LFLの生徒さんが飛躍するように、
4時間ぶっ続けでディスカッションします。
がんばります。
さてさて。
メッセージを毎日いただいてます。
ありがとうございます!
最初にご案内から。
まれに誤解されてる方がいらっしゃるのですが、
お子さんにあわせた個別アドバイスは有料で承ってます。
(LFLの生徒さんは無料です。お気軽にご相談ください。)
それと先日も、
某塾長の方からメッセージをいただていますが、
「○○について教えてほしい」
と言われてもお答えすることができません。
もしどうしても、、、という先生がいれば、
有料コンサルティングをご案内いたしますね。
さてさて。
今日は下記のメッセージのお返事をしますね。
きっと似たような状況で困っている方も多いと思います。
-----------------------------( こ こ か ら )-------------------------------------
性格なのかできることはやりたがるけど、
できないことを出来るようになろうと努力しないのです。
出来るようになると喜ぶのですがその体験が次に結びつかない。
いやいややることは何回も後戻りするの習得するのに時間もかかります。
何かアドバイスをいただけたら幸いです。
-----------------------------( こ こ ま で )-------------------------------------
メッセージありがとうございました!
やっぱりこの話もコラム化する必要がありそうです。
困っている保護者の方もいらっしゃると思います。
ヒントになればと思って書きますね。
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>できることはやりたがるけど、
------------------------------------------
できることはやりたがるとのこと。
動機はなんでしょうか?
なぜできることはやりたがるのでしょうか。
●動機がどこにあるのかを見つけることがまず先決です。
できるようになると喜ぶ、ということは、
お子さんはできることそのものに価値を置いているのでしょうか。
それとも、できるとそれを周囲の大人が褒めてくれて
それがうれしくてお子さんは喜んでいるのでしょうか。
それとも、保護者の方がお子さんに
そのような見方をしているのでしょうか。
保護者の方ができると喜ぶものだと思い込んでいるから、
お子さんに対してもそう見えてしまっているのでしょうか。
よく2元論で考えてしまう方がいらっしゃいます。
「できる」「できない」の2つ選択肢しかない状態です。
その間がないわけです。
ちょっとできた、とか。
もう少しでできそう、とか。
そういう方はそういう選択肢がないです。
基本的な考え方としてですが、
子どもたちは褒められるとうれしいことが多いです。
だからそれを逆手にとったアプローチを取ると有効です。
ただ、親御さんごとに褒める基準値が違います。
褒め方の話ではないです。
具体的な褒め言葉の話ではないです。
褒める基準値です。
どうなったときに褒めるのか?という話です。
私はこれは「褒め基準」と言ってます。
人が相手を褒めるとき、
必ず設定している基準があります。
無意識に設定している方もいますが、
お子さん相手だったら意識的に設定してください。
なぜなら、そうすることで圧倒的に褒める回数が増えます。
どんなに褒め方について勉強したとしても、
褒め基準の設定をあやまってしまうと褒め言葉が出てきません。
ということは、褒め方だけではダメだ、ということです。
たとえば、イメージで言うと、
「できない」状態が0、「できる」状態が10とします。
ある親御さんは9にならないと褒めません。
親御さんの中で絶対基準があるわけです。
お子さんが、
1→2までできるようになった →「全然できてないわね」
2→5までできるようになった →「全然できてないわね」
5→8までできるようになった →「全然できてないわね」
という状態になります。
また別の親御さんは前よりできるようになると褒めます。
意識的にそういう「褒め基準」を設定しているわけです。
お子さんが、
1→2までできるようになった →「前よりできるようになったね」
2→5までできるようになった →「また前よりできるようになったね」
5→8までできるようになった →「また前よりできるようになったね。すごいね。」
という状態になります。
褒め基準が違うことで、
褒める回数が圧倒的に多くなります。
そうすることでお子さんも達成感を感じやすいです。
絶対基準を超えれば褒めてもらえるのではなくて、
前よりもできるようになれば褒めてもらえるのですから、
全然できないことでも努力して挑戦しやすい状態になると思います。
このほうが「できる」状態の10まで導きやすいと言えます。
10になるまで、「全然できてないわね」と言われ続けたら、
できるようになる前にお子さんの心が先に折れてしまうかもしれません。。。
まとめると、
褒め基準を親の絶対基準として設定するのではなくて、
褒め基準をお子さんの成長に応じて前後比較で考えてください。
また、褒め基準を多段階に設定するとうまくいくことが多いです。
↑当然ながら、手間ヒマがかかります。
それと観察力がものを言うのは間違いありません。
理科の観察じゃないですがお子さんをよく観察してください。
そしてほんのちょっとした違いを逃さないようにしてください。
その違いに気が付かなければ、
保護者の方自身が子どものちょっとした成長を成長だと思えません。
たったひと言の違い&たったひと行動の違い、をよく観察してくださいね。
この話は、以前ブログ上でも何度か書いています。
2つほど見つけましたので、よかったらこちらも参照してください。
■「褒め方」と「褒め基準」
http://educationalgroup.seesaa.net/article/141384429.html
■指導のヒント10褒めるための基準を多段階にする
http://educationalgroup.seesaa.net/article/157834881.html
ちなみに、この話は私のオリジナルの考えです。
豊富な現場経験から抽出された私のオリジナル理論です。
ではでは!
今日はこの辺で。
またお会いしましょう。
齋籐裕一
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■今日のまとめ!
褒め基準を意識的に設定しよう。
前後比較で多段階に設定するのがお勧め。
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