というのは基本的には非常に難しくハイレベルな指導力が必要です。
ある種の"運"の要素も大きく影響していて、
"たまたま"
相性のよい先生と巡り合えたことによって、
やる気になれるケースもあります。
でも本来は
"たまたま"
という要素はできる限り排除すべき。
私はそう考えています。
もともと教育は教育目標をよりよく達成するために行うものだからです。
"たまたま"
というのは目標達成を目指す上でなるべくないほうがいいですもん。
私自身も今も過去にもいろいろな生徒さんを担当しました。
最初からやる気満々の状態からスタートする子もいますし、
全くのやる気ゼロ(親に言われたから)の状態からスタートする子もいます。
やる気があっても他の要素で問題を抱えていることもありますが、
やる気が全然なくてその点で問題になっているケースも当然あります。
で、今回は後者についてのお話をしたいと思います。
やる気を引き出すポイントを見つけるのがまた本当に難しいわけです。
毎回、毎回、試行錯誤の末に、
その子にあった方法を見つけだすのですが、、、
あるお子さんは、
"ミニテスト形式になるとがんばれる"
という法則を発見したんです。
テストといっても定期テストなどのテストとは違います。
もっともっと小さな小さな"3分"とか"2分"で行うミニテストです。
学習したことを確認するような
"確認テスト"
だと燃えるんですよね。。。
そこで、授業の最初と最後と中間あたりで、
1回あたり合計3回ほどの
"ミニテスト"
を取り入れることにしました。
ミニテストがあることを前提にすると、、、
集中力が高まるようで目の前の学習に対する姿勢に変化が見られます。
あまりの違いに私自身もびっくりしたほどです。。。
↑抽象的な言い方になりますが、おそらく、
ちょっとがんばればできるレベルだからかなと思います。
50分の定期テストは難しくても3分のミニテストならできますから。
もちろん問題設定も本人のできる範囲でとどめておくように配慮してます。
ただ・・・テスト形式による、
学習も長期的視野で考えた場合に、
デメリットになる要素を持っています。
一番のデメリットは・・・
"テストがないと勉強しない"
という人に成長しかねない点です。
○テストがあるから学習する
↓
○テストがないと学習しない
ということにつながります。
誰かにテストしてもらわないとダメな人になりかねません。
よくテスト管理する塾や学校があります。
この辺りのデメリットを考慮した上で実施しているなら
よいのですが、個人的には長期的視野においてはお勧めできません。
理想的には
"学習内容のおもしろさ"
によって、知的好奇心がくすぐられる状態です。
それによってもっとこの分野を勉強したい、
と思うようになっていければ、もう心配はないです。
LFL( http://www.lfl.jp/ )にもそういうお子さんもいらっしゃいます。
数学が好きで自分で公式を作り出すくらい数学が好きなんですよね。
そうなれば、受験だけで終わってしまう子にはならないです。
大学、社会人になっても常に伸び続ける人になるのではないかと思います。
またテストに慣れすぎても効果が減少していきます。
特に点数が極端に低い状態を維持している子に見受けられます。
テストそのものがすでに学習する動機づけにはならなくなっているんですよね。
"どうせやってもできないし"
とか
"そんな苦労してまで点数取りたくない"
とか。
たまにそういうお子さんも見かけます。
この状態まで行くとプロの先生の指導が必要です。
↑プロの先生でも難しいケースもたくさんあります。
これまでの教育の成果なのでそれを覆すほどの指導力が必要です。
…今回は短期的な視野での効果を最優先させ、
毎回のたび重なる"ミニテスト"を導入することにしました。
もちろん本人の現状の様子や性格から判断をした上です。
学習するためのモチベーション維持を目的として採用します。
また様子が変わり始めるようであれば、変えるとは思いますが、、、
よいほうに回り始めるといいんだけどなぁ・・・
やっぱり基本的には私も
"勉強しなくていい"
なんて方向には向かってほしくないですから。
中には、
"健康で元気でいてくれればいい"
という考え方があるのはわかっています。
それはもちろんの大前提とした上での話です。
LFLの理念でもある、
Learning For Life / Life For Learning
というコンセプトが頭の片隅に入ってくれればいいなと思ってます。
テストのある学校生活はもちろんだけどそれだけではなくて、
その後もずっと生涯に渡って学習しつづける人になってほしい・・・
LFLという名称にはそういう願いが込められています。
ということで今日はちょっとしたノウハウのシェアでした。
どなたかお困りの方の参考になれましたらうれしく思います。
これからも引き続き子どもたちの学習をサポートしていきたいと思います。
ではではー!
今日はこの辺で。
また次回お会いしましょう^^
齋藤裕一
追伸:
「より良い勉強法を見つけるには?」
自分にあった方法を確立することは非常に大事です。
基本は・・・試行錯誤するしかありません!
http://www.lfl.jp/know/colum3.html
■2万人超えました!ブログではちょっと書きにくいこともメルマガでは書いてます。■
●パソコンのアドレスで購読されることをオススメします。≫バックナンバー(まぐまぐ)
●教育メルマガで告知をしたい個人・団体の方は ≫ 教育メルマガ号外広告