学校関係者はこういった類の本を読んでいるのは当たり前として、塾や家庭教師、予備校関係者はどうなんだろう??
ふと疑問に感じる…
PISAショック。
早期から習熟度別指導を取り入れているドイツ、スイス、オーストリアなどは惨憺たる結果だったのに比べ、協調学習(協力学習)をメインに取り入れたフィンランドが結果を残してます。
習熟度別指導は時代遅れの学習スタイルにも関わらず、日本はなぜ今更習熟度別指導へと逆走しているのか。小、中で広がり続ける習熟度別指導を問題視しているのが、この本の主な主題です…。興味のある方はぜひ一読してみてください。
ここで、私の個人的な意見をちょっと書いてみます。
みなさんは、習熟度別指導にすることによって、どんなメリットあると考えますか?
生徒側の立場で考えるなら、自分のレベルに合った内容レベルで授業を受けることができる、ということでしょうか。教師側の立場で考える生徒の学力格差が小さくなる分、授業展開しやすくなる、ということでしょうか…
でも、これってある前提の元で考えてますよね?
その前提とは、集団授業において、「授業は、教師1人 対 生徒複数」という関係です。しかも、その複数というのは、複数というひとつの"塊"として授業を行っているように思うのです。つまり、教師自身の頭の中の認識としては、「教師1人 対 生徒1人」という関係で捉えているように思うのです。
よく授業展開についての議論になることがありますが、「クラスのどのレベルの子に授業のレベルをあわせたほうが良いか?」というお話になったりしませんか?
こういった質問が出てくるということ自体、その人は、集団授業を1対1の関係で捉えている何よりもの証拠にならないでしょうか…。また、授業を一方向的な授業展開で想定するから、レベルを合わせた授業展開にしようと考え、こういった疑問が出てくるように思います。。。
でも、よく考えてみると誰が集団授業において、こんな関係である必要があるなんて言ったのでしょうか??
暗黙のうちに、自身が受けてきた教育こうだからこういうスタイルであって当然…という固定観念が染み付いているためだと思いますが、時代と共に求められる学力が変化するのであれば、授業方法も変化をするべきと考えるのが妥当です…。(こうあって当然…という意識も本来はないですね。問題視していないのですから。教育の難しさはここにありますが…)
詳しくは、ご紹介した本に任せますが、習熟度別指導の代替案として提案されているのが、協調学習というスタイルです。ひらたく言うと、生徒間での学び合い…というところでしょうか。
この本のなかでは、『協調学習はプロジェクト型』という表記をされています。つまり、何か課題を与えられて、それに対して幾人かで解決しようとする過程の中で、お互いに持っている多様性を学びあうというものです。このプロジェクト型という言葉のプロジェクトは、企業などにおけるプロジェクトと同じと考えてもよいかもしれません。(ちなみに、既存のスタイルはプログラム型として表記しています。)
習熟度別指導では、教師と生徒の関係性だけに注目していますが、協調学習では、生徒間での交流に注目をしています。ここが一番の違いです。
ここで一番大切になるのは、"多様な"というところでしょうか。
多様性があることによって、むしろ学習が促進されることに繋がりませんかね?もともと教師対生徒に関してだって、教科の知識を教えることだけに注目したとしても、"多様性"つまり教科内容面でいうと学力の"差"があるからこそ、学びがあるわけです。もし仮に、もしここに全く同じ知識を持った人が2名いたとします。そうすると、この2人が議論をしたところで新しい学びはありますでしょうか。少なくとも学びの量は減少してしまうように思います…
また、何かを人に教える立場になった経験のある人はわかると思いますが、人に教えるという行為はとても難しいです。人に教えることによって、自分の理解不足に気付いたり、その子の理解状況を把握しようとすることから、内容のより深い理解に達することが可能になります。
あああああ…
うぅ…
すいません…
今日はちょっとここまでで辞めておきます。
辛くなってきた…(泣)
ねむい。
p.s.
ちなみに、edu家庭教師グループの教師教育(研修)では、上記の協調学習の考え方をメインに取り入れ、ネット上で行ってますよ(^^)
実際に何をしているかは秘密ですが。。。
これこそまさに"多様性"や"差"があるからこそ、学び合いが可能なんですよね〜
私自身もいつもみんなから学ばせてもらってますもん…
あはっ
私の人生目標は、人の役に立って死ぬことです。
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2007年03月09日
習熟度別指導の何が問題か
posted by edu at 02:34| 家庭教師指導記録

