最近、周囲の人間が就職活動に邁進してます(修士1年ですからね)。その中の会話で、どんな職種希望してるの?…って聞くことが多いのですが。。。
「コンサルだよ。」
そう答える人が多くて多くて…。
そこで、コンサルという言葉に不慣れな私としては、コンサル希望の人にいつもこう聞いてます。
「コンサルって何する人?」
この質問に対して、ある友人(女性)はこういってくれました。
「斉藤くんの会社が倒産しそうになったとき、アドバイスをして建て直しをしたりするんだよ」
???????????????
そこで私の疑問です。
「あのさ、倒産しそうな状態なのに、どこからそのお金は出てくるのよ?」
「しかも、その人はこの塾業界、家庭教師業界をどの程度知ってるわけ?素人が俺よりもこの業界知ってるん?」
≪仮にコンサルの方がこのブログをみてらっしゃるようでしたら、ごめんなさい。私は一生懸命絶えず将来像について考えてます。なので、この業界の素人にどの程度の案が出せるんだと懐疑心いっぱいなのです。≫
また、別の友人(男性)はこういってくれました。
「今、斉藤くんがやってることだよ」
??????????
「結果を出すために、総合的にお手伝いしますってこと?」
「そうそう」
なるほど…
私は様々な困難な状態にある子たちを自身の経験や院で学んでいる理論を用いて、学習におけるコンサルをすでにしてるってことですよ…。つまり、一般的な家庭教師の枠を超えて、さらに広い意味で捉えるとコンサルタントやっているのかもしれないと感じました…
そこで、私のなかで一般的なコンサルタントの定義は何なのだろう??という疑問が沸きました。
グーグルで調べてみたのですが・・・
ここが参考になりましたよ。
確かに、今私がやっていることは家庭教師という名の学習におけるコンサルタントですね。
このHPのなかで、コンサルタントの定義として、
・戦略系
・戦術系
というわけ方が紹介されていますが、
私はすでに・・・
・戦略系→家庭教師グループ代表
・戦術系→家庭教師プレーヤー
に対応しているではないかと結論に至りました。
代表としてやっていることは、グループ全体を今後どういった方向性で持っていくのか、をメインに考えます。またプレーヤーとしてやっていることは、依頼主である保護者様ごとに異なる、とある目的のために目の前の子供たちにアドバイスや指導をしていく・・・
他には、このHPの中にこんな一節もありました。
>データをきちんと読めて、その中からどうすべきかを考えることができるクライアントなら、コンサルタントは無用の長物です。
ちょっと書き換えてみます。
>成績データをきちんと読めて、その中からどうすべきかを考えることができるお子様なら、家庭教師は無用の長物です。
どうですか??
こう対応させるとはっきりとわかると思いません??
もうこれなんかはまさに私がやってることではないですか!!
実は、私が最初の面談にする作業は、データ資料を眺めることなんですよね…(ちなみに初回面談は無料です)。何を見ているか、ちょっとピックアップしてみますよ。
・学校で使用している教科書、問題集、本人のノート
・これまでの定期テストの問題と本人の答案
・これまでの学校の成績一覧表
・模擬試験があれば、その問題と本人答案と成績表
・塾に行っているのであれば、使用している問題集
など
目的にもよりますが、多くの場合一番重要になってくるのは、過去の定期試験問題と本人の答案です。
ここから数字ではわからない本人の苦手とする部分を抽出し、目標までのギャップを算出し、今後の指導のためのプランを頭の中で練ります。また、過去問題をみることにより、その問題を作成した先生の思考を読み取ることも大切です。思考はそうコロコロ変わるものではありません。学校の先生の思考を読めれば、次回の範囲における出題内容が見えてきます。今まで私の中で蓄積されてきた試験問題データと照らし合わせることでどの問題が出てくるか予想できますので、それらによって飛躍的に結果を残すことが可能になります。
多くの場合、指導開始1発目の試験において、私の力をメインにして結果を残してあげて、本人にやればできることを教え、勉強への動機付けを行い、そして徐々に私の力に頼らない方向で少しずつ自学自習でも解けるように促して自立させます…。
最初は世間の評価基準である点数を取らせることによって本人にできることを自覚させ、その後、点数ばかりに固執してしまうと、大学入学後に伸びない(と私は思ってる)人材になってしまうので、点数を維持しつつ内容面の楽しさを伝えていく…。つまり、点数によって外的動機付けを行い、それを維持しつつ、内容面の面白さによって内的動機付けをし、自立させる…
わーい(^^)
もうすでにコンサルタントだったのか…
学習コンサルタントだーーー
驚きましたよ。
なんかうれしい気分です。
学習コンサルタント。
カッコいいね!!
わーい。
わーい。
それにしても、「斉藤くんのやってることだよ」と言ってくれてありがとう。感謝します。自分では気付いていませんでしたよ。
それと、「結果を出すために、総合的にお手伝いしますってこと?」と即答した自分について、家庭教師という職業をこんなふうに捉えていたのかと、再認識することに繋がりましたよ。
よーし。
もっともっともっと学んで学習コンサルタントとしての力をあげていくぞーーーー(^^)
p.s.
上記の記事は大学院1年生の頃のものです。
現在(2008年6月現在)は東京工業大学大学院を卒業し、LFL株式会社を設立いたしました。
現在は、上記の考えをより現実のものとするために、LFLの家庭教師やLFLの勉強会を運営しております。
下記にご紹介がございますので、よろしければご覧ください。
ここ