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2007年06月27日

お手紙の一部を公開

 ○○くんには私もずいぶんと勉強をさせられました。数学に興味のない子に対してどうやって興味を引かせるような問題を作成するか…といった点で、実は今研究対象にしている数学教材の作成や指導案作りの際に○○くんの考え方も反映されています。

 数学嫌いになるもともとの原因は子供たちにあるのではなく、既存の教科書であったり教材であったり教師です。何のための数学であるのかがはっきりと見えず、ひたすら数学の問題を解けるように練習をさせるだけの学校教育がもっとも問題であると考えてます。ひどい場合だと教師自身が何のために学習するのか理解もせずに結果的に「入試のために勉強しろ」「気合だ。根性だ」「数学が役に立つと思うこと自体が間違ってる」という教師もいる始末です。もともと教科は入試のために存在するものではありませんし、人生を生きていくうえで必要だということで義務教育で取り入れられているのに…

 これまで○○くんには数学を少しでも身近なものとして捉えられるようにお話をしてきました。たとえば、○○くんの将来の夢である”西洋料理人”に関することであれば、「お店を経営するにはどうしたらいいと思う?」というようなものを考えてもらいました。お店を持つには当然お金が必要で、そのお金は銀行から借りることになるかと思います。そうするとローンのお話になってきて、複利計算の考え方などが必要になってきます。複利計算ともなると、これはもう数学の世界のお話です。この複利計算に、さらに年利○%、何年以内に返済、自分の年収、従業員への給料などの制約条件がどんどんどんどん増えていくことまでを考えれば、結局は多くの条件下のなかで数学を使っていかに効率よく目的達成するのかを考え、何度もシミュレーションしなおし、パソコンなどを用いて実際に数値計算していくことにもつながってきます。

 私としては○○くん自身にとっての問題を突き詰めていくこと、結果として数学が必要になってくるんだよ…ということを一貫して意図してお話をしてきたつもりです。数学を学習しておくと人生を謳歌するための道具が一つ増えるんだよ…ということが伝わってくれていたらこれ以上の喜びはありません。



 一番最初の面談時のことを私は今でも鮮明に覚えています。○○くんは私に対して「合いそうにない」と言っていたことと記憶しています。私があまりに熱心すぎるとのことで、○○くん自身のなかで受け入れがたいと感じてしまったのかもしれません。

 ただそれから月日が経つにつれて少しずつ心が打ち解けていけたようにも感じています。数学の成績に関しても最初は学年で下から2番目でしたが、2ヶ月ほどでγクラスの1位になり、そしてβクラスでも最近は平均程度にいます。そして今回の試験ではおそらく80点オーバーを達成できそうです。○○くん自身が作った自己最高点である74点をさらに越える勢いです。










がんばってほしいなー


結果を期待してます(^^)





p.s.
問題解決に数学を。

UFOキャッチャーでぬいぐるみを取るという子供たちにとって身近な問題を解決するために、数学で学習した数学的な考え方を適用する。


きっと日本初だろうな。
いや世界初か?

理論体系化できたらね…(^^;)


う〜ん。
がんばろー



posted by yuichi_saito at 05:59| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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