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2012年07月03日

「成績が伸びないんです」⇒3つの評価指視点を!

今日は保護者の方へアドバイスしますね。


アドバイス…といっても、

状況によってどんなアドバイスになるのか異なるので、

当然ながら本来は個々のご家庭ごとで異なった内容になります。



ここでできることを…となると、

一般事例を中心にご紹介することになるので、

あとはご自身で当てはまるようであれば参考にしてみてください。


今回は…

"伸びる"とは何か?

を示唆するアドバイス事例です。


「成績が伸びないんです」

というお話をよくいただきます。


保護者の方によって、

実は"伸びる"の使い方が違います。。。



途中の話の流れを書いてないので、

よくわからないところもあるとは思いますが、

途中・途中ざっくり読みながら全体像を捉えていただければと思います。


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念のため再度強調させていただくと、

・他者比較

・自己比較

と2種類で比較をしています。


今回、他者比較(模擬試験の受験者内)においては、

ずいぶんと健闘した結果が見えました。


偏差値は55という数字ではありますが、

偏差値55という水準からみたときに取るべき問題は取れています。


模試の成績表にその記載があります。

(○○くんには見方のお話をしました)


逆に、数学以外のすべての教科で

プラスアルファで取るべきところがあるとの記載があります。

(きちんと取りきれていない、との判断になっています)


英語は偏差値70ですが、

その水準なのであれば、

この問題は取れなきゃダメでしょ、

という記載があるということです。


わかりにくいところなので、

簡単に具体例を言うと…基本的には、

全体偏差値50であれば、たとえ失点していもて、

個別問題の正答率が30%なのだからとれなくてもよい、と判断します。


全体偏差値70であれば、失点してしまうと

個別問題の正答率が80%なのだから取れなきゃダメでしょ、と判断します。


全体偏差値の学力水準から考えたときに、

「この問題はできて当然だよね」

というのがあとどのくらいあるのか…

をこの模擬試験の成績表は表示してくれています。


数学については、

模擬試験上評価上では、

その点の指摘が1問もありませんでした。


偏差値55という水準からみたときには、

素直に綺麗にまんべんなく実力相当に得点できていたからです。


この点においては数学は評価できます。

数学以外はまだまだバランスよく得点できていません。




上記は、他者比較の場合のお話です。


また、

「ここはできたよな」

と私が思うのところは、他者比較ではなく、自己比較の場合のお話です。


一緒にここについてやっていたわけだから、

たとえ全体正答率が9%の難問と判断されていたとしても、

できてほしかったな、という問題が3問ほどありました。


そういう点で、もう少しやれたのかなと思っています。

これからが得点できてくると偏差値で65前後くらいになります。

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ポイントは、

・他者比較

・自己比較

をわけて考えてることです。


ほとんどの保護者の方にも言えることですが、

他者比較だけ・・・に偏りすぎているケースが目立ちます。


あなたはどうでしょうか。


それと、受験の場合は、もうひとつの指標が大事です。

それが、

・目標比較

です。


その話についても、以下にて転記します。

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他の生徒さんと比較してしまうのはある程度は仕方ないと思います。

模擬試験も学校の試験もそうなのですが、

世の中にある成績表と言われるものはほとんど他者比較です。

逆にそれ以外のデータはまず出てきません。


本来は過去の自分と比較すれば、

みな学習しているので伸びてるはずなのですが、

成績表の数字には低い数字が出ているために伸びていない、

と勘違いしている方が大半です。


勘違い、というよりも数字の意味を

きちんと把握していないことのほうが問題かもしれません。


成績表はあくまでも、

"自分の伸び"と"他人の伸び"

とを比較した際に、

"他人の伸び"

のほうが大きいわけだから、

今回の自分の成績・偏差値は下がった・・・となります。



みんなそうなのですが、

過去の自分と比較すれば

今のほうができるようになっています。


1年前の自分よりは今の自分のほうが進化・成長しています。


たとえ少しずつだとしても伸びているはずなのですが、

それを"伸びた"と評価しない世の中があるのかもしれません。


(というよりも現場で使える評価指標がまだ創り出せていない、

というほうが問題かもしれません。そういった評価指標を

作りだすべく教育研究をしている方もいらっしゃいます。)


ただ、こと受験においては、受験生同士の戦いです。

ですので、他者比較でみていくことはその上では一理あります。


また、模擬試験は他者との比較のなかでも、

模擬試験の受験者との比較をあらわしていますが、

それと同じくらい大事な比較指標があります。


それが、

・目標比較

です。


志望校とのギャップです。

学校によって出題問題のクセがあります。

たとえば、○○の数学は非常に顕著でした。


仮に模擬試験で偏差値70だとしても、

○○の入試問題では参考にならないと思います。


測定しようとしている能力が異なりすぎるからです。

あくまでもこの模擬試験の問題での偏差値70です。


志望校にあわせた学力を身につけていくことも大事です。

志望学校に入学を認めてもらえるように、

学校側が求めている能力を身につけていきます。


そのためにも志望校をどうするのかを

早めに考えておいたほうがいいと思います。

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私が一番伝えたいことはひとつです。


"他者比較だけは比較指標ではない"

ということです。

それはほんの一部であって全部ではありません。


そのことをちらっとでも

頭に入れておいていただけると、

成績表をみたときに感じることが変わり、

そしてお子さんへのコメントにも変化が生まれるかと思います。


そして保護者の方コメントが変わるとき、

お子さんが変わり始めるキッカケになりますよ。

↑本当です。


どこか一文でも参考にしていただけたらうれしいです。



ではではー!

今日はこの辺で。

また次回お会いしましょう^^

齋藤裕一





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posted by yuichi_saito at 01:44| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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