあげるのが指導者でしょ。



私は間違ってますかね。。。
教育って生徒が望むことがすべてではないんですよ。お客さん的発想で子供たちを捉えてしまったら、子供たちを駄目にしてしまうんですよ。

はっきり言ってしまえば、経営者として失格かもしれません。ある本によれば、人がお金を払うのは、「快楽」か「苦痛からの解放」とのことです。私自らが、苦痛の原因になってる可能性ありますからね…。経営者失格です。


私は、「目先のお金」よりも「一生涯にかかわる教育」をとりたい。そう思ってやってます。

この言葉がどれだけの人に伝わるかわかりませんが…。
最近感じてることです。







p.s.
「学び」を意識すると違った世界が見えてきます。たぶん、以前よりも「学び」を意識することができるようになったのは大学院のお陰だと思います。東工大院のこの専攻のこの研究室のお陰だと思います。

私は本当に大学院へ行ってよかった。こんなにもすばらしい人たちに囲まれて、いろんなことを学ばさせてもらってます。教授からも然り、友人たちからも然り…。

本当にありがとう。




もうすぐ、同じ研究室内のM1の彼がカンボジアに行きます。カンボジアの子供たちに数学を教えてくるそうです。学校の援助や、団体に所属していて教えにいくわけではなく、自分で現地で学校を開いている日本人の方にアポを取り、教えにいくそうです。

タイ経由でそこからバスにゆられ十数時間だそうです。



彼にちょっとお話を聞いたのですが…
彼いわく…

「言葉に制限がかかったとき、どう教えるか…」

これを考えてくるようです。
クメール語という言葉らしいですが。。。
まったく想像つきません。




お土産話、期待してるよ〜
それと、病気もって帰ってこないでね〜(笑)





とにかくみんなに本当に感謝してます。
いつもありがとう。
posted by yuichi_saito at 02:20| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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