Good news is no news. No news is bad news. Bad news is good news.
東工大院のイノベーションマネジメント研究科 技術経営専攻主催の「経営者論セミナー」に出席してきました。
この授業では現役の社長さん方をお呼びして講演して頂いてます。事前準備→講演→事後反省会のような3回の授業をひと単位として、お一人ずつ会社調べや社長さん調べをしてるのですが…
ちなみに・・・
1人目はぐるなび会長の滝氏
2人目はコマツ社長の坂根氏
でした(^^)
う〜ん。
とりあえずこんな授業に参加できるだけで私は幸せモノです。しかも半分以上が社会人の方で構成される授業で、ほぼ全員が会社のお金で院に学びに来てる方々です…(やっぱり社会人の方々はレベルが違いすぎる。ぶっとんでる。プレゼンうますぎる。説得力が半端ない。わたしゃ足元にも及びませんよ…(泣))
それに超有名企業の現役社長さん方をこれだけ短期間に かつ まじかでお目にかかれる機会なんてそうそうありませんからね…(^^;)感謝しなきゃですよ。
先週のコマツなんぞ世界的大企業です…
売り上げ1兆9千億円って…
単位が意味分かりませんから…
そんなコマツの坂根社長がおっしゃっていた言葉・・・
Good news is no news. No news is bad news. Bad news is good news.
Bad newsを報告しなかったら罰するよ…という会社の姿勢。ミスや不正はあって当然と捉え、Bad newsを報告しないことこそ悪とする価値観。Bad newsこそ良い情報と捉える考え方。
なるほど…
上記の考え方はとても大切なように思いますよ。
何でも上に報告が上がってくるような仕組みづくりをすることが大切です。問題はどうやってそういった企業風土を作り上げるか…ですね。
私も今後グループが拡大していく前にこういった仕組みづくりをもっと強化していかないとなぁ〜
とても参考になりました。
p.s.
講演のなかで、坂根社長がこんなこと言ってました。
「何かの本で読んだんだけど、人間は無能になるまで偉くなる」
「部下を使わないと仕事できない人は定年していいよ」
「自分一人で仕事できる人、偉くなればなるほど仕事できる人は残ってほしい」
とおっしゃってました…
人間は無能になるまで偉くなる…
これっていわゆるピーターの法則のことですね。
お話聞いてるときにピンと来ちゃいました!!
ピーターの法則自体は みかみ先生のブログで知って自分で調べて勉強しましたよ(^^)
そういえば、今日はちょうどみかみ先生にリンクを張っていただいてます(私の紹介がちょこっと書いてあります→こちら)。ありがとうございます。
う〜ん。
ピーターの法則ねぇ…
この考え方、まじでウケル。
切り口が斬新で私は面白さを感じますよ。
・人は能力の限界まで出世する
→有能な平社員は無能な管理職になるまで出世する
・時が立つにつれて無能な平社員は平社員に、有能な平社員は無能な管理職になる
→どの階級も無能な人ばかりになる
・その仕事はまだ出世余地のある有能な人々によって遂行される
階級があがりすぎるのも問題あるのかな?
私はこれを読んで、自分の中学時代の塾を思い出しましたよ(^^;)
私が通っていた塾は5段階でレベル編成されてました。平均偏差値が60程度で、上から順におおよそ…
5→偏差値70レベル
4→偏差値65レベル
3→偏差値60レベル
2→偏差値55レベル
1→偏差値50レベル
こんな感じでした。
私は真ん中のクラス(この場合だと3)でしたが、3レベルの上位層でした。一度4レベルにあがったこともありましたが、そうするとあからさまに最下位層でした…
何が言いたいかというと、3レベルであれば有能な人であっても、階級が上がって4レベルにいくと無能な人になってしまうんですよ。
4レベルに求められる水準では無能という評価になってしまうんですよね…。私はほとんどを3レベルですごしましたが、あくまでも有能な人として周囲から期待されたことが今の自分の形成に何かしら影響してるのかなって思ってます。
上位階級で無能であるくらいであれば、一つしたの階級で有能であるほうが良いかな?なんて感じてますが…。
理想としてはさらに上の5レベルが身についてから4クラスにあがれれば、また4レベルでも有能でいることが可能ですよ…
これ…
会社でも十分通用する考え方だと思いますが、いかがでしょうか?
2ステップ上の階級で物事を考えて、それらに習熟してから1ステップ階級をあげる。そして階級があがった瞬間からまた2ステップ上の階級から物事を考える…
う〜ん。どうだろう。
ピーターの法則を現実世界で適用できそうなところまで落とし込んでみましたー(^^)
ということで寝まーす!!
それでは〜