よく構成された授業だったように思う。
グループ分けの構成も社会人と学生がバランスよくとれてたし…
私のグループは、
・技術経営専攻M1(金融ファイナンス専攻)
・技術経営専攻M2(京大卒)
・JR社員(大学院を1年で短期卒業予定)
・帝人社員
・LLC代表(教育系で起業された方)
・大学関係の方
・私
の計7名。
みんなバックグラウンドが違うー(^^;)
そして教授は「リーダーシップ論」を研究されてる方です。
次世代の経営者を育てようとしてるみたい…
私は大学院進学を考えた際に、「MBA」か「教育」のどちらを取るかで迷いました。最終的に、一生涯続けていきたいと思う「教育」を選んで今に至りますが、せっかく大学院にいるんだから、もっと有効活用しちゃおーってことで、土曜日に他のキャンパスに足を運んで授業取りましたよ(社会人相手の授業なので、土曜日開講なのです…)。
前にも何度か書いたけど、私は教育者と経営者になりたい。
両方ともやりたい。
両方とも憧れてます。
いつも教育について、このブログでさんざん書いてるので今回は経営者についてちょこっと書いてみますね。
経営者がすごいなって思うのは、たくさんの制約条件下の中で、みんなが幸せになるようにバランスを取ることができることだと思ってます。もちろんこのバランスは経営者の能力に依存してくるわけだけど、私はバランスを取ることができる経営者になりたい。
当然誰でもできるわけではない。
というかそもそもバランスが取れてるってどう評価するのかも難しいけど…(^^;)
このバランスを取る力って、教育者と経営者両方ともに必要な力なんじゃないかな?一部分だけに注目してしまうんじゃなくて全体像を把握してないとそもそもバランスを取ろうと考えることができない。
教育の場合であれば、一部のできる生徒たちだけに注目して、できない子供たちは置いてけぼりにしてしまうような授業をするのではなくて、すべての子供たちが満足できる授業をする。
経営の場合であれば、役員だけが得をして従業員だけがツライ思いをするのではなくて、すべての関係者が満足できる経営をする。
一部分の人間だけのためのものではなくて、全体を考慮してものごとを進めることができるか…
(言葉で書くのは簡単ですが、実際は相当難しいことなのは事実ですが…。でもだからこそ一生涯を通してやりとげたいと思ってます)
この授業を通して学んだことを掲載しておきますね…
まだまだこれからです。
まだスタート地点にも立ってない…
今は助走期間中なので…(^^)
課題:「5人のゲスト講師の講演を基に、自分が実践したいと考える、イノベーションを推進する経営者にとって重要なことを3〜5項目取り上げ、その理由とともに述べよ」
−自分にとって重要と考えることを抽出すること
−各項目ごとにその理由を記述すること(200字程度以内)
−提出されたレポートは編集して、受講生全員に配布します。
・会社の見える化
会社の情報を社員に事細かに提示することによって、社員ひとり一人に自身で考えてもらい行動に移してもらいたい。ただし、当然全内容を提示することはできないだろう(目を通すことも時間的に厳しいだろう)し、提示方法によっては受け取り方が変わってくる。そのため、提示内容と提示方法を工夫する必要がある。提示方法は社長の意図によって変化すると思われるので、ただ提示するのではなく今後会社がどうなってほしいのかを踏まえた提示が大切。
・概念の再構築
イノベーションとは概念の再構築である、と現時点の私は考えています。ある概念にはその概念なりのイメージがあるはずです。そのイメージは当然人それぞれ範囲があって、それが人々の考える範囲を超えた時点ではじめてイノベーションとして表現されるのではないでしょうか。なので、イノベーションには既成の概念の再構築が必要です。また再構築に至る最初の段階として、批判的思考が大切かと思います。今まで常識とされてきたものを疑い、概念そのものを否定することからイノベーションが始まるのだと思います。
・あらゆるプロセスは短縮できる
あらゆるプロセスは短縮できる、と思うことを前提に物事に取り組むことが大切だと思う。プロセスの短縮化は数学の公式化と似ている。数学の公式は一つ一つのプロセスが短縮され、表現されることがその存在価値の一つでもある。本来は考えるべきものを短縮して飛ばしてしまうことによって、より先の議論展開を可能とする。これと同じでプロセスの短縮をすることによって、より先のものを考える時間や機会に恵まれイノベーションが起きるのではないだろうか。
・将来についてのみ語る
過去について人に語っても、あくまでそれは過去の出来事であって将来どうなるのかとは無関係だと思う。結局、人はあとから繋がりのあるものだったと過去の出来事を解釈するだけであってそんな過去の出来事を繋げる作業をするよりは、将来における出来事を考え語りあうことのほうが価値のあることではないだろうか。また私は実績を果実として捉えます。果実は時間が経てば腐るのと同様に、実績も時間が経てば腐ると捉える。そんな腐ったものを人にさらすのは相手には迷惑で、常に新しい果実(実績)をつくり続ける必要があるため、未来に目を向け続けるべきだと思う
・負けるところを最初に決める
差別化する上での思考手順として、負けるところを先に決めることが大切だと思う。どこが勝るのかを先に考えるのではなく、どこが負けるのかを先に考える。どこが負けてもいいのか意識して先に決めてしまうことで差別化が容易になり、独自の路線を歩み出すことができるのではないだろうか。また負けるところを先に決める、ということはそれがどんな要素で成り立っているのかを考えることにも通じる。感覚的な経営ではなく最初の段階での要素の洗い出しによって、より成功確率が高まるだろう。
・会社の見える化→コマツの坂根社長
・概念の再構築 →コマツの坂根社長
・あらゆるプロセスは短縮できる→インクスの山田社長
・将来についてのみ語る→アフラックの大竹最高顧問
・負けるところを最初に決める→アフラックの大竹最高顧問
この授業の価値として挙げられるのが、1〜2m程度の距離で経営者の方と直接お話ができた点です(^^)
社会人として会おうとしたらそんな簡単にお会いできない方々ばかりですから…。学生という立場をフル活用できたのがよかったんだと思います(^^)
p.s.
いきなりですが…
研究室の同期が都庁に合格しました!!
おめでとー!!
みなさん、名のある企業や団体ばっかり…
さすがだよ。
つうかレベルが違う…
同期…大学主席卒業
同期…青学の学科2位卒業
後輩…大学主席卒業
後輩…ある団体の神奈川支部のトップ
去年卒業された方も東工大の文化祭実行委員長してました…。
100名の東工大生を引っ張ってたのです…
そんな素晴らしい方々に恵まれ、切磋琢磨できることに感謝しなきゃです。
がんばります。