お世話になっております。
家庭教師の斉藤裕一です。
デザートありがとうございました。
私にはお父様のように7個、8個はきつそうです(^^;)
ご用意していただきましてありがとうございました。
おいしかったです。
■○月○日(△)の指導内容
(1)宿題の状況について
(2)展開、因数分解、平方根について
(3)模擬試験の受け方について
(4)合格点とミスおよび計算ミス指導について
をご報告いたします。
(1)宿題の状況について
前回が体調不良ということで2週間ぶりの指導でした。
宿題に関しては、お母様が確認していただいたようにすべて完璧に終わっていました。また「できるだけ進めておいてほしい」と言っていた中3の「ぐんぐん」に関しても5ページ程度自主的に進めておいてくれました。
本来は宿題でできなかった問題のフォローから入りますが、今回に関しては試験直前ということで宿題のフォローは試験後に回すことに致しました。ただ念のた めできてない問題をさらっと確認してみましたが、すべて文章題になっていました。計算問題でも数問間違えていましたが自分で解きなおしをして正解までたど り 着くことができたようです(間違えた問題の解きなおしまでは指示していなかったので、解きなおす行為自体は自分で考えてやっておいてくれたのだと思いま す。素晴らしい進歩だと思います)。ただ文を読んで立式する力に乏しいので、今後もこの力をつけるべく
・文章から図への変換
・文章を読んで何を求めるのかの把握
・何を文字で置くべきかの検討
など、分析する力を養っていきます。
(2)展開、因数分解、平方根について
期末試験の範囲ですが、「展開」「因数分解」「平方根」の3つ単元になります。「平方根」に関しては中間テストでも出題されていましたが、今回も試験範囲になるということで試験範囲としてはとても広範囲になっています。
今回は前回が急遽指導中止になってしまったため対策は1回のみになりました。そのため、すべてを対策しきることはできませんでした。おおよそ「展開」と 「因数分解」に関しては9割程度、「平方根」に関しては6割程度といった印象です。おそらく中間試験の範囲は点数配点が少ないと思われますので、「展開」 「因数分解」を中心に扱いました。問題は主に「ぐんぐん」と「整理と対策(学校配布の問題集)」からピックアップして指導しています。
(3)模擬試験の受け方について
北辰テストがあったので、問題を見せてもらいました。その際に、問題用紙に自分の解答が書いてあるところと書いてないところがあることに気がつきました。 おそらく今まで基本的な試験の受け方を教えてくれる人がいなかったのでしょう。私のほうで試験の受け方を指導しました。
具体的には、
[1]自分の解答を問題用紙に書いておく
[2]帰宅後に丸付けをし点数を出す
[3]間違えた問題に関してはその日のうちに確認をする
といったものです。
ただお車の中でもお話を致しましたように、[3]については今のところは厳しいと言わざるを得ません。前提になっている知識や技能のレベルが解答を読める レベルにいたっていないので、周囲の人間が「復習しなさい」と言っても、実際に復習を行えないと思われます。数学独特の表現や単語に慣れていないですし、 自分で解答を読んで理解して学習できる状態になるまではもう少々時間がかかると思います。それまでは、指導内容の復習をメインにしていくこととなるかと思 います。
[1]、[2]に関しては数学の内容に関係なく実施できることです。「公式ノート」のほうにも書いてもらいましたので、次回の模試から実施していきたいと思います。
(4)合格点とミスおよび計算ミス指導について
本日指導した計算問題においてミスが目立っていたので、入試における合格点とミスについてのお話をしました。基本的に入試では合格最低点に人が密集する形 になります。入試は180点で合格、179点で不合格という世界で、大きい学校だとこの1点に百人単位で密集することになります。
数学の場合、1問5点で20問という構成がほとんどの学校で採用されているので、1問でも計算ミスで失点すると当然、数百位と順が変動します。そのため計算ミスは絶対にしてはいけません。
ただ誰も計算ミスをしたくてしているわけではありません。計算ミスをしてしまう子にはその子の癖があるので、その癖を見抜き改善できるように指導をしていくことが求められます。
計算ミスの原因は、大きくわけると2点あります。
@計算過程を飛ばすことによるミス
数学はAならばB、BならばC、CならばDといった形で順々に計算していくことになりますが、あるときを境にAならばDといった形で思考のショートカットができるようになります。
この思考のショートカットができることは、ある意味においては
・時間が省略される
・意識すべき点が省略される
といった利点がありますが、またある意味においては
・間違いを誘発する原因
ともなります。
結果的に、不慣れな状態で無理に頭の中で計算して、書くことをおろそかにしようとすると間違えることになってしまいます。○○くんはマイナスと括弧の扱い において、上記の飛ばしてしまう傾向がありました。この点を指摘し、1段階で計算するのではなく2段階で計算するように指導しています。慣れてくればまた 1段階に移行する形にしたいと思います。
Aミスをすることを前提として計算してない
計算ミスはある程度は仕方のないこととして割り切ることが大切です。ただ「間違えても仕方ないかー」で終わってしまっては何も成長はありません。「間違えても仕方ないかー。ではどうやったら減らせるだろう?」と考えることが大切です。
そこで間違いをするのが当然である以上は、
・計算間違いしている問題を探しだし、自分で訂正する
ことに全力を注ぐ必要があります。
自分の答案を見て、常に疑いをかけて「本当に大丈夫だろうか」と見てみるという姿勢が大切です。こういった思考は計算間違いを探すだけでなく、普段の生活 においても適用すべき考え方でもあります。現状で満足することなく、今のままで本当に大丈夫なのだろうかと考え、日々改善活動を行うことにも通じていると 思います。○○くんには、数学で鍛えた思考を生かして普段の生活においても適用できるように指導できればいいなと思っています。
○○くんにはこ の探す作業を訓練するために、計算ミスをしていてもすぐに指摘をしていません。私からの情報提示は計算が終了してしまった時点で「間違っているよ」という ものだけです。どこに間違いがあるのかを探すことで、探す訓練をしています。見つけられない場合は、範囲を限定(例:「この行のなかで間違っているよ」) し探させています。
よくすぐに間違いを指摘してしまう指導者がいますが、これは間違った指導法だと思います。これではいつまで経っても自分で探すことはできないままになってしまいます。
■次回について
○月○日(日)となります。
時間帯なのですが、予定が立て込んでおり少々遅くなってしまいそうです。
決まりましたら早急にご連絡いたします。
宜しくお願いいたします。