数学科の教育目標のキーワードとして「数学的活動」というものがあります。(ご存じない方はこちら)
「数学的活動」は大まかにいうと3ステップで構成されていますが、その最初のステップに「数学化する」という作業があります。
いわゆる身近な事象を数学の問題へと変換する作業のことです。
言葉としては簡単に言えますがこれがなかなか大変なんですよ。物事を数学化する作業って、まず数学を使おうという意識がない限りは行いませんよね。
そのため、まずは子供たちに数学を使おうという意識をもてるように指導する必要があります。単に、入試問題を解けるように、定期テストの試験問題を解けるように指導したところでこの数学化しようという意識は芽生えませんから。
入試問題や定期テスト問題は最初から数学化された問題においてどう解決するか?ばかりが問われてます。最初っから数学の問題として与えられれば解けるけど、そもそも数学の問題にすることができない…のであれば、現実世界では通用しません(以前、このブログでも書きましたが、父親のいう「数学なんてできたって社会出てから何の意味もない」というのはいわゆる数学的活動の2ステップ目ばかりをやらされた典型例なのかもしれません。はじめから数学化された問題を与えられて、数学の問題を解いて…。これだけであれば確かに社会に出てから意味ないですね…数学を使う研究者やそういった職業以外の方は…)。さまざまな問題が巻き起こる現実世界における問題をどう数学化して解決まで導くことができるか…これが最も大切なことです。
で…
今の日本の現状は、国立教育政策研究所で発表されている最新のデータ(高校1年生対象)によると「現実問題に数学を活用しようとする」生徒は1割程度しかいません。
これは、現在の数学教育の問題を浮き彫りにしています。
数学を学ぶ意義が単に入試を突破するためだけに存在するのであれば、もはや学校教育に教科として数学を学ぶ必要はないですね。教科は入試のために存在するわけでも何でもないですし…。
塾や家庭教師や予備校ではどうしても入試における問題を解けるように…というのが最大の目標です。ですが、学校はそんな入試問題を解けるようにすることを目標にしてはいけません。この違いを勘違いしている学校…特に私立校がどれほど多いことか…
人間として生きていくうえで必要になるだろう力を育成するのが学校です。学校の先生方には、塾や家庭教師や予備校とは異なった授業展開をしてもらいたいものです。
最近は学校にも予備校講師が参入してたりもしますが、そもそも目標が違うんだから授業の方法も違って当たり前なんだから…
学校の先生…
日本にいる100万人の学校の先生方には、民間の影響を受けずに人として生きていく上で必要になる力を養う授業展開を期待してます。
p.s.
タイトルから随分とかけ離れてしまった…
数学化することばかりを考えている今日この頃です…
世の中が数学だらけにみえる…(^^;)
がんばろう…
私の人生目標は、人の役に立って死ぬことです。
どんな困難な状態であっても必ず結果を残す
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