特に試験本番になると実力が出せない、という方の参考になるかもしれません。
ご興味のある方はどうぞ^^
今、私自身も7年ぶり?に"受験生"をしています。
子どもたちの受験指導は毎年しているのですが、
今年度は私自身も子どもたちと一緒に受験生をしています。
大学院受験ぶりの受験生ですね^^;
"中小企業診断士"という国家資格なのですが、
昨日、一昨日と全国公開模擬試験がありました。
この試験は1次試験はマーク式7科目。
2次試験は記述式4科目です。
試験制度そのものが、まるで国公立大受験とそっくりです。笑。
やることがありすぎて本当大変です^^;
この資格試験の受験生は、
だいたい30代〜40代の男性が多いです。
年齢的には私は若い部類になります。
普段、私は"お父様"として接している方が多いです。。。
で、前置きはこのくらいにして・・・
今日は、模擬試験会場で思ったことをひとつご紹介しますね。
試験開始直後の行動について、です。
ほとんどの方が1問目から解き始めているようでした。
(カンニングになるのでもちろん推測ですが)
まず最初にやるべきことは・・・
問題を解くことでありません。
最初にすべきことは、
"出題問題についてざっと目を通すこと"
です。
どんな問題が出題されているのか全体像を把握します。
昨日、私は会場の後ろのほうの座席だったので、
会場全体が見渡せる位置に座っていたのですが、、、
いきなり問題を解き始めている方が大半だったように見えました。
もちろん、、、
それで困ったことがないのであればいいとは思います。
でも、たとえば、時間配分ミスによる失点が多い方は、
試験時における時間の使い方を一度考えたほうがよいと思います。
最初に変えたほうがよいと思う点としてあげるとすれば、
いきなり問題を解くのではなく全体を眺める時間に使うことをお勧めします。
もちろんざっと見るだけなので、1字1字丁寧に読むわけではないです。
ざっくり目に飛び込んでくるキーワードをみて出題テーマを把握するだけです。
特に時間配分を重視する試験については大事です。
「時間がないからすぐに解き始める・・・」
ではないです。
そう考えるのではなくて、
「時間がないから時間を割かないところを決める・・・」
と考えたほうがよいです。
もちろん試験内容や試験の実施目的にもよるのですが、
基本的には試験問題はそもそも全部が全部できるようにできてないんですよ。
というよりも全部できてしまう人はそもそも受験生ではありません。
全部できてしまうのであればその人にはその問題は適してないです。
(中学受験・高校受験・大学受験であれば進学先として適していません)
だいたいは
「なんじゃ、これ?」
とか、
「時間かかりそう」
とか、思う問題がまぎれています。
そういう問題がそもそもどのくらいあるのかを把握します。
そのために最初の1分を使うのです。
それをしないと、
ページをめくる度にびっくりすることになりかねません。
目の前の問題にのみ注意が向いている状態だと、
ページをめくるたびに、見たことのない問題に遭遇してしまいます。
特にメンタルの弱い方は非常につらい状態になります。
子どもたちの中にもメンタルが弱い子がいます。
見たことがない問題・・・
というだけで気持ちが焦っちゃうんですよね。
さらには実際に解いてみたらいまいちよくわからない・・・
「どうしよう、どうしよう・・・」
と気持ちばかりが焦ってしまいます。
さらには損切り(捨てること)が適切にできないと本当に最悪です。
ここまで時間をかけたわけだから・・・
と思って余計に時間を費やしてしまうと・・・
ここまで来てしまうとそれ以降の問題にも大きな影響が出てしまいます。
平常心であれば、解けるはずの問題も、
平常心を失った状態になると解けなくなります。
人によってはこの話をすると
「なんで?」
と思う方もいるのですが、
メンタルの弱い子は本当にそうなります。。。
実際にそれでA判定校を落ちる子も毎年います。
そういう方ほどまずは全体像チェックしましょう。
入試ってもともと100点を目指す試験ではありません。
合格最低点を取ることを目指す試験です。
この考え方は入試とか受験といわれるものであれば共通の考え方です。
だいたいは60点ラインを合格ラインに設定しています。
(特殊な試験は別です。医師国家試験みたいに"地雷問題"があったり…)
「よし。この問題の中で60点取ろう」
と思えればよいわけです。
そういう心持ちで試験本番を迎えることは本当に大事です。
60点を取る、ということは40点を間違える、ということです。
はじめてみた問題は他の問題に比べれば、間違える可能性が高いです。
ですのでそういう心構えで問題にあたることが大事です。
試験は制限時間との戦いでもあります。
試験時間内において、問題が解ければ得点になります。
だからどの問題にどれだけの時間を使うのか、を意識しなければなりません。
時間をかけた割に解けなかった…というが一番マズイ。
普段の学習時間であれば、
全然それで構わないのですが、
試験時間内では絶対にやってはいけません。
自分の実力を100%得点に反映させられるようにしていきましょ^^
そのためにもざっと一通り目を通してから解き始める…というのは大事です。
↑ちなみに…時間配分ミスもその方の実力ということになります。
言い訳をする子もいますが、それは言い訳であってそれも実力です。
子どもたちへの指導の場合はそれを本人に自覚させなければなりません。
そうでないといつまで経っても同じ過ちを繰り返してばかりになります。
これが教科の学習内容だけの習得では得点に結びつかない、ひとつのゆえんです。
ということで今日は試験時間の使い方の話・・・
その中でも最初の1分に何をするのか、についてでした。
失点する理由っていろいろあるのですが、
心当たりのある人はぜひ挑戦してみてくださいね。
どなたかの参考になればー^^
ではではー!
今日はこの辺で。
また次回お会いしましょう^^
齋藤裕一
追伸:
「点数 = 反映率 × 普段の実力」
というコラムを公開しています。
参考になりそうな方がいらっしゃったらどうぞ^^
http://www.lfl.jp/know/colum12.html
ここでのポイントは、
普段の実力がそのまま点数になるわけではない、
という点です。
比例関係になっています。
さらには、反映率が人によって異なります。
数学的に表現すれば、
Y = a X
という関係になってます。
Y:点数 a:反映率 X:普段の実力
この「a:反映率」をいかに高めていくのか?
という視点も受験で勝ち抜くには大切なことです。
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