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2007年07月23日

突き詰める

先日、グループのメンバーに会ったときにこんなこと言われました。

「何でも突き詰めるんですね」



???





上記のコメントを頂いたのは私の高校生時代のことをお話したことがキッカケでした。


高校2年生のころ、精神的に結構病んでました(笑)
病むというか、自分という人間がよくわからなかった。

・何で生きてるのか
・どうして生きるのか
・なぜここに存在するのか
・どんな人生を生きたいのか
等々

人生のもっとも根本となることを考えてた時期ですね…



学校の教科のお勉強はさっぱりでしたがあの頃はそれどころじゃなかったからな…(^^;)





そんな高校2年生の頃にはいっぱい無茶をしました。

う〜ん…

とりあえず覚えてる限りにおいて列挙するか…

@1200人の前で女装コンテスト出場

A深夜2時、埼玉から千葉の海へチャリでレッツゴー
 思い立って2時間後に親の反対を押し切って出発。
 持ち物は埼玉の地図のみ。
 10時間かかって、2時間遊んで、帰宅できずに…

B他校の文化際に乗り込んで500名〜700名の前で…

C学校の授業をさぼって担任に呼び出しされて…

D初めて教師に反抗して部活をやめて…

E彼女にふられていきおいでモデルオーディション受けて…
 倍率50倍の試験に合格→99(ナインティーナイン)のCMのエキストラを1回だけやって即やめる。そこで知り合った方々に矢部の○○○を触ってこいといわれ撮影中に実行し…(矢部さん、本当にごめんなさい)

Fメル友実験して…(書けません泣)

G親呼び出しの事件を起こして…(書けません泣)

H予備校に通いたくて親に何百回お願いするも金銭面で断られ続け、あまりのしつこさに通帳まで見せられ給与から何に使用しているのかまで家計状況を事細かに説明されて、ここからどう捻出するのと説得されるも、どうしても我慢できずに家出し…




簡便してください…


う〜ん。
我ながら無茶しましたね(^^;)






とりあえず、こないだ話したのは、女装コンテストのことです。


なぜだか高校2年生のとき、文化祭で開校以来初の女装コンテストが実施されました。クラス単位での催し物としてではなく、文化祭実行委員が中心となって全校生徒1200名の前で実施する学校レベルのコンテストです。

どうして自分が出たのか、それまでに至った思考の経緯を全く覚えていないのですが、とにかくそのコンテストに出ることになりました。





最初にくじ引きが行われました。
どんな順番で出場するのかを決めるためです…

私は1番最初にくじを引き、そして1番目を引きました(笑)


その後、告知のための写真を取りました。
とにかくやる以上はNO1を取りたいと思っていたので、きちんとお化粧をして光をMAXに当ててそれらしい写真をドアップで取りました。

そしてそれは学校内の廊下に張り出されました…(笑)



出場者は全部で6名です(確か)



私はそこから1位を取るためにどうしたらいいのかを考えました。





ちなみに状況設定は以下になってます。
・会場は体育館
・体育館のステージから体育館の中央に向かって机を並べて作られた仮設のステージ上を歩き、帰っていく
・横断幕は閉じた状態からスタート
・スポットライトを当てられて自分ひとりだけが目立つ状態
・生徒1人(先生も1票)につき1票の投票でNo1を決める



そこでまず一番大切なこととして【服装】を考えました。スポットライトが自分ひとりだけに当てられることになりますが、遠目からみたら化粧してるかしてないか・・・なんてほとんど関係ありません。

もっとも印象に残るのは【服装】と考え、どうしたら印象が強いかを考えました。

まず思い浮かんだのは3つ…
・セーラー服?
・ゆかた?
・水着?

