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2007年02月13日

恩師

私は「塾を創りたい」と散々色んなところでしゃべってます。
もうこの言葉を何回言ったかわかりません。

斉藤ひとりさんの『千回の法則』じゃないですけど、千回以上は軽く口にしてます。下手すりゃ『万回の法則』になっちゃんじゃないかと心配してしまうくらいです(笑)


で…
この言葉を口にするたびにある質問をたびたび受けます。



「なぜ塾なんですか?」


こればっかりはもう恩師の影響としか言いようがありません。私は自分の人生の中で、特に数名の方の影響を受けていると自分で感じていますが、その中でもっとも影響を受けていると思われる方がいます。


その方が、中学生の頃通っていた塾の先生でした。当時私が通っていた塾は地元のみに1校舎しかない地元密着型の塾でした。ただ1学年100名以上を誇っており、私の通っていた中学校ではクラス40名のうち10名はその塾の生徒という状況でした。

生徒のレベルが高く、100名以上在籍者がいるにも関わらず、全生徒の偏差値の平均が60近くありました。その塾に入ると偏差値60くらいで真ん中に位置することになります。私の通っていた中学のトップ層の学力は、ほぼその塾で持っていたといっても過言ではなくらいの塾でした。私は最終的には5段階の学力別クラスの真ん中クラスでしたが、そのクラスを担当していた数学の先生がもっとも私に影響を与えています。


私はもともと算数、数学ができる子ではありませんでした。一番最初の1年生の1学期中間テストでは、学年平均を大幅に下回っていました。

いくつかの出来事をキッカケにその先生が好きになっていきました。そして、そのうちにその先生が教えている数学を好きになっていきました。そして挫折はありながらも大学は数学科に進み、さらに大学院は数学教育の道に進み、現在は自分の塾を創る目前まで来ています。



その先生からの影響はたくさんあります。たぶん無意識に影響を受けている部分もたくさんあると思います。本当に今でも感謝をしています。今の自分がいるのは、あの先生との出会いがあったこそです。


その先生は人間的にも素晴らしい人でした。数学の力も素晴らしい人でした。あの先生が特にスゴイと思うのは、黒板に書く図形の美しさでした。はっきり言って、あれ以上の美しい図形を書ける方は、日本中どこを探してもいないと思います。これは誰にも真似のできないことだと今でも思っています。


今でもあの先生の図形の美しさを象徴する授業を覚えています。『正多面体』についての授業です。

正多面体は、5つしかありません。
正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体の5つです。


その先生は、一つずつその正多面体を黒板に書き始めました。私はその正多面体をノートに書き写していたのですが…





正四面体…
正六面体…
正八面体…
正十二面体…????
正二十面体…???????????????


ちょっと待ったーーーーーーーーー
正二十面体なんて、ノートに書くことできねーぞ!!
この先生、フリーハンドで何も見ずに、正二十面体書いてる!!!





はっきり言って衝撃的でした。
自分は目の前にある正二十面体を写すことすらままならないのに、この人は何も見ずにこんな複雑な立体を描いてる。しかも、めちゃくちゃ綺麗だ…



ちなみに、ご存知ない方のために、画像を載せておきます。

.jpg
出典:IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/





衝撃的でした。
自分の中で電気が走りました。

この人すごい。
面白いし、凄い!!






あのときの衝撃は今でも鮮明に残ってます。
私にとっては人生が動いた瞬間かもしれません。



私はあんな先生になりたいです。
みんなに一回でも衝撃を与えることのできる先生…
みんなに一回でも感動を味わせてあげられる先生…


あの図形の美しさはあの先生にしか描けませんが、私には私なりの良さを生かした授業や指導があるはずです。それを模索しつつ、これからも頑張ります。


どうか応援をよろしくお願いします。







posted by yuichi_saito at 01:32| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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