どれも普通の発想だと感じました。
これでは他の人と被る可能性がある。

もっと他のものを…
ということで結局、パレオにしました。
布一枚を身体に巻きつけてきる服?でした・・・

そしてハイビスカスつきの麦のバックをもつ格好にすることにしました。



服装が決まったら今度は【歩き方】を研究し始めました。

「女の子っぽい歩き方って何だ??」


これが私の疑問でした。


女の子の歩き方を研究し、どう歩くとそれらしく見えるのかを考えました。




その次に考えたことは、【登場の仕方】でした。
普通に横断幕があがって、そのままではおもしろくないでしょ?というのが私の考えでした。


ということで、後ろ姿から登場し、歓声があがった時点(横断幕が上がり始めて脚から見え、十分な時間を取った時点)で振り返る形で登場しようと決めました。要は、見返り美人です(笑)



そして、この女装コンテストは実施されました。



横断幕に隠れた私は直前まで心臓バクバクでした。



そして横断幕があがり、歓声があがりました。そのまま振り返って見返り美人みたいなことをして、右手を振ってモデルさんのように歩きはじめました。

スポットライトは自分だけにあたり、外は真っ暗で何も見えませんでした。


案の定、一部の男子から…
「かえれ〜」
という罵声を浴びましたが、1200名の前ともなるとそんなひとりの声は全く聞こえませんでした…


そして中央ステージまでいき、よくわからないポーズをとり、写真を取られました。


そして私は思いました…



「このまま帰ったらおもしろくないじゃん」…と



その瞬間、私はステージを降りて、自分の両手を差し出して生徒と連続でタッチをはじめました。そのまま先生方にもタッチをしました…



そんなことをしているうちに次の人が歩き始めてしまいました。(裏方では、時間が迫ってるのにあいつは何やってるんだ…と大変だったそうです。ごめんなさい)


そのままもう一人の方が歩いてくるのをすれ違う形で私はステージに戻りました。





ざっと書いた感じだとこんなもんですかね…


ちなみに、なんでタッチをしたかわかりますか???



これは選挙でもよくある手法ですよね。
いろんな方と握手をしたり、タッチすることによって親近感を覚えてもらい、投票に結びつけるためです。


壇上の人よりも目の前にいた人、一瞬でもタッチした人を選ぶだろうという戦略で望みました…


100名くらいの人とタッチをしました…(笑)




そして結果ですが…












私は2位でした。
確か投票率は20数%で、トップと5%程度離れていました。


あとでなぜ負けたのかを分析したところ、トップを取った3年の先輩は組織票による投票が大多数を占めていることが判明しました。

クラス単位で同じ人に投票する…という手法を使ってきたため、それに勝てることができませんでした…






う〜ん…

そして私は思いました。

きっと本物の選挙も組織票を多く持ってる人が勝つのだろう、と…


高校生ながらに組織票の凄さを実感した瞬間でした。






そんなことをお話しました。


そしたら…
「何でも突き詰めるんですね」
といわれた(笑)





やるからには自分の考えられる限りにおいて挑戦したいじゃない。中途半端じゃいやだもん(^^;)





う〜ん。
この性格がきっと大学時代の塾講師としても生きてるんだろうな…。

生徒をどう説得するのかを考えるために夜寝れなかったり、夜のジャングルジムでひとりで模擬授業したり…

いつも授業前は緊張してトイレにかけこんでたこともありました…




それと大学院生の今になっても生きてるのかな…。
家庭教師としては他の方が出せないようなレベルでの実績もバンバン出せるようにもなってきたしね。今は優秀な家庭教師を育てるための仕組みも考えてたりもします…







何をするにしても自分のできる限りにおいて突き詰めて考えるって、すごく大切なことだと思う。


勉強じゃなくなってなんだっていいんだよ。
部活でも、趣味でも、遊びでも、何でもいいから突き詰めて考えぬこうとする姿勢が大切だよね…



突き詰める過程で問題にぶつかって行き詰って、そしてそれをどう解決していくか…

この解決をたくさん自力でしてきた子ほど能力がついていくのかな?




そんな気がしてます。




それではー☆







p.s.
たまにはこういうネタでも許してください・・・


posted by yuichi_saito at 04:24| 家庭教師指導記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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